こんにちは、寝袋!です。
長年愛用しているパタゴニアのフリース「R2ジャケット」、
ポケットのファスナーが破損していることに気付きました。
「長い間使ってるし仕方がないな。部屋着にするか」
と思ったのですが、ふと、
「パタゴニアの修理サービス」
のことを思い出しました。
愛着あるし、直せるものならまだ使いたい。
カスタマーに問い合わせてみたら、意外な返答が返ってきました。
こんな状況
特に意識せずにポケットに手を突っ込んでいましたが、いったいいつから壊れていたのでしょうか?
修理できる?
パタゴニア公式HPに「修理サービス」のページがあります。
「修理依頼票」(PDFファイル)を印刷して、記入し、修理依頼品と一緒に送ります。
送付先は、パタゴニアの修理専門部署なので、間違わないようにしましょう。
〒248-0014 神奈川県鎌倉市由比ガ浜2-11-18 NTT鎌倉ビル
パタゴニア リペアサービス宛
持ち込み受付時間:10:00~18:00 (土日・祝日・年末年始は休業)
私は修理費用などを知りたかったので、事前にメールで問い合わせてみました。
あまり高くつくようですと、買い替えも考えていました。
まさかの無料
「ファスナーの故障なら無料で直せます。時間はかかりますが」
とのことでした。え?無料?
私としては、
「新しいものが早くに壊れたというわけではないし、これだけ使い込んだら、壊れて当然なんですから、修理費払いますよ?」
という気持ちでした。
すると、
「これからも、長く愛着をもって使っていただきたい」
との言葉が送られてきました。
ちょっと感動ものです。
もう手放せない
「修理は常に混んでいて、1ヶ月から2ヶ月かかります」
とのことでしたので、フリースを使わなくなる夏場に、修理依頼を出しました。
「多少長引いても、秋まで帰ってくればOK」
と考えていましたが、約1ヶ月で帰ってきました。
ちなみに、返送の送料(540円)はかかります。
私は裁縫はど素人なので、どういう修理をしたのか、見た目では想像がつきません。
ファスナーの周囲を2重に縫い跡が巡っていますが、ポケットの裏生地もあるし、私にはわかりません。
そして、あとで気付いたことですが、なんと、
壊れた方と反対側のファスナーも縫って
補強してありました!
さらに、胸ポケットまで縫ってあるではないですか!
「これだよ、これ!」
メーカーの姿勢が、こういうところでもよく伝わってきます。
おそらく、
「同じ製法で作っているから、他のポケットもそろそろ壊れるかも」
という気遣いでしょう。
もう、このR2ジャケットは手放せません。
昔テレビで観た、こういうエピソードを思い出しました。
そのあとで男性は、
「そういえば、ボタンが1つ取れかかっていたんだった!」
と気付いたのですが、もう手遅れだと思い黙っていたそうです。
帰ってきたYシャツを見ると、なんとボタンがちゃんと縫ってあるのです。
男性はフロントに感謝の意を伝えました。
すると、
「いいえ、当ホテルでは、クリーニングのときに大切なボタンがなくならないよう、一度すべてのボタンを取り外し、クリーニング後にもう一度付け直すのです」
と言われたそうです。
一流というのは、見えない所で「違う」のです。
パタゴニアの修理サービスは素晴らしい
パタゴニアは「製品永久修理保証」をうたっています。
そのため、かなり古いモデルになると、同じ素材や色が準備できない場合があります。
ですから、修理依頼票には、
「機能優先or色優先」
を記入する欄があります。
私は登山で使うものがほとんどですから「機能優先」で直してもらいますが、街着では「色優先」を選んでもいいでしょう。
私としては「機能優先」を選んで、もし上の写真のように色違いで帰ってきたら、
飛び上がって喜ぶほど嬉しい!
他には2つとない「オリジナルカラーの製品」を手に入れたようなものだからです。
パタゴニアは
「WORN WEAR 新品よりもずっといい」
というコンセプトで、修理促進を行っているメーカーです。
「環境保全」を売り物にして儲けるだけの、悪徳メーカーが多いなか、パタゴニアは本物だと思います。
みなさんも(パタゴニアの製品に限らず)自分の道具を大切にしてください。
修理して長く使ったものは、愛着がわいて手放せなくなります。
最後に、パタゴニアが語る言葉で終わります。
「長く使ってきた道具や服を捨てることは、自分の日記を捨てるようなものだ」
こちらから公式サイトへ行き、
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