こんにちは、寝袋!です。
楽しいはずの山へ出かけていったのに、イライラしていませんか?
「あの人、マナー悪くて腹が立つ!」
「どうしてこんなに、マナー守らない人が多いんだよ!」
お休みを調整して、お金をかけて、楽しみにして来たのに、
やっとたどり着いた山が台無し!
という思いを、みなさん一度は経験しているでしょう。
私も何度もありました。
しかし、今現在は、あまりそういうことはなくなりました。
シンプルに山と向き合って、楽しい時間を過ごせています。
今、マナー違反にイライラしている人も、きっとそのうち、大丈夫になります。
そして、山でイライラしている人を、高みから見下ろせるようになるのです。
今回は、その時期をちょっとだけ早めるために、私がコツをお教えしましょう。
マナー違反にイライラするのは負け
まず最初に知っておいてほしいのは、
「マナー違反にイライラするのは負け」
ということです。
イライラするくらいなら、相手を怒鳴りつけたほうがまだ効果があります。
イライラしても相手には伝わらず、ただ自分だけがムシャクシャするだけです。
気分よくないものだから、挙句の果てに第三者から、
「なんだあの人、イライラしてて気分悪いやつだ。そんな顔するんだったら山に来るなよなー」
などと、「ミイラ取りがミイラ」になってしまいます。
怒鳴りつけて注意する勇気がないのならば、心おだやかに、マナー違反を心に留めないのが一番です。
そこは山じゃない。観光地だ!
「なんだ、山ってマナー悪い人多いな」
と思わないで下さい。
私が心がけていたのは、
「ここは山じゃない。山のことを知らない人でも来れる観光地なんだ!」
ということです。
私たちは、観光地には人があふれて、マナー違反、ルール違反がたくさんあることを知っています。
あなたは山に登っているつもりかもしれませんが、そこは観光地なんです。
誰でも来れるような山だから、季節だから、ルートだから、マナーが悪いのです。
涸沢カール、槍ヶ岳、富士山、他にもいっぱい思い浮かびます。
そんな観光地に行って「マナーが悪い」などと嘆いても、
そりゃー当たり前
です。
- ちょっと季節をずらして行ったり
- マイナールートに変えたりすると
そこには、観光客じゃなく登山者しかいません。
人が少ないところは、確率的にマナー違反も少ないです。
そして、人が少ないところほど、
山を知ってマナーがいい登山者
が多くなります。
早くそこを抜け出そう
なにも難しいことはありません。
誰でもそのうち、そういう場所に行けるようになります。
初心者向けと言われる山を登って、経験を積めば、みんなそうなれます。
「アウトドアブームに乗って、ちょっと山を登ってみた」
ような人は、そんな山には来ません。
そのとき、あなたは気づくでしょう。
「あ、いつのまにかマナー違反にイライラすることなくなったな」
とね。
よりよい登山、よりよいマナーを考えている、真面目に登山と向き合っている人の世界。
「マナー違反者が悪いんじゃない。そんな人がいる観光地に登っている自分が未熟なだけ」
そう心に置いて、自分を磨いて、早くそこから抜け出してください。
素晴らしい登山の世界が待っています。
そこにいる人こそが「登山者」です。