【生息地・撮影】ナキウサギに会いたいならここへ【確率・難易度別】




こんにちは、寝袋!です。

本州の山のアイドルが雷鳥なら、北海道の山のアイドルは、ナキウサギです。

氷河期の生き残りと言われ、日本では北海道の高地だけに生息しています。

愛くるしい姿ですが、なかなか姿を見せてくれないのが困ったところです。

ナキウサギってどんな生き物?

ナキウサギにはどこへいけば会える?

北海道内でナキウサギに会える、数少ないスポットを、

  • そこへ行く難易度
  • 会える確率の高さ

の視点から、紹介します。

行き方も詳しく解説しますので、

「ナキウサギに簡単に会いたい」

という方の参考になればと思います。

ナキウサギとは?

大きさなど

体長は15cm前後で、重さは150g前後です。

手のひらに乗るような、小さな姿をしています。

一見ネズミの仲間に見えますが、名前の通りウサギの仲間です。

どうして北海道だけ?

氷河期に、日本がまだ大陸と行き来が出来た頃は、たくさん住んでいたようです。

しかし、大陸と引き離されてしまうときに、北へ移動しきれず北海道に取り残された「うっかりさん」。

その子孫が、今北海道にいるナキウサギなんです。

涼しい気候を好みますので、どんどん高い場所に移動して、今では一部の山の上でのみ生息しているのです。

生態について

食べ物は、高山植物を食べています。

ほら、食べるとき、手を使っていないでしょ?

手を使うのはネズミやリスですからね。

寿命は4~5年と言われています。

暑さに弱くて、気温15℃以下でないと生きられません。

どんな所に住んでるの?

風穴(ふうけつ)

暑さに弱いので、夏の昼間は涼しいところへ逃げなければいけません。

そのため、岩がゴロゴロと積み重なったガレ場や、苔などで覆われた地面の下の空洞(風穴)を住処にしているのです。

いつも日陰で、そこだけが彼らにとって氷河期というわけです。

ナキウサギに会える場所は、すべてそういう地形になっています。

ナキウサギの見つけ方

ナキウサギは、「ピチッ、ピチッ」と鳴きます。

甲高いその声は、ナキウサギの存在を意識していないと、鳥の鳴き声に聴こえるでしょう。

声を聞いたら、周囲を見渡してください。

岩場はありませんか?

そうだとしたら、彼らがいるということです。

しかし、

「ナキウサギの鳴き声を聴いたことがある人が10人いたとしたら、姿を観たことがあるのは3人くらい?」

というくらい、姿を見ることは難しいです。

岩の下や地面の穴に潜んで、私達侵入者を警戒しているのですから、当然ですね。

人懐っこくて人前に出てきてくれる雷鳥とは、違う点です。

ナキウサギの生息地一覧表

ナキウサギは、大雪山系、日高山脈、然別湖周辺、夕張山地などで観られます。

他にもニペソツ山、豊似湖などが上げられるのですが、遭遇率の高さで代表的な場所だけを、表にまとめてみました。

山域 地名 遭遇率 到達難易度 装備
日高山脈 七つ沼カール S S 登山装備
大雪山系 トムラウシ山 B A 登山装備
然別湖 駒止湖 A C ハイキング
東ヌプカウシ A B ハイキング
東雲湖 A B ハイキング
十勝岳 望岳台 S C ハイキング

【レベル区分 S(高)⇔A⇔B⇔C(低)】

レベル判断は、私の主観です。

理由については、下記の詳細情報をお読みください。

日高山脈「七つ沼カール」

七つ沼カール

まず紹介するのは、日高山脈の幌尻岳にある「七つ沼カール」です。

ここは、

行くのは超大変だけど、行けば間違いなく会える

というスポットです。

上の写真の雪渓の向こう、真ん中やや下にガレ場がありますが、そこがナキウサギの生息地です。

ごく少数の登山者しか訪れないですし、ガレ場も小さいので、見つけやすいのです。

静かなところなので、離れたところにいても、鳴き声が聴こえます。

「おっ、出てきた出てきた!」

と、ガレ場の近くへ行けば、せっせと動いている姿が観れます。

テント泊での縦走装備が必要です。

カールの中を鳴き声がこだまする

トムラウシ山「ロックガーデン」

トムラウシ登山道のガレ場

トムラウシ山付近には、比較的多い個体が住んでいると言われています。

スポットは2つありまして、

  1. トムラウシ登山道の「こまどり沢源頭付近の岩場」
  2. トムラウシ~化雲岳の間のロックガーデン

です。

「1」は日帰り登山で行けますが、「2」は縦走装備となります。

たくさんのナキウサギが住んでいるのですが、ご覧のようにガレ場がとても広いのです。

ですから、

「鳴き声はすれども、姿は見えず」

という「ナキウサギあるある」の典型的な場所です。

トムラウシ~化雲岳のロックガーデン

然別湖(しかりべつこ)周辺

然別湖周辺は、ナキウサギの生息地がいくつかあります。

ここで挙げた他にも、白雲岳山頂付近のガレ場もあります。

どこも、比較的行きやすいのが特長です。

駒止湖

駒止湖は、駐車場からの距離、歩きやすさでアクセスは最高です。

なんと徒歩10分!

そして、ご覧のように、歩道とガレ場の距離がなく、とても近くで観ることが出来ます。

ガレ場が狭いのも、ナキウサギ観察にはいいところです。

観光客も訪れるようなスポットですので、歩きやすい靴であれば大丈夫です。

簡単に行けて遭遇率もかなり高い

ベストスポットの一つです。

東ヌプカウシヌプリ

駒止湖の近くに、東ヌプカウシヌプリという山(標高900m)があります。

初心者向けの山で、子供でも安心して登れる山です。

しかし、登山ですので、それなりの装備が必要です。

スポットは2つありまして、

  1. 登山口から20分の風穴地帯
  2. 山頂から少し下ったガレ場

です。

「1」では、鳴き声はよく聴きますが、姿は観にくいかもしれません。

「2」では、かなりの確率で会えると思いますよ。

すぐ近くの駒止湖のほうが会いやすいので、

ナキウサギと一緒に山登りも楽しみたい

という人にはオススメです。

東雲湖(しののめこ)

東雲湖は、北海道三大秘湖にも数えられる、静かでひっそりとした湖です。

駐車場から、湖畔沿いの散策路を歩いて約90分です。

東雲湖付近は、多少アップダウンがあります。

静寂の東雲湖

東雲湖付近のガレ場、風穴

多少歩く距離が長いですが、東雲湖とセットで、とてもよいハイキングコースです。

然別湖畔も気持ちいいですよ。

十勝岳望岳台(ぼうがくだい)

さて、

「ナキウサギに会える、一番簡単で確実なところは?」

と聞かれれば、上で書いてきたすべてのスポットを凌駕して、私が答えるのは、

十勝岳の望岳台

です。

望岳台といえば十勝岳の登山口ですが、登山道とは反対側に、駐車場から自然探勝路があります。

観光客でも歩けるその探勝路を歩いて15分ほどで、生息地に到着です。

ガレ場の面積も狭いですし、積極的に動き回る個体が多いためか、遭遇率は最高です。

「ナキウサギの大安売り?」

と思うほどです。

もちろん「絶対に会える」というものではありませんが、そこは自然界の生き物ですから仕方がありません。

アクセスがよくて、安全で、遭遇率が高い。

手軽にナキウサギに会いたければ、望岳台へどうぞ。

秋はさらに確率アップ

せっせと冬支度

最後に、ナキウサギに会うための時期について、お話しましょう。

ナキウサギは、長い冬を住処(岩の下、風穴の中)で過ごします。

そのために、秋になるとガムシャラに、食料集めをがんばります。

「たっぷり蓄えて、ひと冬中食べまくるぞ!」

という感じでしょうか。

岩の下にためるのです

秋は、一年でもっともナキウサギが活発に動き、しかも警戒心が薄れる時期なのです。

会いやすい場所へ、会いやすいときに。

あなたも、ナキウサギに会って、メロメロになってください。

これは、シマリス

ナキウサギのぬいぐるみ

お恥ずかしながら、私、ナキウサギと雷鳥のぬいぐるみを持っております。

ついつい、登山口の売店で買ってしまったものばかり。

ナキウサギはベトナム製なのですが、

「暑いベトナムの人は、これを何だと思って作ってるのだろう?」

と不思議に思っています。






スポンサーリンク






登山用品の通販なら『好日山荘』




好日山荘の通販がオススメな理由!

①日本最大級の品揃え

②7,560円以上で送料無料

③常時3%ポイント還元

④セールがとても多くて便利

⑤登山靴のサイズ交換対応