ナノエアのレイヤリングについて【私の失敗例・参考例】




こんにちは、寝袋!です。

「一度着たら帰るまで脱がない」

というコンセプトで開発され、大人気の保温着が、

パタゴニアのナノエアシリーズ

です。

これが発売されてから、他のメーカーも続けて

「行動中も着れるインサレーション(保温着)」

を売り出しました。

パタゴニアの近年最高のスマッシュヒットではないでしょうか。

さて、そんなナノエアシリーズですが、購入前の方が悩まれるのが、レイヤリング(重ね着)だと思います。

インサレーションを着たまま行動する、という事自体が

「今までからすると常識はずれ」

ですから、考え込んでしまいますよね。

実際に着て、登山してみるのが一番良いと思いますが、参考までに、

私がナノエアを着るときのレイヤリング

を紹介したいと思います。

ナノエアシリーズとは?

公式HPより
いったん腕を通したら、壮大なリード、雪しぶきのなかでのビレイ、頂上への同時登攀、そして下降まで脱ぐ必要のないフーディです。

フリースの通気性に、インサレーションのプロテクションと保温性を組み合わせたナノエアは、テクニカル・インサレーションの新標準を打ち立てます。

軽量ながら悪天候に対応するDWR(耐久性撥水)加工済みのリップストップ・ナイロン製のシェルと平織りの裏地のあいだに濡れても保温性を維持するフルレンジ・インサレーションをはさんだ素材は、格別な伸縮性と通気性を提供し、体温を管理しながら、幅広いコンディションで快適さを維持します。

このうえなくソフトで滑らかな肌触りとメカニカル・ストレッチにより、ベースレイヤーの上でアスレチックなフィットを実現し、無制限の動きやすさを発揮します。肌寒いビレイや極寒の状況では、軽量なシェルの下で保温効果が一気に上昇。

ナノエアは、断然フーディーがおすすめです

ナノエアについては、以前レビュー記事を書いていますので、よろしかったらそちらをどうぞ。

万能? パタゴニア ナノエアフーディのレビュー

2018年11月13日

私のレイヤリング・・・失敗

私の初期のレイヤリング

アウター パタゴニア ナノエアフーディー
フリース パタゴニア R1プルオーバー
ベースレイヤー パタゴニア キャプリーン2
ドライレイヤー ファイントラック パワーメッシュ

初めてナノエアを使ってから数回、上のようなレイヤリングで山へ行っていました。

こちらは北海道ですから、冬山になるとマイナス5~20℃で行動します。

これが、暑くて失敗でした。

今までは、上のレイヤリングからナノエアがない状態で、風が吹くと上にハードシェルを着ていました。

そこにナノエアフーディーが増えてしまったわけですから、それは当然暑いですよね。

「R1は手放せない」

という思いがあったので、失敗したのだと思います。

たぶん、

「ナノエアが暑い」

と言われている方々は、みなさんこういう着方をしているのではと思います。

レイヤリング・・・経験後

補足
下記に出てくるパタゴニアのキャプリーンは、旧型のベースレイヤーです。

古くて申し訳ないですが、長持ちするのでいまだに現役の優れた製品です。

以前は1~4で数字で分類されていました。

今の基本レイヤリング

アウター パタゴニア ナノエアフーディー
ベースレイヤー パタゴニア キャプリーン2
ドライレイヤー ファイントラック パワーメッシュ

これだけで良かったんですね。

なんとなく「ナノエアはアウター」という固定観念があったので、ミドルレイヤーとしてR1を着てしまっていました。

しかし、ナノエアは「上に何も着ないミドルレイヤー」としてレイヤリングするべきでした。

調整はベースレイヤーで

アウター パタゴニア ナノエアフーディー
ベースレイヤー パタゴニア キャプリーン3
ドライレイヤー ファイントラック パワーメッシュ

R1をベースレイヤーとして

アウター パタゴニア ナノエアフーディー
フリース パタゴニア R1プルオーバー
ドライレイヤー ファイントラック パワーメッシュ

以前記事にしましたが、R1は厚手のベースレイヤーとしても機能します。

パタゴニアR1フリースの意外な特徴「使ってる人は知っている」

2019年1月6日

なので、こういうレイヤリングもします。

私が経験で得たノウハウは、

  1. 「ナノエアは少し寒いかな?」と思うようなレイヤリングで運用する
  2. 「上に何も着ないでいいミドルレイヤー」として運用する
  3. 下の枚数を増やさず、ベースレイヤーで温度を調整する

ということです。

こうすると、行動中に発生する熱気、優れた通気性、適度な保温、がバランスよくなることがわかりました。

注意するべきこと

「一日中着たままでいられる」

というコンセプトだと紹介しました。

これはまさしくそのとおりで、入山から下山まで、ずっと着たままです。

行動中には脱いで、休憩中には着るといった、面倒なことがなくなります。

ただ、その上に着て風をシャットアウトするものは持っていくべきです。

パタゴニアの公式サイトでもそう説明されています。

軽めのウインドブレーカー(フーディニジャケットなど)か、冬用ハードシェルか、とにかく風を遮断できるものは必要です。

風を完全にシャットアウトすると、ナノエアはこれまでとは違った、優れた保温性を発揮してくれるでしょう。

最後に

行動中も停滞中も、一日中着たままでいられる。

パタゴニアのナノエアシリーズは、今までの常識からは考えられない保温着です。

しかし、だからこそ、

「レイヤリングがわからない」

という問題も出てくるのです。

一度使い出すとやめられないアイテムなのですが、使う前は不安な方も多いでしょう。

そういう人のために、参考になればという思いで、私のレイヤリングの参考例を書いてみました。

今回は、温度調整のこと以外は書きませんでした。

ですが、優れた伸縮性と着心地も合わさって、ナノエアはきっと手放せないものになると思いますよ。

今回の記事が参考になり、ナノエア愛好家が増えれば嬉しいです。

あなたも「一日中着たまま」の世界へどうぞ。

メンズ・ナノエア・フーディ

写真をクリックすると、公式サイトで詳細な説明とレビューが見れます。

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保温性と伸縮性に加えて優れた通気性を提供し、動いたり止まったりを繰り返す山での激しい有酸素運動でも継続的な着用が可能なフーディ。フルレンジ・インサレーションを採用し、ソフトな肌触りながら耐久性に優れたシェル素材

パタゴニア公式サイト
パタゴニア製品は、公式サイト以外では取り扱いが少なくなっています。

パタゴニア

私が実際に使っているオススメ登山道具レビューのまとめ

2018年12月18日

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