「安心米」を山で使う・・・思いがけない発見!




こんにちは、寝袋!です。

先日、アルファー米を製造販売されているアルファー食品株式会社さんから、商品の提供をいただきました。

私は基本的に会社さんから受けるレビューはしない方針です。

「会社に対して失礼なこと書けないし、かといって読んでくれる方に嘘はつきたくないしな」

と考えて、気持ちよくないからです。

ですが、今回はお受けすることにしました。

理由は、ラインナップが独特で興味がわいたからです。

結果は以下で説明させてもらいますが、今回意外な発見がありましたので、その当たりも説明させていただきますね。

「安心米」はたして他社とはどう違うのか? いいのか悪いのか?

アルファー食品株式会社さんとは?

アルファ米と聞くと、みなさん思い浮かべる会社ありますよね?

尾西さんとか、サタケさんとか有名。

で、こちらアルファー食品株式会社さんはというと、島根県にある会社です。

失礼ながら、

「大手の販売力には敵わないだろうし、同じ製品では難しいよなあ」

と思ってしまいました。

でも何か違いがあるからこそ、支持されているわけでしょうし、それはなんなのでしょうか?

多種多様のアルファ米

私などはアルファ米と聞くと、登山のことしか思い浮かべませんが、本来は災害時用という役割があります。

こちらの会社は、災害用のアルファ米、アウトドア用のアルファ米を両方提供されているということですね。

安心米?

「そもそも、安心米ってなんなんだ?」

と思ってカタログを調べると、

  • すべて国産米
  • アレルギーに配慮した保存食

ということからつけられた名前でした。

ラインナップについて

安心米と安心米クイック

「安心米」のラインナップは主に以下の3種類です。

安心米 通常のアルファ米
安心米クイック 通常の半分の時間で完成するアルファ米(熱湯5分)
安心米おこげ 調理不要でスナック感覚

「安心米」は一般に他社からも展開されている、通常のアルファ米ですが、面白いのは味の豊富さでしょう。

『白米、五目ごはん、わかめごはん、ひじきご飯、とうもろこしご飯、キノコご飯、山菜おこわ、野菜ピラフ、ドライカレー、白がゆ、梅がゆ』と11種類あります。

アルファ米は数日食べると飽きがきます。山ではとくに疲れも重なってくるので、毎食同じ味では、

「うう、物が喉を通らない・・・」

となってきます。経験ありますでしょ?

種類の多さは助かるんです。これは各社工夫されていますが、私は「とうもろこしご飯・ひじきご飯」の2つは初めてでした。

どこも変わらないアルファー米だとしても、それぞれの味の違いを組みあわせるとレパートリーが増えますよね。

安心米を食べてみた

それでは、実際に安心米を調理して、食べてみます。

読んで貰えればわかりますが、正直なことしか書きません。

まずは作ります

開封するとスプーンと防湿剤が

まずは安心米の作り方ですが、これはいつものアルファ米と何も変わりません。

開封するとプラスプーンと防湿剤が入っていて、それを取り出すことも同じです。

注水線までお湯をそそぐ

次に、熱湯をわかしてパッケージ内側に印刷された注水線まで注ぎます。

お湯を注いだときにスプーンでよくかき混ぜるのが、アルファ米を美味しく作るコツですよ。

チャックをして待つ

パッケージのチャックをして、指定された時間を待つだけです。

この場合は15分です。

アルファ米は通常15分から20分が多いですが、これはやや短めですね。

食べてみます

おいしい。ただ、普通のアルファ米です

出来上がったものを食べてみると、芯もなく美味しく出来上がっていました。

「特別美味しいものなの?」

と聞かれれば、

「うーん、他のアルファ米と差はないかもね」

と答えるしかないかな?

ただ、ツヤツヤして美味しく食べられれて、

「昔のアルファ米より、ずいぶん美味しくなったなあ」

と感じました。

安心米クイックは?

安心米クイックのわかめごはん

次に、「安心米クイック」の中から、わかめごはんを試食してみました。

お湯を入れて5分なのですが、これはちょっとびっくりです。

アルファ米の欠点は、お湯を入れてから15分以上待たないといけないところです。

「15分くらい待てばいいでしょ」

と思うかもしれませんが、案外この時間って長いんです。

とくに、冬!

冬山で寒いときに、15分待ったらどうなるかわかりますか?

冬山でカップラーメンを作ったことがある人ならわかるでしょうが、

「3分待ったらラーメンぬるい!」

わけですよ。

さむ~い中で、アツーイ汁を飲みたいのに、すでにぬるいんだから寂しい。

アルファ米の場合は山頂で作って食べるというより、テント内で食べることが多いでしょう。

いくら外より暖かいとはいえ、15分待ったらご飯が冷たいのですが、これが5分だったらまだ温かく食べられるでしょう。

ホッカホカとは言えないかもしれませんが、冷や飯ではないはずです。

食感はどうかといいますと「やややわらかめ」です。

時短だから固めかな?と予想していたのですが、意外でした。

やわらかくなりやすいように製造されているのかもしれません。

これいい!「おこげ」

安心米おこげ

次に「安心米おこげ」というのを食べてみました。

「おこげ? 少し焦がして食感に違いを作っているのかな?」

と思っていたのですが、全然違っていまして、お米で出来たスナック菓子のようなものでした。

開封するとこんな感じ

開封すると、中にはお米を団子にしたようなスナック状のものが入っています。

この大きさ

試しに食べてみると、サクサクでフワっとしたスナック菓子そのものでした。

ちなみにいろいろな味のパウダーが入っていますが、私は白米そのままでもいけました。これは美味しいですよ。

パウダーをかけて

シャカシャカ振るだけで完成

梅パウダーを試してみましたが、パウダーかけてチャックをし、シャカシャカ振るだけで完成です。

なんかこういう作り方のお菓子が昔あったような気がします。

梅まぶしご飯

私、これを食べてピーンときました。

「これ、行動食にいいじゃん!」

お米でありながらスナック菓子だし、軽いし、食べやすいし、カロリー十分!となると・・・

ボトルに入れて

いつも縦走時の行動食に使っているトレイルミックスとして、ボトルに加えるのがいいと思います。

手が汚れにくいしね

他のナッツ類などと一緒に混ぜるので、そういうときは味付けはなしでいくかな。

白米状態だとても汚れないので、これは適してます。

ちなみに、これはまだやってませんが、スープにひたして食べるのも美味しそうですね。

山で安心米を使う

今回提供された「安心米」シリーズ。

通常の「安心米」を食べた感想としては、

「まあ、他のものと変わらないかな」

と思いました。正直なところで、嘘は書けません。

もちろん、有名他社より劣るかと言えばそうではないので、店頭で見たらどっちを選んでもいいかな。

ただ、「安心米クイック」は冬山(あと、せっかちな人)にはいいと思います。

5分で食べられるということは、時間の節約でもありますが、なにより温かいうちに食べられるのですから。

そして、今回一番驚いたのが、「安心米おこげ」でした。

名前だけ聞くと誤解しそうですが、これはご飯じゃなくスナック菓子です。

調理なしでそのまま食べられるエネルギー補充食です。

乾燥していて常温で長持ちしますし、行動食にピッタリじゃないですか?

「安心米、いいもの作ってるじゃない!」

興味本位で使わせてもらいましたが、これはいい発見をしたかもしれません。

私の行動食のラインナップが1つ増えました。

アルファ米でレパートリーを増やしたい人は、メニューを確認して珍しいものだけ付け加えるのもアリですね。

縦走で試したらまた結果を紹介します。ではでは。

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