こんにちは、寝袋!です。
今回は、登山用の帽子の選び方について説明します。
頭にかぶっているので、
「山頂で一緒になった、赤い帽子を被った人」
とか、人を言い表すのに便利な、一番目立つアイテムです。
あなたはどんな帽子が好きですか?
キャップ? ハット? ニット帽?
色々なデザインやカラーのものがあって、オシャレ感覚だけで選んでもいいのです。
ですが、ちょっとだけ、形の違いを勉強してからにすれば、違う選択になるかも!
登山では、帽子の形の違いで、使い勝手も効果もぜんぜん違うものなんです。
あなたに合う形を決めて、そのなかで好きなものを探して下さい。
目次
登山用帽子の種類
登山で使われる帽子は、たいてい下の4種類でしょうか。
生地の厚みや、素材の違いはもちろん、色やデザインもいろいろありますね。
キャップ | ![]() |
ハット | ![]() |
ビーニー | ![]() |
バンダナ | ![]() |
基本的には、好みで決めてもらっていいものですが、形によって多少、使い勝手の違いがあります。
種類ごとに、特徴を見ていきましょう。
帽子の役割
帽子は、ただのオシャレアイテムではありません。
山の上の強い紫外線から肌や目を守ったり、頭をどこかにぶつけたときに保護したりします。
また、目まぐるしく変わる気温の下でも、一番熱の影響を受けてしまう頭部を、変化から守ってくれます。
難しく考える必要はないですが、山にはどれか一つでも持っていきましょう。
キャップ
![](https://nebukurou.com/wp-content/uploads/2019/02/OVRD1003.jpg)
いわゆる野球帽スタイル
キャップは、前に大きくツバが出ているので、前方向からの陽射しを遮ってくれます。
また、雨のときに、直接顔に水滴が当たらないのは便利です。
後頭部がむき出しになること、前からの風で吹き飛びやすいことが欠点です。
ハット
![](https://nebukurou.com/wp-content/uploads/2019/02/OVRD1004.jpg)
登山というとこのスタイルを思い浮かべる人が多い?
ハットは、ツバの広さ、硬さが様々で、とても種類が多いです。
あらゆる方向の陽射しを遮ってくれますし、ツバが硬いもの以外は、風で吹き飛ばされにくい形状です。
あまりにツバが広くて硬いものは、縦走時などの大きなザックに、後頭部が引っかかります。
ビーニー
![](https://nebukurou.com/wp-content/uploads/2019/02/OVRD1005.jpg)
暑い時期はあまり使いません
ビーニーはツバがないので、陽射しには弱いです。
ただ、風で吹き飛ぶ恐れもなく、寒い時期には暖かく頭部を守ってくれます。
頭部から逃げる熱というのは大きいので、冬の山ではあるとないとでは大違いです。
バンダナ
![](https://nebukurou.com/wp-content/uploads/2019/02/OVRD1006.jpg)
愛用者も意外と多い
バンダナは、最近は汗を吸いやすい素材のものも出ていて、愛用している人は多いです。
ビーニーと同じくツバがないのですから、陽射しを遮る効果はありません。
レインウェアとの相性
![](https://nebukurou.com/wp-content/uploads/2019/02/OVRD0992.jpg)
レインウェアと一緒に
帽子でひとつ重要なのが、レインウェアを着たときの相性です。
ツバが大きいキャップの相性がよくて、レインウェアのフードと一体になって、雨を防いでくれます。
![](https://nebukurou.com/wp-content/uploads/2019/02/OVRD0993.jpg)
ハットはイマイチ
ハットの場合は、ツバが硬いとフードがかぶれませんので、ハットはザック内に仕舞うことになります。
ツバが柔らかい場合はフードをかぶれますが、横方向への視界が悪くなる場合が多いです。
ビーニーとバンダナは、かぶっていてもいなくても、雨を防ぐという面では無意味です。
キャップが一番雨に対して強いです。
とくにメガネ使用者は、雨がメガネに付くと一気に視界が悪くなるので注意です。
![](https://nebukurou.com/wp-content/uploads/2019/02/OVRD0994.jpg)
レインウェアにもツバは付いていますが・・・
ヘルメットとの相性
登山ルートによっては、ヘルメットを着ける場合があります。
![](https://nebukurou.com/wp-content/uploads/2019/02/OVRD1008.jpg)
キャップは種類にもよる
キャップは、上からヘルメットをかぶっても、邪魔にならない場合もあります。
私は、冬以外ではキャップを愛用していますが、レインウェアでもヘルメットでも相性が良いので、気に入っています。
![](https://nebukurou.com/wp-content/uploads/2019/02/OVRD1009.jpg)
バンダナもいい
バンダナは、ヘルメットとは相性がいいです。
むしろ、汗をかく場合は、バンダナやインナーキャップがあると、ヘルメットが快適にかぶれます。
ビーニーも、秋冬ならばいいでしょう。
ハットは、ヘルメットとは相性が悪いです。
私の愛用キャップ
私は長年愛用しているキャップがありまして、とても便利ですので紹介したいと思います。
![](https://nebukurou.com/wp-content/uploads/2019/02/OVRD0999.jpg)
サンデーアフタヌーンのキャップ(モデル名不明)
「サンデーアフタヌーン」という、アウトドア用帽子を専門に作っている海外の会社の製品です。
今現在は、私のモデルは「エクリプスキャップ」というモデルです。
他にも、多数のモデルが販売されています。
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ツバが折れてコンパクトに収納
OR(アウトドアリサーチ社)のレイダーポケットキャップが、これと同じツバ折れ方式で有名ですが、あっちは山でよく見かけるので、嫌いです。
私の勘ですが、もしかしてOEMで、サンデーアフタヌーンが作っているのでは?
デザインも似ている部分がありますし。
![](https://nebukurou.com/wp-content/uploads/2019/02/OVRD1001.jpg)
フラップ状に通気口が開いているサンデーアフタヌーンは、それほどメジャーではないと思うのですが、デザインもシンプルで格好良いと思います。
私はもう5年以上酷使していますが、まだ色あせもしていません。
いいものを、ちゃんと作っているメーカーです。
登山における帽子の形の違いまとめ
今まで説明したことを、表にまとめてみました。
帽子の形 | 長所 | 短所 | レインウェア相性 | ヘルメット相性 |
キャップ | 雨に強い | 後ろの日除け | ○ | ○ |
ハット | 日除け抜群 | フードとの相性 | △ | × |
ビーニー | 冬暖かい | 日除けなし | ー | ○ |
バンダナ | 外しても邪魔にならず | 日除けなし | ー | △ |
帽子の形によって多少違ってくる使用感、長所短所を説明してきました。
どれが決定的に優れているとか、そういうことはないと思います。
個人的には、
- 冬はニットのビーニー
- それ以外の季節は、ヘルメットでもレインウェアでも万能なキャップ
が便利だと思っているので、多用しています。
しかし、たまには、季節やスタイルによって、帽子を変えることも多いです。
登山では帽子は大切なおしゃれポイントです。
一番目立つアイテムですし、選ぶのも迷ってしまいますよね。
ただ、帽子の形の違いによる「良いところ悪いところ」を知った上で選ぶと、のちのち後悔しませんよ!
ハット
ビーニー