膝が痛くならない歩き方のヒント【ランナーは知っていて登山者は知らない】




こんにちは、寝袋!です。

登山でよくあるトラブルで、「膝が痛くなる」というのがあります。

何千歩、何万歩も歩き、しかも段差を登ったり下ったりする登山ですから、仕方がないかもしれません。

サポーターの力を借りたり、筋力を鍛えたり、歩き方を工夫したり、登山者はみんな、

「なんとか膝痛を防ごう」

と頑張っています。

私は登山もしますが、ジョギングもしますし、トライアスロン(超低レベル)をやったこともあります。

走る人にとっても、膝痛はよくあるトラブルの1つです。

そこで、1つ、気づいたことがあります。

共通のトラブルなのに、

「走る人には常識なのに、登山者は知らない」

膝痛対策があるのです。

登山でよく言われる膝痛予防

登山者を対象にした入門書、ガイド記事でよくみかける膝痛予防は、次のようなものです。

どれも正解だと思いますし、大切な予防策だと思います。

段差を優しく降りる

膝が痛くなるのは、たいてい下りです。

段差があるところを、ドスンドスンと降りていては、衝撃を受ける膝に負担がかかります。

そこで、

「なるべく小さく小刻みに段差を分け、太ももの筋肉を使ってそっと足を下ろす」

と教えられます。とても大切なことです。

サポーターを使う

そうしていても、やはり何十回、何百回と繰り返していると、膝周りの筋肉が疲れてしまいます。

そこで、それらの筋肉を補助するために、サポーターや登山用タイツを使えばいいと言われます。

ストックを使う

また、筋力だけではそっと足を下ろすことが難しいので、ストックをうまく使って、膝への衝撃を和らげることも効果的です。

走る人の膝痛予防

では、マラソンなどを走る人はどのような予防策を教えられるのでしょうか?

段差がないのに・・・

マラソンでは、段差がないですから、ストックも使いません。

サポーターやタイツは使います。

それでも、登山と同じように膝痛は起きてしまうのです。

ランナー向けの入門書やガイド記事では、登山よりもっと根本的なところ、

膝に負担をかけない走り方

というのを、しつこいくらいに勉強するのです。

登山だったら、

「段差が・・・」

となるけど、マラソンは平地なので、段差のせいには出来ません。

ある意味、もっとシビアに、体の使い方をうまくするように、考えるのです。

ランナーが基本的に気をつけること

ランナーは、足を出して前に進む時、

「膝の向きと爪先の向きが、一緒」

かつ、

「進行方向と一緒になるように」

と、意識しています。

どういうことか、写真で見てみます。

上の写真では、

  • 左・・・膝も爪先が、進行方向(前)を向いている
  • 中・・・膝は進行方向を向いているのに、爪先は斜め外を向いている(一緒じゃない)
  • 右・・・膝と爪先は向きが一緒だけど、揃って外を向いている

のがわかります。

本人の目線で見ると、こうなります。

左の走り方だけが、正しい走り方なのです。

正しい走り方では、膝は曲げたり伸ばしたりを繰り返すだけの、シンプルな一軸運動の動きなのです。

しかし、間違っていると、一歩ごとに、膝にはひねりの力が加わってしまうのです。

その「ひねり」が積み重なっていくと、平地にもかかわらず、マラソンランナーの膝は悲鳴をあげてしまうのです。

登山だったら・・・もっとひどい

もう、おわかりですよね?

これが登山だったら、さらに膝を痛めつけてしまうことになるのです。

今度、うまく歩いている人の歩き方を、うしろから観察してみてください。

みんな、膝と爪先が一緒の方向向いていますから。

山スキーでは膝は痛くならない

え? でもハの字にするよ?

そうです。

おっしゃるとおり、登山では、急な斜面の登りでは、爪先を開いてハの字にして登ります。

これは、マラソンにはない動きです。

でも、そのときでも、膝と爪先は一緒の方向を向いていますし、

体は前へ進んでいるが、一歩一歩はハの字の方向へ進んでいる

ことに気づきます。

左斜め前、右斜め前、左斜め前、右斜め前・・・。

全体として、真っすぐ進んでいるように見えるだけですよね。

最後に

勘違いしてほしくないのは、入門書やガイド記事に書いてあることが、間違っているわけではありません。

登山では、段差というもっと大きな課題がありますから、そちらに重点を置いて指導しているのです。

ですが、ベテランは知らず知らずのうちに身につけていて、

「当たり前」

だと思っている(意識すらしていない)ので、それを初心者に伝えることは、なかなかしません。

平地を行くランナーたちでさえ、身につける基本です。

わたしたち登山者は、本来、

もっと意識して身につけるべきこと

だと思います。

緊急用膝痛サポーター
膝痛が起きてから、なんとか下山するための緊急用サポーターの記事です。

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