こんにちは、寝袋!です。
今回は、北海道にある日本百名山の一つ、利尻岳の登り方について解説していきます。
この山を初めて写真などで観た人は、その独特の見た目に驚くでしょう。
「うわっ、島が1つの山になってる!」
まるで海の中から島が突き出ているみたいです。
船や飛行機で近づいていくにつれて、ドキドキ感が増していく、そんな山です。
多少時間に余裕を作って、利尻岳と一緒に島そのものも楽しむのがオススメです。
目次
利尻岳とは
対岸から観る利尻岳は、まるで海の上に山が浮いているようです。
山名の由来はアイヌ語で「高い島(山)」です。
以前ニュースにもなりましたが、利尻島にはヒグマがいません。
利尻岳の登山コース
利尻山には3つの登山コースがあります。
利尻山の登山ルートはどこも常に崩壊が進んでいるので、登る際には
「どこまで登れるのか」
を事前に問い合わせたほうがいいでしょう。
鴛泊(おしどまり)コース
一般的に登られるコース。初めての人はこちらから登るのがいいでしょう。
沓形(くつがた)コース
5合目から登るので短いコースですが、そのぶん急登ですし、危険な箇所もいくつかあります。
鬼脇(おにわき)コース
コース閉鎖中です。
コース比較
この記事は、百名山目的の方、初めての方を対象にしていますので、鴛泊コースのみ解説します。
鴛泊コースの登り方
標準的登山日程
鴛泊コースは、3合目の「利尻北麓野営場」が登山口になります。
「島の山」なので、海岸に手を付けて、標高0mから山頂まで登ることを楽しむ人もいます。
その場合、登りは1時間プラスで考えましょう。
登り | 4時間30分 |
下り | 3時間30分 |
標高差 | 1,499m |
野営場にしろ宿泊施設にしろ、前後泊でじっくり島を楽しむつもりで計画することをおすすめします。
帰りのフェリー時間を気にしながら登るのはもったいないと思います。
注意点
海上の独立峰ですから、天候の変化がとても速いです。
風の強い日の登山は危険になります。
利尻山は、トイレ対策が進んだ山で、8合目避難小屋に携帯トイレブースが設置されています。
3合目登山口に、携帯トイレが準備してありますので、そちらを利用することも出来ますが、持参するのがマナーでしょう。
ちなみに3合目登山口には、使用済携帯トイレの回収ボックスも設置してあります。
甘露泉水
3合目付近にある湧き水で、とても美味しいです。
ここの水はそのまま飲んでも大丈夫です。
上部には水場はありません。
登山届提出場所
利尻北麓野営場の管理棟、もしくはフェリー乗り場付近の警察
登山口情報
標高:205m
携帯電話:全社良好
トイレ:管理棟にあり
自動販売機:管理棟にあり
登山情報
全体的には一本道で、道に迷う危険は少ないです。
7合目付近までは、樹林帯をつづら折りで登っていきます。
単調で、少しずつ厳しくなる傾斜が辛いです。
7合目からは景観が開けてくるので、気分はいいです。
ただ、ここから山頂まではさらに傾斜が厳しくなりますし、赤茶けた火山礫がゴロゴロしていて、まるでアリ地獄のように苦しめます。
山頂付近は切り立った岩場で、どこを見ても切れ落ちています。
天気が良ければ、礼文島や稚内宗谷岬の地形が、まるで地図のように平坦に眼下に広がります。
ちなみに、天気が悪くても、この山は山頂だけが雲の上に出ることがあります。
その景色は、島の山、独立峰ならではの景色で、個人的にはおすすめですよ。
技術的には難しいところはない山で、ひたすら体力勝負の山です。
とくに、下りで膝などを痛めてしまう人が多い山です。
島に入る前に準備を
離島ですので、島にはお店も少なく、物価も高めです。
手に入らないことはないと思いますが、島に渡ってくる前に準備は済ませておいたほうがベターです。
参照HP
ハートランドフェリー http://www.heartlandferry.jp/
付近の宿泊施設
この島へはフェリーか飛行機で渡って来ることになります。
おそらくほとんどの人は、車は無いと思います。
そのため、利尻島の宿泊施設では、往復で登山口まで送迎してくれるところが多いです。
便利ですので、宿泊される際は、そのあたりをご確認されたほうがいいです。
登山のために北海道へ飛行機で来る注意点
飛行機を使って登山する場合、いくつか注意点があります。
登山道具の機内持ち込みや、よくある忘れ物などです。
トラブルを避けるためにも、一度読んでいただけると参考になるかと思います。
とくに利尻山は、北海道という島のさらに離島ですので、より一層の注意が必要です。
北海道登山での格安レンタカーの探し方
北海道は、レンタカーの激戦区です。
たくさんのレンタカー会社がひしめきあい、季節によって価格の変動も大きいのです。
大手レンタカー会社から、小規模格安レンタカー会社まで、比較して選べばいいのですが、それはなかなか面倒です。
そういうとき、スカイチケットレンタカーなどの、レンタカー比較サイトなどが便利です。
借りる期間と場所を選んで、一気に比較検討できますよ。