こんにちは、寝袋!です。
山の山頂などで、
「おお、今日は○○山がよく見えてるなあ・・・」
「あの山は〇〇岳だから、横の尖った山が△△山だな」
という会話、耳にしたことがあるでしょう。
初心者のかたはみんな、
「ベテランはどうして観ただけで山の名前がわかるんだろう?」
「自分もいつかわかるようになるのかな?」
と思うものです。
きっと誰もが一度はそう思ってきた登竜門みたいなもの。
大丈夫、あなたもいつかそうなりますが、読んで安心してください。
目次
山頂あるある

上のような会話はもはや「山頂あるある」といってもいいくらい、よく耳にする会話です。
というのも、登った山から景色をただ観ることだけでも大きな楽しみですが、今いる山から他の山がどんなふうに観えているかを確認するのも、登山者ならではの欲求と言えるからです。
雲の上からのぞく富士山を知っているのは登山者だけですし、富士山のすり鉢を見下ろせるのも登った人だけの特権。
山というものを、他の山から見て楽しむのも、すごく自然なことではないでしょうか。
ベテランはどうして遠くの山の名前がわかるのか?
ところで、自分には「ただのキレイな山々」なのに、ベテランさんたちはどうして山の名前がわかるんでしょう?
その理由を下に書いていきます。
過去に調べたことがあるから

最大の理由は後回しにするとして、まずはこの理由をあげたいと思います。
それは、過去にその山の名前を調べたことがあるからです。
山座同定
「さんざどうてい」というのですが、ある場所から見ている山の名前を調べることは、登山者の楽しみの1つだからです。
詳しい方法はここでは書きませんが、
「名前を知りたい山の方角を調べ、地図があれば山の名前を知ることが出来る」
技術です。
地図で今いる場所から、その方角に直線を引いていくと、ぶち当たった山が今見えている山ということです。
なんとなくわかりますか?
今はスマホのアプリで、簡単に山の名前を知ることが出来ますから、やろうと思えば誰でも正確に調べることも出来ます。
ガイド本などで
また、その人はもしかすると、ガイド本やネット情報で、事前に調べてきたのかもしれません。
今回じゃなくても、以前登った時かもしれませんが。
山に登って観えていた山に一目惚れして、いつかその山に登ることを決意する・・・
それを繰り返しているうちに、たくさん山に登ってきた・・・
これもまた「登山者あるある」なんですよ。
登山者は山の名前をよく調べるんです。
一番の理由「登ったことがあるから」

しかーし。
上で書いた理由は、私が思うに大した理由ではありません。
ベテランさんが遠くの山の姿を見ただけで名前がわかる最大の秘密は、
「一度自分が登った山は、どこから見てもわかるから」
です。
不思議なことに、登山者は汗水垂らして登った山のことは、なぜか立体的に記憶に留めているんだと思います。
苦しくて足元しか見てなくても、山頂でガスで真っ白視界ゼロだったとしても、なぜかその山を遠くから見たとき、
「あれ?あれは〇〇岳じゃねえか?」
と直感的にわかるものです。
「双耳峰(山頂が2個ある)だし、間違いない!」
「なだらかな所があって、そこからギュッと上がってる。もしかして?」
なんて感じです。
地図やアプリで調べてみると、たしかにその通り、合ってるんですよ。
そして、1つ山がわかれば、その隣にある山もなんとなく名前くらいは覚えていますし、登った山が多ければ多いほど、連鎖的に頭の景色に名前が当てはまっていくものです。
「何の根拠もないじゃないか! バカにするな」
と怒られるかもしれませんが、実際、ほんとうにわかるんだからウソじゃないですよ(苦笑)
結論「そのうちわかるようになるよ」

あなたが山の名前を毎回調べるかどうかわかりません。
いずれにしろ、それで多少覚える速さは変わっても、登った山が増えていけば、あなたもいつかベテランさんのようになるでしょう。
大丈夫、山に登り続けていれば、あなたも、誰でも、
景色を観ただけで遠くの山の名前がわかるようになります。
とくに意識しなくても、知らないうちに、なぜだかわからないけど。
その時はきっとあなたも私と同じように言ってますよ。
「登山者って、一度登った山はどこから見てもわかるんだよね」
これは真実であり、私は一番ロマンティックな回答だとも思ってます。
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