こんにちは、寝袋!です。
「山に登るのにお金持っていって何買うのよ?」
と笑われた時代は遠いむかし。
今ではテントや避難小屋の協力金、ビールや食べ物だって買えちゃうところが多いです。
そうなると、山にお財布を持っていく必要がありますが、普段使いの財布を持っていくことはありません。
必要最低限の現金が入って、軽量コンパクトで、出来れば防水であれば、それがベストです。
私はモンベルの防水財布「ODワレット」を使っていますが、とても便利なのでご紹介します。
モンベルはこういう小物のラインナップが充実してるので、かゆいところに手が届くんです。
現金だけじゃなくてスマホやモバイルバッテリーなど、濡れたら困る小物の収納にも便利です。
目次
登山における防水財布
山に現金を持っていく時、硬貨だけでは物足りず、しかも重い。
お札を持っていきたいところですが、汗や雨で濡れてシワシワになってしまった経験、あるんじゃないですか?
私は昔はカメラのフィルムケース(若い方は知らないかも)にお札を折りたたんで入れていましたし、ジップロックも便利でした。
でも、今はずっとモンベルのODワレットを使っています。
モンベルODワレットM使ってます
モンベルのODワレットは、薄型で超軽量な防水財布です。
サイズが2種類ありますが、私はスマホやモバイルバッテリーも入れたいので、大きい方(M)を使っています。
超軽量
重さはたったの29gです。
ペラペラのビニールではなく、そこそこ厚みがあって頑丈なのですが、それでも29gです。
折りたたみ可能
中にスマホなどを入れたら別ですが、本体は自由に折りたたむことが出来ます。
厚みがないので、私の場合折りたたまずにザックのスキマに突っ込んでおくほうが多いですが。
高い防水性と耐久性
構造については詳しく後述しますが、かなりの防水性を持っています。
公式サイトには、
「完全防水ではないので水に沈めたりしないでください」
と書いてありますが、逆に言えば、わざと水に沈めたりしないかぎり、水が侵入することはありません。
私はこれまで、何度も何度も大雨に濡れてきましたが、このODワレットの中が濡れたことは、まだありません。
耐久性もかなりのもので、普通は何年も大丈夫です。
ひんぱんに開け締めする日常使いだとすれば、チャックやベルクロの部分が劣化するのが心配。
でも、山では1日に1、2回?
まあ何年ももちますよ。
モンベルODワレットの使い方
それでは、ODワレットの使い方について、もう少し詳しく解説していきます。
防水の仕組み
ODワレットは薄い袋状になっていますが、口の部分は2重のナイロンチャックです。
一般的なものより固めで、グッと押し込まないとなかなかハマりません。
中にお金を入れて、まずはこのチャックをしめるわけです。
締めたチャックの部分を、折り曲げてクルクルと丸め込んでいくと、上の写真のようになります。
チャックで締めた口を丸め込む方式は、登山者にはドライパックなどで見慣れた方式でしょう?
「あ、これなら間違いないな」
と直感する人も多いのでは。
ちょうどベルクロが現れますので、本体についたベルクロで留めます。
ベルクロとチャックの2重の安心感。
もしも水が浸水してくるとすれば、本体の接着(熱で圧着?)部分が剥がれることが原因でしょう。
私の使用歴では、周囲がボロボロになってきても、そこがダメになって浸水したことがないので、大丈夫かと思います。
スマホやモバイルバッテリーも入る
最近は現金の保護よりも、スマホやモバイルバッテリーの防水のために使っています。
スマホとモバイルバッテリーを入れて、スキマに現金を。
ちなみにスマホは防水をうたっているものが増えていますが、私は山にいる間は信用していません。
水が溜まったポケットに擬似水没したり、嵐の風圧にさらされて大丈夫なのかなと、用心しています。
スマホ操作できます
ODワレットの片側が透明なので、スマホが操作できます。
両面が透明になった「モバイルドライポーチ」という製品もあります。
指紋認証やカメラ撮影もできるので、スマホをひんぱんに使う方はそちらも便利ですね。
ODワレットの問題点
ODワレットの問題点、懸念されることを挙げておきます。
ベルクロの耐久性
まずはベルクロの耐久性です。
ロール式の口を止めるベルクロですが、ひんぱんに開け締めを繰り返すと、劣化するかもしれません。
この防水財布は、登山者だけじゃなくマラソンランナーやサイクリストにも使う人が多い人気製品です。
私は登山者としての使用頻度ですので、ベルクロが傷んだことはないのですが、
「1日に何度も開け締め&連日使用するような使い方の場合」
は一応注意してください。
この製品のベルクロがとくに弱いわけではありませんのでご安心を。
完全防水ではない
上でも書きましたし、公式にも書いてありますが、これは完全防水ではありません。
ダイビングなどの水の中で現金やスマホを保護したいのならば、これではダメということです。
登山で想定される防水性が必要なケースでは、まったく問題がない防水性能を持っています。
防水ケースとして便利です
この製品ODワレットは、財布として作られていますが、実際は、
現金・スマホ・モバイルバッテリーなどの超軽量防水ケースとして便利
です。
モンベルは雨の多い日本の登山者のための製品は、本当に良いものを作ってくれますね。
レインウェアなんて、モンベル以外を使う理由がないですし。
そして比較的安価なのもう嬉しいところ。
このODワレットも2000円ぐらいです。
登山に軽量で使いやすい防水財布(またはスマホケース)を探しているなら、ぜひオススメですよ。