【日本百名山in北海道】幌尻岳の登り方ガイド【全ルート解説】




こんにちは、寝袋!です。

今回は、北海道にある日本百名山の一つ、幌尻岳の登り方について解説していきます。

幌尻岳とは

wikiより
幌尻岳(ぽろしりだけ)は、北海道日高振興局の沙流郡平取町と新冠郡新冠町にまたがる標高2,052 mの山。日高山脈の主峰であり、日本百名山に選定されている。日高山脈襟裳国定公園に含まれ、山頂には二等三角点(点名「幌尻」)がある。山名はアイヌ語で「Poro(大きい)sir(山)」を意味する。

「なぜ、この山を百名山に選んでしまった!」

全国の山々を登ってきましたが、私はこう思います。

深田氏が日本百名山を選ぶ上で、「日高山脈」から一つ選ばないわけにもいかなかったのはわかります。

まさか後の世に、日本の登山者が

「自分の選んだ百の山」

を目標にするとは、思ってもいなかったのでしょうね。

正直、この幌尻岳は、百名山のなかではちょっとレベルが違います。

藪こぎかという登山道、慣れない避難小屋宿泊渡渉、天候へのストレスが登山者を困らせます。

みなさん、心して登ってください。

もちろん、素晴らしい山ですので、楽しむことも忘れずに。

幌尻岳の登山コース

額平川コース(平取町)

「幌尻山荘」(有人避難小屋)を利用して、1泊~2泊で登る行程です。

約20回繰り返す渡渉は、天候による増水を避けて行う必要があります。

新冠コース(新冠町)

「新冠ポロシリ山荘」(無人避難小屋)を利用して、同じく2泊3日で登る行程です。

渡渉は1回だけですが、長い林道歩きが登山者を苦しめます。

チロロ林道コース(日高町)

日高町のチロロ林道から入り、テント泊での1泊~2泊の山行になります。

おそらく日高山脈を初めて登るであろう、百名山目的の人には、おすすめできません。

ここでは、詳細は省きます。

十勝方面の伏美岳から、ピパイロ岳、1967峰を経て縦走するコースもあります。

こちらも経験者向けなので、ここでは詳細は省きます。

コース比較

額平川コース

長所

  • 渡渉が楽しめる
  • カールに沿って登る景観

短所

  • 天候が悪化すると入山、下山が不可能になる。
  • 渡渉での死亡事故が多発
  • 山荘の予約競争が激しい
新冠コース
長所

  • 渡渉が1回のみ(大雨以外は大丈夫)
  • お花畑が良い

短所

  • 新冠ポロシリ山荘までの長い林道歩き(19km)
  • 大雨で林道自体が通行止めになることあり

山深い日高山脈にアプローチすることになるため、いずれから登るにしろ、宿泊登山になります。

寝袋、食料など、重い装備を背負っての登山は、慣れない人にとっては大変です。

以下、額平川コースと新冠コースを、順番に解説していきます。

額平川コースの登り方

標準的登山日程

山荘で1泊するのか、2泊にするのかで変わってきます。

バス降り口~幌尻山荘 4時間30分
登り 4時間30分
下り 3時間
幌尻山荘~バス乗り場 4時間30分
標高差 1,300m

無理せず、山荘2泊で計画することをおすすめします。

気持ちに余裕が生まれます。時間に余裕をもって登るべき山です。

注意点

沢靴は必須です。

増水していなくても、膝まで楽に水に浸かりますので、濡れることが前提の服装でのぞみましょう。

登山口情報

とよぬか山荘
標高:225m

駐車場:多数

携帯電話:ドコモOK、au不可、ソフトバンクOK

とよぬか山荘からは、町営シャトルバスで入山する。(往復3500円、1時間、1日4便)

シャトルバス予約、とよぬか山荘予約は、TEL:01457-3-3568へ。

天候によりシャトルバスが運行しない場合、徒歩を含めあらゆる通行は不可となります。

幌尻山荘は予約必須で、TEL:01457-3-3568へ。

予約について
詳細は、予約専用HP:http://horoshiri-biratori.jp/

を参照してください。

登山情報

とよぬか山荘から、町営シャトルバスに乗り約1時間、そこからいよいよ登山スタートです。

まずは7kmの林道歩き

まずは単調な林道を約7km、歩いていきます。

じつは帰りのほうがやや登りです。

へつり

ルート自体は、迷うところはありません。

数箇所、へつりもありますが、危ないところには鎖が設置されています。

渡渉

このコースの核心部、渡渉区間です。

増水していなくても、膝までくる場所が数箇所あります。

必ず沢靴などを準備しておき、登山靴を濡らさないようにしましょう。

大小合わせて、20回ほどの渡渉があります。

渡渉

山荘が見えた

雨で増水した場合、かなり危険な渡渉となります。

毎年のように死亡事故が発生しています。

登りはシャトルバスが運休するので、有無を言わさず登山できないので問題ありません。

問題は下りです。

下りは、幌尻山荘の管理人などの注意を重く受け止めて、停滞を判断してください。

事故は、無理に帰ろうとして起きることが多いです。

幌尻山荘

幌尻山荘からは、尾根に取り付いて急登していきます。

「沢のあとに一気に急登」

というのは、日高山脈のセオリーみたいなものです。

まずは、命の水という水場まで、2時間あまり急登していきます。

展望もなく、辛い登りです。

命の水はこのコース唯一の水場ですが、チョロチョロなのであまり当てにしないほうがいいでしょう。

命の水からもまだ急登が続くのですが、どんどん展望がよくなるので、先程までとは気分が違います。

稜線に出れば北カールが美しい

稜線に出れば、あとは、お花や北カールの美しい景色を観ながら、半円を描くように登っていきます。

新冠コースとの合流地点を過ぎれば、まもなく頂上です。

頂上からは、日高山脈が四方に広がり、素晴らしい展望です。

参考HP

下記HPには額平川コースの注意点が書いてあります。

ぜひ一読して登山してください。

とよぬか山荘「幌尻岳登山のページ」:http://toyonuka.chu.jp/?page_id=13

付近の宿泊施設

新冠コースの登り方

標準的登山日程

新冠ポロシリ山荘で、1泊ないし2泊の行程になります。

額平川コース以上に、2泊で計画されたほうが良いでしょう。

行きも帰りも、林道歩きがたいへんなコースです。

新冠市街~イドンナップ山荘(車) 2時間
イドンナップ山荘~新冠ポロシリ山荘 5~6時間
登り 4時間30分
下り 3時間
新冠ポロシリ山荘~イドンナップ山荘 5時間
イドンナップ山荘~新冠市街(車) 2時間

余裕を持ったご計画を。

登山口情報

イドンナップ山荘
標高:425m

駐車場:あり

トイレ:イドンナップ山荘にあり

携帯電話:全社不可

自動販売機:なし

新冠コース利用者が増加していて、駐車場が混雑する場合があります。

なるべく多くの車が停められるように、留意してください。

登山情報

新冠市街から車を走らせること2時間で、登山口となるイドンナップ山荘に到着します。

道中は砂利道の林道ですので、パンクにご注意。

イドンナップ山荘に車を停めたら、その先の奥新冠発電所ゲートを右に入り、林道歩きが始まります。

林道歩きは全部で19kmで、アップダウンを繰り返すので消耗します。

いこい橋

歩き始めてから3kmほどで、いこい橋の上のゲートに到着します。

一度ザックを降ろさなくてはならず、面倒です。

昔は、自転車やスクーターで侵入する輩がいて、それを防ぐためにこんなに厳重なゲートが出来ました。

林道はヒグマも歩きやすいので、よく糞が落ちています。

また、夏の時期はアブが大量発生してイヤラシイので、虫よけのネットなどの利用をおすすめします。

奥新冠ダム

奥新冠ダムが見えたら、樹林帯に入っていき、山荘までもう少しです。

新冠ポロシリ山荘

山荘は無人の避難小屋です。水は豊富です。

宿泊道具は山荘にデポして、翌日は身軽な装備で山頂をめざします。

最初はヤブが深い

まずは山荘左手の登山道に入り、沢沿いに進んでいきます。

沢沿い、時には高巻いて

渡渉ポイント

こちらのコースは沢靴は不要です。

たいていは飛び石伝いで渡れます。

水量が多い場合、靴を脱ぐなどすればいいでしょう。

7合目上の水場

額平コースでも説明しましたが、

「沢沿いのあと一気に急登」

のセオリーは、こちらのコースも同じです。

渡渉したあとは、細尾根をずっと急登していきます。

展望もきかず、たいへん苦しい急登です。

7合目上の水場を渡りますが、このあたりから展望が開けてきます。

この水場は、7月上旬までは雪渓が残りますので、事前情報を確認してください。

大岩をめざして

稜線下の大岩をめざして登っていきますが、ずっと緩むことのない急登です。

こんな急斜面を登ってきたんです

分岐

稜線に出ると、額平川コース(振内コースと書いてありますが)との合流地点です。

もう山頂は目の前です。

おめでとうございます

幌尻岳は日高山脈の主峰ですが、じつは国境稜線からは離れていて、そのおかげで稜線の眺めが素晴らしいです。

日高山脈に囲まれて

注意点

大雨の後は、イドンナップ山荘までの林道が、通行不可になる場合があります。

参照HP

新冠ポロシリ山荘の利用申請については新冠ポロシリ山岳会HPを参照してください。

新冠コースに関しては、こちらのHP旅人宿ふかふか亭 登山案内」が詳しいです。

付近の宿泊施設

「旅人宿ふかふか亭」は幌尻岳登山者が多く訪れ、オーナー自身も登山者です。

事前情報など詳しく教えてくれます。

【日本百名山in北海道】全9座登山コース解説&登り方まとめ

2019年1月16日

登山のために北海道へ飛行機で来る注意点

飛行機を使って登山する場合、いくつか注意点があります。

登山道具の機内持ち込みや、よくある忘れ物などです。

トラブルを避けるためにも、一度読んでいただけると参考になるかと思います。

【北海道登山】飛行機に乗せられない登山道具・注意点・ノウハウ

2019年3月1日

北海道登山での格安レンタカーの探し方

北海道は、レンタカーの激戦区です。

たくさんのレンタカー会社がひしめきあい、季節によって価格の変動も大きいのです。

大手レンタカー会社から、小規模格安レンタカー会社まで、比較して選べばいいのですが、それはなかなか面倒です。

そういうとき、スカイチケットレンタカーなどの、レンタカー比較サイトなどが便利です。

借りる期間と場所を選んで、一気に比較検討できますよ。

レンタカーについて詳しく書いてます
あわせて読んでください。

北海道登山は車が必須「安くレンタカーを借りる方法と注意点」

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