北海道胆振東部地震での経験とその後の対策




こんにちは、寝袋!です。

2018年9月6日朝3時、最大震度7の大型地震「北海道胆振東部地震」が起きました。

もうずいぶん時間が経ちました。(書いたときは3ヶ月後)

地震、大規模停電、食糧不足。

当時は必死でしたが、幸運にも周囲には大きな被害はなく、今となってはいい経験をさせてもらったとも思えます。

どんどん記憶が薄れてきているのを感じるので、一度書きとめておきます。

北海道胆振東部地震

wikipediaより
北海道胆振東部地震(ほっかいどういぶりとうぶじしん)は、2018年(平成30年)9月6日3時7分59.3秒(日本時間)に、北海道胆振地方中東部を震源として発生した地震である。地震の規模はMj 6.7、震源の深さは37 km(いずれも暫定値)。最大震度は、震度階級で最も高い震度7で、北海道では初めて観測された。

気象庁HPより

私の住んでいるところは、震度5強の揺れを観測したようです。

ただし、同じ町でも地盤によってけっこう違うので、おそらく私の住宅自体は震度5なかったのでは?

被害から想定するしかありません。

地震発生後の状況説明

飛び起きた!

夜中の3時だから、当然寝ていました。

最初グラグラと揺れ始めて目が覚め、

「あ、地震だ」

と思って様子をうかがっていると、揺れは長く続いてしかも大きくなってきました。

「これはデカイ!」

停電

テレビをつけて地震速報を見ようと思ったが、速報が流れるより前に電源が落ちてしまいました。

「あら、停電だ」

大きな地震だったのはわかったので、スマホで震度を調べました。

「これは一大事!」

と思いましたが、とりあえずスマホの電池を節約するために、ある程度で情報収集はやめておきました。

家の中をチェックしたが落ちた物や壊れた物が見当たらなかったので、とりあえず外へ出てみたのです。

馬のいななきが

真っ暗闇のなか、遠くから馬たちのいななきがたくさん聞こえていました。

馬たちも怯えているのだろうなと感じた記憶があります。

予約客との連絡

朝になっても停電は終わらず、ラジオでは

「北海道全域が停電! 復旧の見通し立たず」

と報道していました。

停電していて固定電話は使えないので、スマホを使って、今日泊まりに来る予定の宿泊者に連絡をとりました。

「飛行機飛ばないので行けません」

「道路は大丈夫ですか?」

などと聞かれました。

状況もまだわからず、はたまたわかったところで、正直自分たちのことで精一杯で、お客さんが来られても困ります。

「もし他に行くところがなければ来てくださっても結構ですが、そうじゃなければ来ないほうがいいです」

と伝えました。

スマホの電池があるうちに、取り急ぎ、ペンションのブログで状況を更新しました。

これで、ようやく自分たちの身の回りのことに専念できます。

停電

停電

ラジオから聴こえるニュースで、少しずつ状況が伝わってきました。

この時点では、厚真町の土砂崩れの様子などは視覚に飛び込んでこないので、他の地域のことを考える余裕はなかったです。

まずは自分たちの周囲の様子を把握することが第一の目標でした。

1番の懸念は「停電がいつまで続くのか?」ということです。

信号機停止

すべての信号機が停止していました。

交差点に警察官が立つこともなかったのですが、とくに交通障害は起きていませんでした。

譲り合ってなんとかなるレベル。

都会だったら大変だったでしょうね。

デマが流れる

「水道のポンプ施設を発電機で回してるので、発電機の燃料がなくなったら断水する」

という噂が流れました。(結果的にデマ)

こんな田舎でイタズラでデマを流す人がいたとは考えられないので、誰かの憶測がさらなる憶測を呼び、伝わってこういうデマになったのでしょう。

私もビックリして家中の容器に水を貯めました。

ちなみに私が耳にした時点では、

「いろいろ噂が流れているけど信憑性はない。でも、断水するのは役場からの情報だから間違いない」

というものでした。

役場に電話もできない。行くのもガソリン使うのでためらわれる。見分けることは不可能でした。

通信網の遮断

固定電話

停電になると当然固定電話はほとんど不通です。

ちなみに数日後に開通したのですが、それは常連さんからの電話でベルが鳴って気付いたのです。

「あ、電話通じたんだ!」

と出たら、

「やっと繋がった。どこ行ってたんですか? 呼び出ししてたのに出ないから、被害を受けているのかと心配した」

と、やや怒った口調で言われました。

どうやらこちらからは「電話不通」とアナウンスが流れるのに、他からかけた時はアナウンスなしで呼び出していたらしいです。

これでは、かけてるほうは心配しますよね。

これはNTTにぜひ改善してもらいたい。

携帯電話(ソフトバンク弱かった)

停電は私の地域では24時間続いた。その間はもちろん携帯電話の電波はOUTでした。

停電が終わると同時に復旧したのですが、じつはソフトバンクだけはそれから3日ほど不通の日々が続きました。

ソフトバンクを利用している知り合いは、ストレスで爆発寸前でしたね。

ソフトバンクは田舎では非常に弱いようです。

受信エリアもいまだに狭い。

田舎でソフトバンク使う人の気が知れない。

現地にいて感じたこと

コンビニの対応

セブンイレブンでは冷凍庫が使えないということで、冷凍庫の食品を無料で放出していました。

揚げ物や中華まんも調理して配っていました。

助かった人は多いでしょう。

セイコーマートはそういうことはせず、全て廃棄処分にしていました。

全国的にはセイコーマートの神対応が報道されていたらしいのですが、あくまでも各店舗の経営者の気持ち次第ということですね。

セブンイレブンの名誉のためにも、ちょっとフォローしておきます。

ガソリンスタンド

各地域に必ず、停電時にも給油できるガソリンスタンドがあります。

そういうスタンドには長蛇の列が出来ていました。

この先まだ見通しが立たない時点で、一般人に給油するのはおかしいのではないかと思っていました。

役場、医療施設などの必要部署に限って給油してもいい。

「そのための設備では?」と疑問に思いました。

食料の不足

コンビニやスーパーには人が殺到し、中が空っぽになりました。

物流システムが停止しているので、在庫がなくなればそれまでです。

我が家は職業柄、非常食を大量に準備してありましたし、登山用の保存食もたくさん準備してありました。

満足するものは食べられませんでしたが、まだまだ数週間は戦えたと思います。

1週間ほどは在庫が復旧することはありませんでしたが、辛かったのは、同じものばかり食べていることですね。

終盤はパンが食べたくて仕方がなかったです。

ちなみに、ガスと水道がなかったら、もっと不便になっていたでしょう。

ラジオの良し悪し

情報を得る手段が、スマホとラジオしかありません。

スマホは使いたい放題するわけにもいかず、なるべくラジオで情報を得ました。

ラジオはとても便利だったのですが、延々と「札幌市内の避難所情報」を聞かされて、合間に不意打ち的に地方の情報が入ってきます。

札幌に住んでいないのに、札幌市内の避難所の場所を覚えちゃうくらい。

辛いので、遠く日本の何処かのプロ野球中継などを聴いた。

現地と他地域との温度差

停電が終わったあと、少しずつお客さんが来るようになりました。

こちらも大変ですが、旅している人も行き場所がなくて大変です。

また、こちらが大丈夫だと知って、来てくれるのは嬉しかったですね。

そこで面白かったことがあります。

「北電の対応はどう思いますか?」

といきなり聞かれたんです。

「え?どうって? 案外早く停電終わったし、嬉しかったです」

と答えると、ブラックアウトの原因はどうとか、いろいろ話してきました。

現地にいると、頭の中になるのは停電のことばかりだったけど、どうやらその間に、他府県ではブラックアウトという言葉の意味に始まり、その原因、誰が悪いかなど、どんどん話が進んでいるようでした。

「現地そっちのけとはこういうことか」

と面白かったです。

こっちでは「ブラックアウト」という言葉自体、まだ知らなかったからなあ。

電気のない生活

パソコンなし、スマホなし、テレビなし。

そして、暗くなると本も読めません。

日中は太陽が落ちるまで読書が出来ましたが、夜になると暇でした。

先ほども書きましたが、ラジオをつければ避難所情報ばかり。

真っ暗な中、布団に横になって、ただボーッとするだけ。

いかに普段、電気ありきの生活をしているかを思い知ったのです。

野菜と牛乳

1週間から2週間ほど食料品は満足には買えませんでしたが、田舎なので野菜や牛乳は近所で生産しているので困らなかったです。

農家さんはもちろん、家庭菜園している人からもいろいろと差し入れがありました。

とてもありがたく、助けられました。

勝ち負けではない

こういう緊急時になると、えてして「情報ゲット合戦」の様相を呈してきます。

人に会えば「あそこはどうだ、ここはどうだった」と情報を伝えてきます。

たまには有用な情報もあるのですが、ほとんどはどうでもいい内容で、

「あそこの家はこんなに大変だった」

「いかに自分は情報を入手して、いかにうまくこの地震を立ち回ったか」

などと始まると、もう心配を通り越して、自慢合戦を楽しんでいるかのようでした。

「僕ちゃん、がんばったんでちゅねー」

って褒めてあげればよかったのでしょうか。

地震の後に対策したこと

モバイルバッテリー

情報収集、連絡手段の生命線はスマホです。

そして、スマホの生命線はバッテリーです。

田舎では誰でも車を持っているので、最終手段としては車のエンジンをかけてスマホを充電すればいいのです。

だけど、やはり専用のモバイルバッテリーを準備しておくととても便利です。

登山におすすめ軽量モバイルバッテリー【RAVPOWER】

2018年12月4日


私は旅行や登山用にモバイルバッテリーを持っていましたが、今後さらに長期化した停電のために、ソーラー発電&手回し発電のモバイルバッテリーも追加で準備しました。

灯りの問題

キャンドルの灯りはいいものです

うちには緊急用に電池のランタンや懐中電灯、ヘッドライトがたくさん準備してあります。

さらに、乾電池の在庫もあります。

だから安心かと思いきや、今回の停電で不便なところがありました。

準備してあったランタンは、すべて横方向から上方向を照らすものばかりだったのです。

吊るして使うと真下は本体の影になって暗いし、テーブルに置くと本も読めないし、ご飯茶碗の中が影になるんです。

上に吊るせて、しかも真下を照らせるものが必要だと感じました。


24時間だけ経験させてもらった

私の地域は、結局24時間の停電のあと、ライフラインは復旧しました。

食料品は2週間ほどは不足はありましたが、代用品でなんとかなりました。

震源地に近いところに比べると、たいへん幸運だったと思います。

もし今回の地震で、

「停電だけじゃなく水道もガスも止まっていたら・・・」

「停電が24時間だけじゃなく、何日も続いたら・・・」

「これが冬だったら・・・」

と考えると、はたして自分たちはどうだったでしょうか?

今回は、たった24時間だけ停電し、試しに体験させてくれたようなものです。

いきなり酷い環境に置かれず、次に備える事ができます。

こうやって記録しておくことで、経験を活かせていけたらと考えています。






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