【初心者】欠けた陶器を金継ぎ(合成うるし)で直してみた




こんにちは、寝袋!です。

愛用している九谷焼のカップを不注意で欠けさせてしまった。

旅先で買って気に入っているものだし捨てるには惜しい。

そこで、「金継ぎ」という手法で修理してみることにした。

初めてやるのでどうなるかわからない。とりあえずやってみる。

金継ぎとは

金継ぎ
金継ぎ(きんつぎ)とは、割れや欠け、ヒビなどの陶磁器の破損部分を漆によって接着し、金などの金属粉で装飾して仕上げる修復技法である。金繕い(きんつくろい)とも言う。(wikipediaより)

本来は漆(うるし)を使ってやるらしいが、素人には難しいようだ。手で触るとすごくかぶれて大変らしい。

いろいろ調べてみると、初心者向けに「合成うるし」なるものが販売されていた。

「合成うるし」というものの、漆の成分を含んでいるとかそういうことではなく、

「漆っぽい感じの接着剤」

ということらしい。

金継ぎすると味が出て、かえって渋くなるという場合もあり、わざわざ陶器を割って金継ぎする人もいる。

今回の患者さん

九谷焼

あちゃーー。台所で洗っている時に他の食器とぶつけてしまった。

写真には写っていないが、持ち手の反対側なので、口を付ける場所ではない。

本来は、パテで埋めてから表面だけ漆を塗るのが正しいやり方らしい。

だが、パテを盛るには薄い「欠け」のような気がするし、多少パテっぽい性質を持っている漆なら、厚塗りで埋められるのではと考えた。

合成うるし

東邦産業製

どの合成うるしが良いのか私には判断できないので、ネットで探したもので評判が良くて安いものを選んだ。

釣具などを直すのに使うようで、食器を直さないように注意書きがしてあった。

本当だろうか? 実際に食器を直しているレビューもあったし、問題ないだろう。

買ったのは当然金色

作業開始!

まずはこの「合成うるし」というものが、どのくらいの粘度なのか見てみる必要がある。

シャワシャワ過ぎるとパテ代わりには使えないだろうし。

少量出してみた

ボンドっぽい粘度

あれ? 思ったより柔らかいな。

パテと言うよりあきらかにボンドっぽい粘度をしている。これは想像とは違うぞ。

金粉を混ぜる

合成うるしの上に付属の金粉を落とす。適量がよくわからない。

とりあえず混ぜてみる。

つまようじで

つまようじを使って、合成うるしと金粉がよく混ざるようにこねくり回す。

全体が金色になったが、はたしてこれでいいものかどうか。

まずは試しに

ご飯茶碗

じつはもう一つ欠けたご飯茶碗があるので、それで試しにやってみる。

人前に出ることのないご飯茶碗なので、失敗しても問題はない。

欠けた大きさは九谷焼より少し小さめなので、これでうまくいかないようだったら、九谷焼の欠けは到底直せないということだ。

ちょうどよい実験となる。

こんな感じ?

盛ってみた。

『乾いたあと、キレイに磨いていく』という作業工程があるので、やや厚めに盛っておいた。

うん、これでうまく乾けばいい感じになるかもしれない。

人体実験しているみたいでこのご飯茶碗には申し訳ないが、ちゃんと使うので許してほしい。

本番

塗ってみた

いよいよ本番の九谷焼に取り掛かる。

飲み口を下にしているのは、粘度が思ったよりないので、合成うるしが下に流れるからだ。

この向きで固定して乾燥させれば、ちょうど飲み口のほうに溜まるのでいいだろう。

乾燥

漆というのはとても乾燥に時間がかかるらしい。

合成うるしもその特徴は受け継いでいるらしく、冬場だと5日程と書いてあった。

北海道は寒いし、多めに考えて一週間待てば乾くだろう。

ちなみに、

「決して厚塗りはしないでください。薄く何度も塗るようにしないと、飛躍的に乾燥時間が伸びます」

と注意書きが書いてあった。

「多少長くなっても、最終的に乾くのならばOK」

と考えたのだが、これがじつは大間違いで、大失敗になってしまった。

続く。

【初心者】合成うるしで金継ぎしたら大失敗

2018年12月20日

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