山登りはどうして早朝に出発するのか?




こんにちは、寝袋!です。

みなさんは、山登りに行く時、何時頃に登り始めますか?

また、その時間はどうやって決めていますか?

私はたいてい夜明け直後に登り始めるのですが、時々、下山している途中に登ってくる人とすれ違って、びっくりします。

「え? これから? 泊まりでもないよね?」

今回はちょっと、山登りをスタートする時間についてお話します。

「山登りって、どうして朝早く登り始めるんですか?」

早起きは三文の得?

朝は気持ちがいい

「早起きは三文の得」といいますが、山登りでもそれは当てはまると思います。

登山を始めたばかりの人は、

「山頂でお昼ごはんを食べたいから、この時間に出発すれば丁度いいな!」

とか、

「この山はコースタイム短いから、少し遅めに出発しても大丈夫」

とか考えます。

それは、あまりおすすめできない登山計画です。

出発時間はコースタイムに関係なく

理由はこのあとに説明しますが、基本的な考えとして、

「コースタイムに関係なく、いつも同じ時間に登り始めよう」

と考える人は多いです。

いつも朝6時に登り始めるなら、それは山に左右されないようにしたほうがいいですよ。(遅くはしない)

コースタイム8時間なら下山は14時、コースタイム5時間なら下山は11時。

仮にコースタイム10時間という長丁場ならば、15時に下山できるように朝5時に出発します。

出発時間は、早くするのはいいですが、遅くするのはやめましょう。

理由は・・・

早発ちするメリット

「でも、ちゃんと15時には行動を終える予定だし、それで良いって教わったけど?」

と言われるかもしれません。

たしかに間違いではないので、逆に、「早く出発するメリット」をあげていきます。

涼しいうちに

山に限らず、朝は涼しくて昼は暑く、夕方になるとまた涼しくなりますよね。

早朝から登り始めると、涼しいうちに低いところ(=暑いところ)を通過してしまって、気温が上がるときには山の上のほう(=涼しい)にいることになります。

それは体力面でも有利ですし、アブなどが活発に動く前に通過できるということにもなります。

帰りには暑さに見舞われる可能性もありますが、上りより下りの方がいいでしょ?

早朝出発は、涼しくて気持ちがいいんです。

トラブルがあってもリカバリーしやすい

早く出発すると、トラブルに強くなります。

トラブルと言うと遭難事故をすぐに考えてしまいますが、その手前のトラブルのことです。

例えば、車のパンク、忘れ物などです。

余裕のない計画ですと、

「車のパンクを修理してたら、登山口に着くのが遅くなっちゃった。これからだと遅くなるからもうやめるしかないな」

となってしまいますが、余裕があると、

「これから登っても、予定より遅いけど昼には下山できるぞ」

となるわけです。

単純なミスやトラブルをリカバリーしやすいのが、早朝出発なんです。

誰かに発見してもらえる

早朝出発すると、おそらく下山時に何人もとすれ違うと思います。

コースにもよりますが、それはつまり、

「この後自分がコケて動けなくなっても、後ろから下山してくる誰かに発見してもらえる」

という保証になります。

逆に自分が登っている時に、下山してくる人とばかりすれ違うということは、誰にも発見されない可能性があるということですね。

とくにソロの場合は、「後ろから誰かが来る」というのはとっても安心なんです。

救助される可能性が上がる

上と同じ理由で、救助される可能性も上がります。

誰かに運良く発見してもらえたとして、救助隊がすぐに来てもらえるとは限りません。

遭難情報が下界に伝わる時点で夜かもしれませんし、天気が悪ければヘリも飛べないこともあるでしょう。

救助隊が来てくれるのがその日のうちなのか、夜を越して明日なのか。

あなたは真っ暗な山で一晩ビバークする装備と自信ありますか?

誰でもそんなことは嫌ですよね。

山は午後になるとガスりやすい

山は、午後になると大気が不安定になって、ガスが湧きやすいです。

せっかく登った山頂で、景色が見られなくなる可能性が上がります。

出来れば午前中に頂上に着いて、絶景を観たいじゃありませんか。

暗くなるまで余裕がある

山の夜は怖いです。

「ヘッドライトあるから大丈夫!」

なんて思うでしょうが、ほんと怖いですよ。

真っ暗闇のなか、ヘッドライトだけが視界という世界で、視界に何かが飛び込んでくる怖さ。

例えば落ち葉が照らされるたびに、あなたの精神力は少しずつ削られて行くでしょう。

少し遅くなっても、暗くなる前に降りられることの幸せ。

早い時間に帰れる

登山を目一杯楽しんで、下山してもまだお昼過ぎ。

温泉でも立ち寄って、さっぱりしてから家に帰れるって良いと思いませんか?

明日の仕事のことを考えて、急いで家に帰るんじゃあ、なんだか自然の中で体験した時間が、あっというまに現実世界。

帰りに登山用品店に寄ってもいい(山の直後に必要と思ったものが、本当に必要なもの)ですし、美味しいごはんを食べてもいいでしょう。

山頂についたときがメシ時だ!

あまり遅くならないように下山できれば、それを責めるつもりはありません。

でも、経験ある登山者たちは、早立ちのメリットを知っているので、そんな計画は立てません。

「オレは山頂で食べるメシのために登ってるんだ!」

「お昼にそこに居たいんだよ!」

と思ってるあなた、大丈夫ですよ。

山はお腹が減ります。

「お昼? 関係ない! 山頂についたときがメシ時だ!」

登山はどうして朝早くに出発するのか?

簡単な山でも早朝に出発する理由は?

おわかりいただけたでしょうか?

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