こんにちは、寝袋!です。
みなさんは、スリングやカラビナを山へ持っていく人ですか?
持っていくという人は、どうやって持っていきますか?
「カラビナはともかく、スリングはじゃまになるからなあ」
という人がいたら、今回紹介する方法を覚えてみたらいかがでしょう?
覚えると言っても、30分もあれば習得出来て、慣れれば1分で出来ますよ。
なにかと使えるスリングとカラビナ、今度から持っていきたくなる方法です。
小さくまとめられて便利、しかも格好いい!
目次
まとめることの利点
まずは、スリングを小さくまとめることのメリットを考えてみましょう。
邪魔にならない
なんといっても、邪魔にならないです。
スリングは細く長いものですから、サイドポケットにも入れにくいです。
また、ザックの中に押し込むと底の方に押しやられて、いざというとき取り出しにくいんです。
今回の方法は、小さくまとまりますので、じゃまになりません。
カラビナもどうせセットですから、ザックに付けて先端はサイドポケットのなかに入れればOKです。
(上の写真はサイドポケットがないザックなのでブラブラ。あまりよくないかな)
格好良い
私感ですが、スリングとカラビナをまとめると、オシャレです。
スリングはカラフルですしね。
また、スリングを持っていること自体、一般登山道では珍しいです。
しかもそれが、スマートに付けられていたら・・・ちょっと目がハートじゃないですか?
スリングを小さくまとめる方法(チェーンノット)
今回私が紹介するのは、チェーンノットという簡単な結び方を使った方法です。
初めての人でも、1、2回やれば習得できます。
「結び方と聞くと、難しそうで尻込みしちゃう」
チェーンノットは、超簡単な結び方ですから、そういう人でも大丈夫!
簡単!チェーンノットの結び方
120cmのスリングを使って、結び方を説明していきます。
まずはスリングのどこでもいいので、手に持ちましょう。
私は上の写真のように、スリングのつなぎ目(ベルトを輪っかにするために縫い付けてあるところ)を持つようにしています。
つなぎ目は硬いので結び目の途中で来ると面倒だからです。
スリングを前から重ねて、小さな輪を作りましょう。
少し引き出すと、また輪が出来ましたね?
そこへまたまた、奥から手前へ輪を通して引き出すのです。
これを何度も繰り返していくだけ!
最後まで同じことを繰り返せば、最後は自然と上の写真のようになります。
どうですか? うまく出来ましたか?
とりあえず形になっていたらOKです。
「思ったより簡単だった」
のではないでしょうか?
その状態でもいいのですが、よりきれいにするために、一度やり直してみてください。
それぞれの輪をなるべく小さくするのが、美しく仕上げるコツ
です。
ほどくのも一瞬のチェーンノット
それでは、実際にスリングとカラビナを使う時は、面倒ではないのでしょうか?
チェーンノットは、一瞬でほどくことができる
という特徴がありますので、山ではサッと使えます。
それでは、ほどき方を説明します。
スリングの末端(最後に奥から引き出した部分)を、最後に通した輪に戻しましょう。
次々と輪が解けて、あら不思議、1本のスリングになってしまいましたね?
「今ほどくから、ちょっと待ってて!」
なんて言わなくていいです。
ロープなどでもOKです
チェーンノットは、ロープやヒモでももちろん使える結び方です。
長いロープは、チェーンノットをしても長すぎて邪魔ですが、短めのロープなら大丈夫です。
私は、予備の靴ヒモとおもちゃのカラビナで、上の写真のようなキーホルダー(?)を作っています。
ザックの内ポケットの中に入れておくアイデアはどうでしょう?
登山靴の靴ヒモがいつ切れても大丈夫です。
誰かのヒモが切れた時、サッとこれが出てきたら、きっと感謝されますよ。
これもセットで覚えませんか?
ロープワークを覚えるのは難しいですし、無理にはオススメしません。
しかし、スリングとカラビナは、あれば何かと役立つものです。
高価なものでもないですし、重いものでもありません。
簡易ハーネスをはじめ確保に使えますし、あれば出来ることの幅が広がります。
初心者だからと言わず、みんなが持って欲しいと思います。
便利で安全な役立つスリング、あなたも格好良く持っていきませんか?
(補足)もしこの機会にスリングとハーネスを購入されるのでしたら、簡易ハーネスに使いやすい長さを買うのがベターですよ。