縦走登山で着替え(ウェア・靴下)は何日分持っていきますか?




こんにちは、寝袋!です。

みなさんは縦走登山に何日分の着替えを持っていきますか?

「汗で気持ち悪いから、毎日着替えますよ?」

という人から、

「登山だぞ?着替えなんていらない」

という人まで、さまざまだと思います。

正しい・間違いというものではないと思うので、あくまでも私の場合、経験上のアドバイスということになりますが、

何日の縦走だろうと着替えは1セットだけ

がいいと思っています。

出発時に着ていくものと、着替え用で、合わせて2セット。

「こういうやり方はいかがですか?」

特別なことではありませんが、着替えを少なくする理由と方法について書きたいと思います。

寒暖差、汚れ、濡れ、ニオイ。

それらの問題にも対応できないといけませんが、大丈夫。

縦走で着替えを少なくして、ザックを軽くしましょう。

縦走登山に持っていく着替えは何日分?

毎年たくさんの登山者(とくに縦走者)を観て、前から不思議に思っていたんです。

「この人、何日分の着替えをザックに詰め込んでいるんだろう?」

最低限の着替えがあれば、多いぶんには他人がとやかく言う問題ではありません。

荷物が重くなっても背負うのはその人なんですから。

そういう私は、何日の縦走だろうが着替えは1セットです。

私はこれが当たり前なんですが、一般的にはどうなんでしょうか?

着替えをたくさん持っていく人にすれば、

「汚い! クサい!」

という冷たい視線で観られそうですが、ぜんぜんそんなことはありません?(たぶん)

何日の縦走だろうが2日分

私が、着替えは1セットで縦走しても「大丈夫」と思うのは、次のような理由です。

行動中と停滞用で分ける

一番大切なのは、行動着と停滞用で使い分けることです。

着替えが多い人はここの考え方が違うのでしょう。

登山開始のときに着ているウェア(下着・ベースレイヤー・靴下)は、テント場や小屋では脱いでしまい、停滞用のウェアに着替えます。

そして、翌日登り始めるときには、また昨日の行動中に着ていたものにウェアを戻すのです。

そしてテント場に着いたら、また着替えて停滞用に・・・。

これを繰り返すわけですね。

1日着れば十分汚い

「一度脱いだ靴下に戻すなんて、絶対にイヤ!」

そう思うかもしれませんが、大丈夫(?)、あなたの体はもう十分汚いのですから。

汚い人が、汚いウェアを着るだけの話です。

10分も歩けば、新品だろうが2日目だろうが違いはないはずです。

その代わり、停滞中は比較的キレイで乾いてて心地よいウェアで、何日ももつでしょう。

テントや小屋での配慮

人によっては停滞中の着替えすら持っていかない人もいると思います。

私が一応1セット着替えを持っていくのは、テント場や小屋での周囲に配慮する意味もあります。

山にいる登山者は平均汚れているものですが、さすがに何日も汗で汚れたウェアの匂いは、山小屋のなかでも異臭を放ちますから(笑)

テントや山小屋は狭い空間で他人と過ごすわけですから、ちょっと気が引けるというものです。

行動着はどんどん臭くなりますが、停滞着はなるべく長持ちさせる。

クサいものとクサくないものに着替えを分ける。

これが、少ない着替えで済む秘訣です。

停滞(テント・山小屋)用の着替えに求められること

それでは、停滞用の着替えに必要なことはなんでしょうか?

行動着とまったく同じウェアを準備してもいいですが、私は少し変えています。

暖かいこと

停滞中は体を動かさないので、行動中より少し厚めで暖かめの下着を準備しています。

いざとなれば行動着に出来ること

でも、だからといってヒートテックや綿などではいけません。

いざとなれば、行動着としても利用できるように、速乾性や吸汗性を備えたものにするべきでしょう。

帰り道に着ることにもなります

山の場所や交通手段によっては、停滞用に使ったウェアは、帰り道で着るウェアにもなる可能性もありますね。

帰りの電車でスケスケピチピチのテクニカルウェア1枚では、どうにも厳しい。

そういう面にも配慮したものが、ベターな場合もありますね。

私の例「ある縦走時のウェア」

下の表は、残雪期テント泊縦走のときの、私の例です。

とくにオススメのウェアというわけではなく、用途例として考えてくださいね。

行動用ベースレイヤー patagoniaキャプリーンクールトレイル
行動用ソックス finetrackメリノスピンソックスアルパイン5本指レギュラー
行動用パンツ finetrackメリノスピンライトボクサー
停滞用ベースレイヤー patagoniaキャプリーンクールデイリーicon
停滞用ソックス finetrackメリノスピンソックス アルパインレギュラー
停滞用パンツ 行動用パンツと同じもの
停滞用防寒着 patagoniaマイクロパフフーディー
停滞用防寒パンツ patagoniaナノパフパンツ

簡単に解説していきますと・・・

ソックスについて

私は行動中は5本指のものが好きなのですが、停滞中はより暖かい通常のソックスを準備しています。

それでいて、いざという時(例えば乾かなったとか)、行動用にも回せるように、同じ素材のものを使うようにしています。

ベースレイヤーについて

私はパタゴニアのベースレイヤーを多用しています。

行動中はより速乾性に優れて、肌にペタ付かないもの(クールトレイル)を使い、停滞中は肌さわりがよく多少リラックスしたもの(クールデイリー)を使っています。

停滞中はあまりピチピチじゃないほうが、リラックスできるものです。

もちろん、どちらも行動着として使うことに不便はないものを選んでいます。

縦走中の着替えルーティーン

縦走登山で、着替えを少なくすることは、軽量化になります。

説明してきたように、

どんどん汚れても構わない行動用と、なるべくきれいに保つ停滞用に分ける

つまり、

クサいものと、クサくないものを分ける

ことがポイントなんです。

私の縦走時の着替えルーティンは、

  1. テント場や小屋に着いたら、パンツからすべて停滞用に着替える
  2. 停滞中に、行動で湿ったものを乾かす
  3. 翌朝またすべてを行動用に戻し、登山再開!
  4. これを繰り返す
  5. 下山後、場合によっては停滞用に着替えて帰宅する

となります。

行動用と停滞用が混ざってしまうとダメです。

ですが、それさえ気をつければ、着替えは1セットで大丈夫です。

それほどクサくなりませんし、周囲の人に鼻をつままれることもないでしょう。

行動中は汚れると割り切りつつ、停滞中はなるべく清潔に気持ちよく。

縦走登山で着替えでザックが重くなっている人、着替えを減らすことを考えてみませんか?

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