パタゴニアの歴史と魅力を知ろう【フリースとレイヤリングの誕生】




こんにちは、寝袋!です。

「登山ブランドはたくさんあるのに、パタゴニアってなんだか独特だよね?」

「他のブランドより、固定ファンがいるのはなぜ?」

登山をやっている人が、遅かれ早かれ、気づいてしまう疑問ではないでしょうか。

もちろん、

パタゴニアが、優れたウェアを作っているから!

というだけでも説明になります。

しかしそれに加えて、パタゴニアのファンは、

ブランドとしての歴史・ポリシーが大好き

で愛用している人も多いのです。

パタゴニアというブランドの歴史をみていくと、あなたもその魅力を知ることができます。

パタゴニアを好きになると、パタゴニア率が高くなる秘密をわかってください。

創業者イヴォン・シュイナード

イヴォン・シュイナード

パタゴニアの創業者イヴォン・シュイナード(以下イヴォン)、鍛冶屋にしてクライマーでした。

彼は自分がクライミングで使うために、クロムモリブデン製のピトンを作りました。(1,957年)

それまでのものとは違い、再利用可能で、しかも頑丈だったそうです。

他にも、ハンマーやカラビナなど、クライミングに使う道具を、自分で作って販売するようになりました。

「シュイナード・イクイップメント」の誕生です。(1,966年)

ピトン

パイルジャケットの誕生(フリースの元祖)

イヴォンは、北大西洋の漁師が使う化学繊維のセーターを知り、

濡れても保温性があり、すぐに乾く

ことが、登山にピッタリだと考えました。

パタゴニア・パイルジャケットの誕生です。(1,977年)

これこそ、今では登山ウェアの当たり前になっている、フリースの元祖です。

これは、またたく間に登山者の間に広がって、アウトドアのスタンダードになりました。

しかし、毛玉になりやすいという欠点があったそうです。

シンチラの誕生

その後、パイルジャケットの欠点(毛玉、色が悪い)を克服して、

シンチラフリース

を誕生させました。(1,985年)

両面起毛したこの素材は、アウトドアはもちろん、街でも便利でした。

このフリースの開発には、面白いエピソードがありますので、後述します。

ベースレイヤー

フリースの開発で、保温性の高いウェアを手に入れた登山者ですが、次の課題は下着でした。

現在で言えば、ベースレイヤーです。

パタゴニアは、それまでのコットンに変わって、ポリエステルという素材に目をつけました。

ポリエステルは、フットボールのジャージに使われていたのです。

パタゴニアは、ポリエステルの繊維に、水分を発散させる機能を強化する加工を生み出しました。

これが、今でも使われる「キャプリーン」という素材の始まりです。

レイヤリングという概念を生む

登山界に新しい常識を作り出してきたパタゴニアですが、なんと、

レイヤリングという概念

を提案したのも、パタゴニアなのです。

  1. 汗を放出するベースレイヤー
  2. フリースといミドルレイヤー
  3. 風を防ぐアウターレイヤー

と、「ウェアを重ねて着ることが登山では有効」だと提案したのです。

【登山ウェア】レイヤリングの基本中の基本【服装】

2019年1月1日

ポーラテックとの関係

さて、現在のフリースを語る上で、ポーラテック社のことを外すわけにはいきません。

あなたの手元にある、登山用フリース(ブランドはどこでもいいです)のタグを見てください。

ほとんどのフリースが、ポーラテック社の素材を使っていると思います。

「なんだ? フリースってどこも同じ素材なの?」

初めて知った人もいると思います。

まあ、安物以外は、ほぼポーラテックと思っていいでしょう。

ポーラテックパワーシールド

ところで、このポーラテック社がパタゴニアとなんの関係があるのか?

実は、イヴォンがフリースをつくる際に目をつけたのが、ポーラテック社(当時はモールデンミルズ社)の毛布だったのです。

モールデンミルズの社長は、

「この若者は、うちの毛布でいったい何をしたいんだ?」

と驚いたそうです。

両者は協力し、シンチラフリースを生み出したのでした。

ちなみにこの時、彼らはあえてフリースの特許を取らなかった」のです。

もし、取っていたら・・・

フリースはパタゴニアだけのものだった!

ということになります。

現代のアウトドア界はどうなっていたのでしょうね?

相思相愛

ちなみにパタゴニアのキラーアイテム、テクニカルフリースに使われている『ポーラテック パワーグリッド』は、パタゴニア専用素材です。

両者の関係がうかがえますね。

ブラックダイヤモンドとの関係

パタゴニアは、アウトドアウェアを中心に、ザックやシューズなどの開発を行っています。

それでは、そもそも作っていた、クライミング用の道具はやめてしまったのでしょうか?

じつは、パタゴニアの前身シュイナード・イクイップメントから、「クライミング道具を作る部門として独立」したのが、

ブラックダイヤモンド社

なのです。

「クライマーによる、クライマーの為の信頼できるギアを作る」

というコンセプトをイヴォンに託され、玄人好みの道具を生み出していますね。

パタゴニアとブラックダイヤモンド、どこか似ていると思いませんか?

自然を愛するからこそ

これまで、パタゴニアの歴史を書いてきました。

アウトドア界に、どれだけの変化をもたらしてきたのか、おわかりいただけましたか?

次に、パタゴニアの経営理念について、説明させてください。

リサイクル

パタゴニアは、他の企業にさきがけて、リサイクルの重要性に気づきました。

しかし、そもそも、

「作る必要がないものを作ったから、リサイクルが必要なのでは?」

という疑問から、

「必要ないものは買わないで」

と、ユーザーに投げかけました。

永久修理保証

パタゴニアは、

「長く使える頑丈なものを提供しますから、捨てないで修理させてください」

と言っています。

パタゴニアの修理は素晴らしいですよ。

【修理依頼】パタゴニアフリースのファスナー破損【無料】

2018年12月28日

価格が高くなっても再利用品

羽毛やウールなど、自然界の命から生み出される素材を、無駄にしないように、再利用を推進しています。

言葉では簡単です。

しかし、新しい羽毛を動物から剥ぎ取るより、古着から羽毛を回収して、再利用するほうがコストがかかるのです。

ですから、

パタゴニアのリサイクル素材を使った製品は、高い

です。

安く販売するために、再利用しているわけではないのです。

「回収品から作ってるのに高いって、いい商売だな!」

と考える人は、パタゴニアを使うのはやめておきましょう。

フィッツロイ

最後に

登山者は、

「いいものであれば、ブランドにはこだわらないよ」

という人が、ほとんどだと思います。

私もそうです。

パタゴニアのファンですが、パタゴニア以外のものもよく使います。

ただ、パタゴニアの歴史、ポリシーに共感していますから、

「なるべくならパタゴニア」

と考えています。

同じようなものがあれば、パタゴニアのアイテムに手が伸びてしまうのです。

そして、

機能が高くて、長持ちして、修理して使える

から満足します。

そうして、もっとパタゴニアが好きになってしまうのです。

ライトウェイト・シンチラ・スナップT・プルオーバー

写真をクリックすると、公式サイトへリンクします。

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キャプリーン・ミッドウェイト・ジップネック

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パタゴニア製品の中で最も多用途に使えるベースレイヤー。レイヤリングしやすい滑らかな表面を備え、内側の起毛仕上げのグリッド構造が保温性と通気性と吸湿発散性を向上。ポリジン永続的防臭加工済みなので洗濯の回数を減らせ、長期にわたって着用可能

パタゴニア公式サイトのおすすめ

パタゴニアの製品は、パタゴニア公式サイトで詳しく知ることができます。

カタログとしても読み物としても、見どころいっぱいのサイトです。

パタゴニアロゴの山の名前と、タグの年代による変化

2019年3月28日

パタゴニア製品を買うなら公式通販サイト【サイズ感?変更無料です】

2019年1月9日

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