こんにちは、寝袋!です。
山でお湯を沸かして温かい飲み物を作ったり食べ物を作る。
登山の楽しみの一つですし、それが出来ないと行けない山も出てきます。
そういう時に使うのが登山用のガスストーブです。
今回、私が愛用している
プリムスP-153ウルトラバーナー
を詳しく紹介するとともに、
「どうして私がこれを選んだのか」
を書きたいと思います。
長い間形も変えず定番であり続けるのには、理由があるのです。
みなさんがガスストーブを選ぶ参考になればと思います。
目次
プリムスP-153ウルトラバーナー
まず、このプリムスP-153ウルトラバーナー(以下P-153)は、超定番のモデルです。
ここで私が説明するまでもなく、多くの人が
「ああ、あれ買っておけばOKだよ」
と、口を揃えるようなモデルなのですが、一応私なりに紹介させてもらいます。
詳細
このバーナーにはゴトク(鍋などを乗せるところ)が付属していて、4本足です。
ゴトクは3本と4本のものが多いですが、やはり4本が安定感は抜群です。
テント内で水をこぼすと大変ですから、安定感は重要です。
ゴトクは短く折って収納できます。
とてもコンパクトですし、突起部が少なく弱々しい感じがしません。
細かい作りが丁寧で、とても格好いいと思うのはユーザーだからでしょうか。
炎の形
P-153は、炎が広がって拡散するタイプです。
火力は3600kcalで、山では十分強力です。
私はいまだに炎を全開にした記憶がありません。
「シュゴーーーッ」とすごい音がするので、ビビってついつい中火までで止めちゃいます。
長所
- 軽量さと火力のバランス
- 安定感のあるゴトク
- 故障が少ない
短所
- 炎が広がるタイプなので、やや強風に弱い。
SOTOウインドマスターとの比較
同じく人気のガスストーブで、SOTOウインドマスターというものがあります。
日本の新富士バーナーという会社が展開するブランド「SOTO」のバーナーです。
現在の登山用バーナーの、まさに双璧です。
大きな違い
P-153との最大の違いは、炎の形ですね。
ウインドマスターは、すり鉢状のヘッドから真上に向かって炎が出ます。
炎は鍋に一点集中で当たり、鍋底に当たってから広がるのです。
この炎のタイプの、長所も短所をみてみましょう。
長所
風が強い時にも、比較的安定して火を使うことが出来ます。
P-153(112g)より軽いです。
実用的な4本ゴトクを付けても、87gしかありません。
短所
短所としては、鍋を一点で温めるために、焦げ付きやすいことがあげられます。
とくに、チタン製のクッカーは要注意です。
あっという間に焦げついて、下手すると穴を開けてしまいますよ。
また、やや身長が高くて不安定さを感じます。
その他の候補
プリムスP-115フェムストーブ
P-153よりもさらに軽量(57g!)なモデルです。
炎はウインドマスターと同じく、真上に上がるタイプです。
ゴトクが小さいし3本なので、不安定でやめました。
軽量化に特化する人ならば候補になりますね。
P-153を選んだ理由
最終的に、私はP-153ウルトラバーナーを選びました。
当時は山でいろいろ調理をしていたので、一点集中型のウインドマスターでは、焦げ付いて不便だと思ったからです。
とくにチタンコッヘルは焦げやすく、広がるタイプでさえ火力を上げることが出来ないのです。
また、ゴトクの安定感(4本ゴトクなら大丈夫)がお店で触ってやや不安だったからです。
個人的に結論を出しますと、
- ウインドマスターは「お湯を沸かすだけ」だったらベストかも
- それ以外の調理もするなら、P-153を選んだほうが無難
としておきましょう。
両方とも素晴らしく、定番には定番になる理由があるということです。
みなさんの使い方に合わせて、あなたにとっての「ベスト」を選んでください。