こんにちは、寝袋!です。
みなさん、登山の行動食は何を食べていますか?
私はナッツ類やおかき類をナルゲンボトルに混ぜて入れた、いわゆる「トレイルミックス」をメインに食べます。
トレイルミックスは美味しいのですが「消化が遅め」という弱点もあるので、
「あ、お腹が空いてバテてきてしまった」
と感じてから食べても、体中にパワーが出てくるには時間がかかってしまいます。
私のようなウッカリ者は、時々やらかしてしまいます。
そんな時、
食べるとすぐにエネルギーになって、もりもりパワーが湧いてくる
そんな行動食がとても便利です。
代表的なものはゼリー系ですが、あれらは重いし、結構かさばるんですよね。
あと、単価が高い(重要)。
私は、井村屋の「スポーツようかん」を使っています。
ようかんで有名な井村屋が、スポーツ向けに特化して販売しているものです。
コンパクトで軽くて、即効性&持続性に優れています。
マラソンやトレランで愛用されているものなんですが、当然、登山にもバッチリです。
スポーツようかん、あなたの行動食の主役になれる優れものです。
特徴
登山やトレラン、マラソンでのエネルギー補給は、いろいろなものが求められます。
他の3つに比べると、ゴルフがなんだか異質な感じをうけます。
一気に「おやつ感」が漂ってきてしまいますね。
「トライアスロン」とかにしてくれると、私の説明にも便利なのですが。
成分
普通のようかんではありえない、マルトデキストリンとパラチノースを配合しています。
「マルトデキストリン」ってよくわかりませんよね。
一般的に、即効性に優れたエネルギー補給として、よく耳にするのは「ブドウ糖」です。
マルトデキストリンは、まあ、ブドウ糖と一長一短の特徴だと思ってください。
パラチノースは私はよく知りません。とにかく運動時にはよいのでしょう。
勉強不足で申し訳ありません。
なんといっても美味しい
登山では疲れてくると、食欲がなくなり、ものが喉を通らなくなってきます。
行動食は、そういうときでも、食べやすく美味しく感じるものが適しています。
「スポーツようかん」は、通常のようかんより柔らかくて水分が多く感じるので、スルスルと口の中に入っていきます。
そして、噛まなくても自然に融けていくような食感です。
あと、登山中ではなく、地上で一度味見してみるとよくわかるんですが、実はかなり塩味がきついです。
それが登山中に食べるとあら不思議、塩味はあまり感じず、ちょうどいい甘さなのです。
運動中の体が求める味、それがスポーツようかん。
軽量&コンパクト
スポーツようかんは、1本40g(113kcal)です。
細いスティック状で、かさばらないのがポイント高いです。
そして、食べた後のゴミがとても小さくなります。
ザックのウエストポケットなどに2、3本入れておき、いつでも取り出して食べられます。
片手で食べられる
あとで「食べ方」のところで写真で説明しますが、片手で食べられます。
封を切るところがないので、手も汚れないのです。
安い
1本100円程度です。
高価なゼリーやジェルを食べてたら、お金を消化して歩くようなものです。
私のような貧乏人には、とても使えません。
ついでにいうと、ジェル系はベタベタでけっこう手が汚れますし。
食べ方
それでは、スポーツようかんの食べ方を説明します。
ここが取り出し口なんですが、封を切る必要がありません。
中から力が加わると、メリメリッと自然に封が破れて出てくるのです。
最初の頃は、ザックの中で間違って出てこないか不安でした。
「ザックの中が、ようかんまみれでベッタベタ」
という図を想像しながら、恐々とザックを開けたものです。
今まで一度も誤発射していません。
案外、丈夫みたいです。
「PUSH①」と書いてあるところを押します。
ようかんが顔を出します。
口で吸い取ってもいいし、グイグイと指で押し上げてもいいです。
半分食べました。
出口さえ舐めてきれいにすれば、折り曲げてこのまま保留することもできます。
今度は一番下の「PUSH②」から押し上げていきます。
私の下手な写真でも、みずみずしくて柔らかい感じが、わかってもらえると思います。
予備の食料としても
コンパクトで軽量で高カロリーとなると、いざという時の非常食にも向いています。
水がなくても食べやすいから、非常食にも向いています。
とても優れた行動食です
ロードレース、マラソンなど、すばやくエネルギー補給をしなければならない人たちに人気の「スポーツようかん」。
登山では、行動食にそこまでスピードを求めることはありません。
だけど、
- 食べやすい味
- エネルギーの質
- 携行性の高さ
は、登山にはピッタリです。
そして、説明はしませんでしたが、他の競技には必要がなくて登山には必要な、ある特徴を持っています。
それは食べたという感覚です。
いくらエネルギー補給効率がいいからといって、ゼリーやジェルをちょこっと飲むだけでは、お腹は満たされません。
そして、気持ちも満たされません。
その点、
- ようかんの「和の甘さ」は山ではとても美味しい
- 食べ物を食べるという、根本的な欲求も満たしてくれます
という点で優れています。
ぜひ、今度の山へ持っていって食べてみてください。
食べるとモリモリと元気が出てくる感じ、体験してください。