こんにちは、寝袋!です。
夏の暑い時期、みなさん山に登る時の「暑さ対策」はちゃんとしていますか?
暑さからくる熱中症や脱水症状を防ぐためには、
- こまめな水分補給
- 塩分の補給
などがよく注意されます。
それはもちろん大切なことですが、もっと基本的な、
暑いのは嫌だから、涼しく過ごしたい
という暑さ対策について、いろいろご紹介しましょう。
私が山の上で使うのは、アウトドア用の扇子(せんす)です。
これ、じつはかなり便利なんですよ?
ついでに、暑さ対策ではない、意外な使い道もご紹介しましょう。
目次
炎天下で無風・・・
山は、上へ登れば登るほど、日陰が少なくなっていきます。
森からハイマツへ、ハイマツから高山植物へ。
ギラギラ照りつける太陽はどんどん近づいてくるのに、逃げる手段がなくなってきます。
しかも、岩場で反射して上下から攻めてきますからね。
そんな中を歩き続ける登山は、ほんとうに過酷です。
正直、暑い時期は山へなんて登りたくない!
涼しい風でも吹けば気持ちがいいだろうに、無風だったら・・・。
考えたくない状況です。
自分で作れるのは風
熱中症にならないために、水分やミネラルを補給しますが、これは別に涼しくなることはありません。
あくまでも、ぶっ倒れないための対策です。
水筒の水だって、ぬるま湯みたいなものですから。
涼しく感じるためには、冷たいものが一番ですが、そんなものは山の上にはありません。
沢の水や湧き水、本州ならば営業小屋の飲み物ですが、タイミングよくあるのはまれです。
自分でなんとかできる、作り出せるのは、「風」です。
学生時代は下敷きであおいだでしょ?
学生時代、教室の暑さを耐えるために、みんな下敷きを「うちわ」代わりに、あおいでいました。
下敷きに使う下敷きと、あおぐための下敷きと、2枚持っていた記憶もあります。
プラスティックの下敷きが、ビヨンビヨンうなりを上げているのが、夏の風物詩でした。
考えているのは、
「早く夏休みにならないかな~」
ということだけでした。(私だけ?)
登山装備であおげるものは?
さて、山の上で、あおいで風を起こせるものは何でしょうか?
私の装備では、ありませんでした。
「仕方がないから、うちわ持っていく?」
と考えましたが、かさばるのが難点でした。
私は100円ショップのこれです
そこで、私が見つけたのは、100円ショップの扇子(せんす)だったというわけです。
子供用なのか、正体はわかりませんが、
- 小さくてコンパクト
- 濡れても大丈夫な素材
- 軽い
と、理想的なものが見つかったのです。
重さはたったの34g。
ザックのサイドポケットに差しておいてもいいですし、ヒモで固定してもいいでしょう。
休憩時など、さっと取り出してパタパタと。
汗が冷えて、揮発熱でとても涼しいです。
「あおぐ」って素晴らしい!
扇子の他の使い道
風を起こせるということは、他にも使い道があります。
濡れてしまったシャツやタオルなどを、テントの中で干すことがあると思いますが、そのとき「あおげる」のです。
登山用品はもともと乾きやすい素材ですので、風を当てるとけっこう乾いてくれます。
34gなので、常備しても負担ではないでしょう?
あまり山で扇子を使っている人を見たことがないので、紹介してみました。
お金もかからず、軽くて、効果バツグンです。
しかも、濡れものを乾かすのにも使えて便利とくれば、マストアイテムとして常備しても損はないですよ。
日帰り登山ではもちろん、縦走者にはとくにオススメです。
100円ショップで十分ですが
山へ持っていく上で重要なのは、ナイロン製や樹脂製で濡れても大丈夫なことです。
100円ショップで探せば、たぶんあると思います。
その他の暑さ対策グッズ
他に、「涼しさ」を感じるためのグッズで、山へ持っていけるものがないか探してみました。
現代はなんでも電気で動くものがありますが、まさかこんな扇風機があるとは、思いませんでした。
歩くときは邪魔そうです。
これなら扇子のほうがいいですよね?