【雉撃ち危機一発】苔が美しい山を歩く・・・然別湖畔(白雲山・天望山・東雲湖)




こんにちは、寝袋!です。

北海道のほぼ中心部、十勝(とかち)と呼ばれる地方に、然別湖(しかりべつこ)という湖がある。

然別湖

然別火山群の山々に囲まれるようにあり、この火山群を構成する西ヌプカウシヌプリ溶岩ドームと東ヌプカウシヌプリ溶岩ドームの成長とともにヤンベツ川が堰き止められて然別湖が形成された 。いわゆる堰止湖である。

標高810mに位置し、北海道の湖では最も標高の高い場所にある。周囲は13.8km、最大深度は108mである。冬季間は結氷する。湖には、「弁天島」(べんてんじま)と呼ばれる小さな島があり、小さな鳥居が立っている。(wikipediaより)

湖畔には白雲山、天望山という山があって、その2つを縦走すると、最後には東雲湖(しののめこ)にたどり着く。

そこから然別湖畔を歩いて帰っていくるという周遊コースになっているのだ。

苔の森がキレイだと聞いたことがあって気になっていたので歩いてみた。

うっすらと雪が

道中の峠から日高山脈を観る

今年は北海道は記録的に降雪が遅いようだ。平地はまだ積雪がない。

日高山脈のような高いところは、もう雪が積もっているのが見える。

登山口からうっすらと

それでも、然別湖畔は登山口でも標高が800mほどあるので、登山道はうっすらと雪が積もっていた。

昨晩降ったばかりのような雪だ。

薄暗いなか、出発する。朝早くてまだ気温が上がっていないので寒かった。

幼木

幼木がたくさん生えていた。

こんなのが最後には大きな木に育つのだからすごい。

つづら折りでは雉撃ちに注意

場所を探す

歩き始めてしばらくすると、どうもお腹の調子が悪い。

いつもなら出発前にトイレをするんだが、適当なトイレが見当たらなかったのだった。

うーん、困った。

どうにも我慢出来ず、遅かれ早かれ雉(きじ)撃ちを実行しなければならないと悟った。

雉撃ちとは
「雉撃ち」は山の隠語で、男性が山中の屋外で排泄することです。その姿が雉を撃つ猟師が薮に潜む姿に似ていることから。大便を大雉、小便を小雉といったりします。女性の排泄は「お花摘み」といいます。花を摘む姿に似ているからですね。(田部井さん著書より)

雉撃ちのマナーとして、当たり前だが決して登山道でやってはいけない。

登山道から少し離れたところで、こっそりと行うべきである。

この山は急斜面を何度もつづら折りしながら登っていくので、登山道の両側は上も下も斜面だ。

かしこい私は考えた。

「上に登ってしまうと、用をたした後、モノの落ちていく方向に下がって登山道に復帰することになる。では下がったほうが安全だ」

登山道にザックを下ろし、斜面を下り始めた。

時々上を見上げては、万が一登山道を誰かが通った時にも見えないよう、距離を置いた

「ここならもう大丈夫(ザックが見えない=登山道から見えない)」

とズボンを下ろし、雉撃ちを実行した。急斜面なので足腰にとても負担のかかる姿勢だったが、なんとか耐えた。

無事に終わり、身支度を整えて斜面を登り返そうとして、その時気づいたのだ。

「上の道から離れすぎて、下の道のすぐ上じゃねえか!」

つづら折りの下の道からは、丸見えである。

誰も通らなかったから良かったものの、もし通れば登山者の視線の高さに私のお尻が。

この時期は木々の葉っぱも落ちているので視界も通るのだ。

ほんと、誰も通らなくてよかった。早起きは三文の徳。

気を取り直して

稜線は日当たりが良かった

稜線に出るとすでに陽は登っていて、今登ってきた斜面だけが影だったと気付く。

ポカポカと体が温まってくる。

おお、立派な枝ぶり

唯一の赤

花もない季節なので色彩が乏しかったが、ここで唯一の赤色と出会った。

やや干からびてドライフルーツのようだ。

頂上へ

頂上への最後の登りは雪で滑りやすかったので慎重に。

白雲山

然別湖を見下ろす

白雲山の頂上から然別湖を見下ろす。標高差ほんの300mほど登っただけなのに展望がいいな。

頂上は大きな岩がゴロゴロ積み重なっている感じで、平らな場所も少なくゆっくり出来ずに出発する。

あれ?

さあ、次は天望山だ・・・あれ?

十勝平野を観る

大穀倉地帯の十勝平野を見ていると、いつも思う。

開拓に入る前、これが全部原生林だった時代はどんな風景だったのだろうと。

やぶやぶ

天望山へは途端に踏み跡が薄くなって、笹を藪こぎしながら進む。

あまり気持ちのいい道ではないな。

東雲湖へ

台風で倒木がすごい

天望山を越え、東雲湖に降りていく。

今年なのか昨年なのか、台風で倒木が多い。

この辺りは岩が積み重なった山の上に薄い土の層が被さった感じが見受けられ、木が根を張りにくいので木が倒れやすいのだと思う。

踏み跡もはっきりしないので、何度かルートを見失ってしまった。

苔の森とはここか!

苔がビッシリ生えている

東雲湖に着いてみると、周囲の森はビッシリと苔に覆われていた。

ルートをロスして一度苔の上を歩いてしまった。申し訳ない。

なんともフカフカで、トランポリンのようだった。

苔のじゅうたんの中にところどころ穴が見える。

これはナキウサギが住む穴の入り口だ。

ナキウサギは積み重なった岩の下、涼しいところで生きる氷河時代の生き残りだ。

ナキウサギ

体重は60-150g。体長は10-20cm、尾長は1cm程度である。夏毛は赤褐色で、冬毛は灰褐色から暗褐色になる。年に2回毛変わりする。耳長は2cm程度。

北海道の北見山地や大雪山系、夕張山地、日高山脈など、主に800m以上高山帯のガレ場に生息する。岩のすき間で生活する。

食性は植物食で、葉や茎、花、実などを食べる。冬眠はしないが、夏から秋にかけて葉などを岩の間にため込み、冬の保存食を作る。(wikipediaより)

残念ながらこの日は鳴き声も姿もなかった。

東雲湖

不思議な斜面

東雲湖の向こう側の斜面、どうしてこんなに木がまばらなんだろう?

なかなか観ない光景だ。不思議だ。

見惚れる

しゃがみこんでよく観察してみると、苔というよりサンゴのような感じ。

「これは海の中ですよ」

と威厳のあるオッサンが言えば、信じる人も多いかも。

私が言ってもダメだろう。

最後に

最後は然別湖の湖畔に付いている遊歩道を歩いて元の場所に帰った。

周遊できるコースというのは好きだ。同じ道通らなくていいから。

帰り道はパシャパシャと打ち寄せる波がずっと鳴ってたね。

「苔がイイよ。宮崎駿の世界!」

と教えてくれた人の言葉は嘘じゃなかった。

 






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