こんにちは、寝袋!です。
「パタゴニアのフリースって、やっぱり高いだけある?」
「日常やアウトドアで使う、いいフリース教えてよ」
という人に、私ならこう答えます。
「山ならR1、それ以外ならシンチラスナップT、着てみなよ!」
R1については何度も記事にしてきていますが、シンチラについてはまだ書いていませんでした。
着心地がよくて、暖かくて、ヘタらない
そして、
なんといってもオシャレな「シンチラスナップT」
を詳しくご紹介しましょう。
安物とは違う、その魅力を知れば、もうあなたも着っぱなしかもしれませんよ。
「これが本物のフリースってやつなのか!」
シンチラとは?
昔、パタゴニアとモールデンミルズ社が、アウトドア界に画期的な素材を生み出しました。
それこそが、現在ではフリースと呼ばれるもので「シンチラ」の誕生です。
ネーミングの由来は、
synthetic(シンセティック・合成)のChinchilla(チンチラ)=SYNCHILLA(シンチラ)
です。
一般的に、シンチラフリース、または、たんにシンチラと呼ばれました。
パタゴニアがシンチラフリースを生み出すまでの歴史は、こちらでまとめてあります。
シンチラスナップTフーディーの詳細レビュー
シンチラスナップTシリーズには、いろいろなタイプがあります。
例として、フード付きの、
シンチラスナップTフーディー
を使って、細部を紹介していきます。
全体的に、ゆったりとしたシルエットです。
- 胸で上下に分けられた色使い
- 袖と裾のワンポイントなどのカラーリング
- 伝統的な左胸のポケット
- 腹部には両側が繋がったハンドウォーマーポケット
が特徴です。
シンチラ生地は、目が詰まっていて暖かいのに、蒸れにくい素材です。
フリースの生地で、安物と高級品との差は、厚みと暖かさの関係です。
同じ厚みの生地では、安物はスカスカで寒いです。
高級品は、厚さの割に暖かいので、結果的に、
薄く柔らかい着心地
に作ることが出来るのです。
パタゴニアの製品に共通することですが、色使いが独特でオシャレです。
独特すぎて、
「誰がこんなの似合うんだろう?」
と思うものもありますが(笑)
フード付きのモデルは、かぶるととても暖かいです。
柔らかい毛布に潜り込んでいる感覚?
シンチラスナップTシリーズで秀逸なのが、この胸ポケットです。
一見すると、ただのボタン付きポケットですよね。
もちろん、デザイン的にも一役買っているのですが、機能も凄いのです。
フラップ(ふた)をめくると、フラップの両サイドが縫い付けてあります。
そして、ポケットの入り口の幅より、じつはポケットの中の幅のほうが広いのです。
これら2つの工夫によって、
屈んでも中のものが落ちない
のです。
ボタンを止めていたら当然ですし、ボタンを外していても落ちません。
これは、アウトドアでも日常でも、便利さに繋がります。
スマホやコインなどを、落とす事故から守ってくれます。
どんな場面にいいの?
もともと、登山などのアウトドアに最適なウェアとして、開発されたものがフリースです。
しかしその後、登山用には、より機能的で専門的なフリースに、形は変わっていきました。
シンチラスナップTシリーズは、今では登山で使う人はいないでしょう。
キャンプやフィッシングなどのアウトドア・日常生活
で利用され、ユーザーを満足させています。
私は、寒い季節の日常着として、スナップTパンツとセットで、ほぼ毎日着ています。
とても柔かくて暖かく、ユニクロなどの安物とは、全然着心地が違いますよ。
シンチラスナップTのシリーズ展開
シンチラフリースTシリーズは、年度ごとに多少変わりますが、以下のようなラインナップになっています。
厚手 | フーディー | フード付き |
プルオーバー | 標準形 | |
ベスト | 袖なし | |
薄手 | ライトウェイト | 標準形 |
パタゴニアの他のモデル同様、年ごとに販売されるカラーが変わります。
プリント柄もあります。
気に入ったカラーリングを探してください。
次の年にはないので、見つけた時が「買い」です。
クリックすると、公式サイトへリンクします。
春から秋の暖かい時期向けが、「ライトウェイト」です。
やや薄めの生地で作ってあり、さらに柔かく軽い着心地です。
真冬以外にいいでしょう。