【ウルトラライトにおすすめ】超軽量テントで山を軽快に【ルナーソロ】




こんにちは、寝袋!です。

私はテントを担いで、何日もかけて山を歩くのが好きです。

以前は15kgほどの重装備で、ゆっくりと山を登ることがほとんどでした。

しかし最近は、8kg程度の軽量装備で縦走する、いわゆるファストパッキングも楽しむようになりました。

最近はウルトラライトハイキングといって、装備を軽量化することによって、安全性を高めようという考えがあります。

私も「その考えには一理ある」と、実戦で経験してわかってきました。

ウルトラライト化のために取り組むべき道具の1つが、軽量テントです。

私が愛用するルナーソロ(シックスムーンデザイン製)を紹介します。

私が軽量テントを買った理由

ステラリッジが重くなった

登山を始めてからずっとモンベル製の「ステラリッジ」を使ってきました。

いいテントでした。

何もわからない初心者だった時から、性能という意味では、裏切られたことはありませんでした。

どんな場所でも、夏でも冬でも、私が行く程度の山ならオールマイティでした。

ただ、重かったのです。

現行モデルは軽いのですが、私の古いモデルは2.3kg以上はあります(実測)。

なんだか重いのが辛くなってきました。体力が弱ってきたのでしょうか?

新しいものを買おうと思ったのですが、同じステラリッジを買うと、

今持っている方は完全にお払い箱

になってしまうのが悲しかったのです。

そこで、全然違うものを買って、使い分けしようと考えました。

軽くてもツェルトは嫌だな

強者になると、ツェルト(非常時用の簡易テント)で過ごすらしいです。

ですが、私はそれは嫌でした。理由は、

  • 屋根だけだと虫の侵入が嫌だ(ヘタレ)
  • 風の強い時に設営が大変そう(心配性)

そこで、ステラリッジよりも軽く、ツエルトよりも居住性が高いものを探しました。

そんな都合のいいものが、あるのでしょうか?

結局私はこのルナーソロに決めましたが、軽量テントは増えてきています。

案外、種類は多いものです。

ルナーソロ(シックスムーンデザイン)の特徴

軽量だということ

文句なしの公称668gです。

シーリングして実測してみたら680gでした。

たいていの軽量テントが1kgを少し越えるので、この軽さはすごいです。

これは、

  • 屋根と床はあるけど
  • 壁はオールメッシュ

という造りのなせるワザでしょう。

ストック1本で設営するのに、広い

ルナーソロの設営には、ストックを1本だけ使います。

ツェルトもシェルターも、ストック2本使うものが多いですし、1本だけ使うものは狭いのです。

これは、とても広いです。

ステラリッジより自由に使えます。

独特の形状で雨と風に強い

床は変形の六角形で、四角形より風の当たりが弱い形状です。

写真を見てもらえばわかりますが、いかにも風に強そうでしょ?

壁がメッシュですが、屋根が地面近くまで、深く覆いかぶさっています。

さらに、バスタブのように、床から10cmほどだけ、壁が立ち上がっています。

ですから、雨にも強いです。

結露しにくい

不思議なことに、結露に悩まされることが少ないです。

ステラリッジと同じくらいか、むしろ少ないかもしれません。

壁がなくて外気スースーなので、そのためでしょう。

補足
外気温とテント内の気温差が原因で結露は生じます。同じであれば結露しないのは当然の結果ですね

もちろんゼロではありませんが、後で書く対策で、問題なく使えています。

ルナーソロの設営方法解説

では、設営方法を説明します。

実は驚くほど簡単で速いです。設営も撤収もステラリッジより速いですよ。

使う前はもっと難しいと思っていたのに、嬉しい誤算でした。

では、スタートです!

まず説明しやすくするために、各頂点に番号(1から6)を付けました。

4が出入り口側(前面)です。

この図を参考に、読み進めてください。

まずは地面に広げます。

この時、各頂点についているベルトを、一番長くしておきましょう。

あとでテンション掛けますので。

ベルトの先がループになっているので、ペグを通します。

ペグを打ち込みます。123の順番に打ち込みます。

12が直線状、3はそれと直角になるように位置決めし、二等辺三角形を作ります。

こんな感じ。適当でもなんとかなる。

ストックを125cmにセットします。

私は忘れるのでスタッフバッグにマジックで書いています

前面(頂点4)をめくってストックを差し込み、天井の黒い換気口部分に差し込みます。

天井を持ち上げるようにストックを立てていき、前面の接地面に付いているゴムの輪っかに通します。

この輪っか。専用ポールを使う場合やストックを逆にする場合は金の金具に刺す。

天井から伸びる黒いロープをペグ(頂点4)で固定します。

頂点4のペグを刺したところ。

これでテントが立ち上がります。まだしっかりとは立ってはいません。

前面の下に、2つの黒い輪っか状のベルトが付いています。

さっき頂点4のペグで固定した黒いロープには、プルージックという結び方(自在に動かして固定できます)で付けられた、プラ部品が付いています。

輪っか(向かって左側)にプラ部品を引っ掛けて、下に向けて引っ張ります。

プルージックによって、下には下がりますが、上に移動して緩むことはありません。

これでほぼテントの固定は済んで、立ちあがりました。

残りの56のペグを打ちます。

すべてのペグを打ってから

1から6までのペグを打ったら、それぞれのベルトを引っ張ってテンションを掛けます。

テンションを掛けた状態。何度も立てたり倒したり、写真撮りながらやっていたので、やや張り方が雑なのは許してください。

後ろ側から見るとこういう感じです。

両側面には張り綱を付ける場所が付いていて、裏側からも補強してあります。

軽量化してあるのに、こういうところは丁寧に作ってあるのが、好印象です。

今回は張り綱は張りませんが、張るとさらに強くなりますし、居住空間も少し広がります。

私は、実戦では必ず張ることにしています。

これはストック反対に刺してある。どっちでも大差ない印象。

では、中に入ってみる

前室はこんな感じです。

壁がネットになっているのがわかりますか?

そして、10cmほどだけ壁が立ち上がっています。

これと深い屋根のおかげで、雨が入らないのです。

小物入れが付いています。

こういうのがあるとないとでは、使い勝手が変わってくるんですよね。

ちなみにここが、天井の換気口です。

ルナーソロの撤収方法解説

ついでに、撤収方法も簡単に説明します。

いきなり4のペグを抜きます。

テント全体がバタリと倒れます。

ストックを抜き、ペグを抜きます。これだけです。

簡単で早いでしょう?

テントではどれも一緒ですが、屋根(緑の部分)が傷まないように、床(黒い部分)で覆うように、たたんでいきます。

緑の部分が見えないようにするのが、いいと思います。

たたむ大きさは適当で良いです。

なぜなら、

スタッフバッグが大きいので、適当にたたんでも入るからです。

これはモンベル始め、他の日本メーカーも見習って欲しいポイントです。

カタログスペックを小さくするために、あまりにもギリギリピッタリのスタッフバッグを作りすぎなのです。

実戦でうまく入らず、イライラした経験のある人も多いでしょう。

ちなみにこのルナーソロ、つぶせばもっと小さくなります。

適当にたたんでも入れるのは簡単で、つぶせば小さくなります。

素晴らしい。

撤収が圧倒的に速いことが、おわかりいただけたでしょうか?

わかりやすい動画

私も買う前に参考にした、わかりやすい動画があるので貼っておきます。

ちょっと古いモデルのようで、細かいところが違いますが、イメージしやすいと思います。

外人さんのトークも、クスリとして面白いですよ。

実戦での経験談

強風・雨・北アルプス稜線テント場(秋)

この後、夕方から天候が崩れた。

初めて使ったのが、この山行でした。

  • 北アルプス稜線
  • 標高2500mのテント場
  • 10月

という条件で、いきなり使ってみるのは不安もありました。

この夜は小雨が交じる強風でしたが、風による雨の吹込みもなく、快適に過ごせてホッとしました。

テントの入り口を風下側に向けるのは、どのテントでも基本です。

雪まじり・北海道稜線テント場

夜が明けると白くなっていた。

周囲に積雪はあったものの、むき出しの砂礫地に設営しました。

設営後に強風と雹(ひょう)に撃たれました。

撤収方法の説明を読んでもらうと、勘のいい人ならおわかりだと思いますが、入り口(頂点4)のペグがこのテントの肝です。

他のペグが抜けても、いきなり倒壊することはありませんが、頂点4のペグが抜けると一気に倒壊します。

私は夕方にその弱点に気付いたので、写真のように、打ったペグの上に石を置いて、補強しておきました。

打ったペグを石で補強。

寝ているとどんどん白くなっていくのが見えた。

そうそう、このテントで寝ると、外が見えます。

外からは、よほど下からのぞき込まないと中は見えません。

自然をダイレクトに感じるのです。

これは長所か短所か? 人によるかもしれません。

それにしてもこのテントは、

張り姿がとても美しい

と思います。

結露との戦い

ツェルトやシェルターの導入を考えている人の心配の1つが、

「結露はどうなのか?」

ということだと思います。

結露がまったく無いかと言うと、嘘になります。

ただ、

ステラリッジのようなダブルウォールテントに比べて多いか?

と言われると、

同じかそれ以下

だと断言します。ということは、

シングルウォールテントや密閉型のシェルター・ツェルトよりは圧倒的に少ない

ということです。

結局、人間から出る水蒸気の行く場所がないから、結露するわけです。

ですから、壁がメッシュでスースーに換気するこのテントが、結露しにくいのは当たり前なのです。

私の結露対策は、小さなよく吸い込むタオルをポケットに入れておいて、

「結露してるな」

と思ったら、拭き取るようにしています。

私の経験ではこれで十分です。

狭いテント場での設営

3mあればいい

このテント、頂点13の間が一番長いです。

3mあれば大丈夫だと思いますが、これは通常のテントに比べると長めのスペースだと思います。

狭いスペースしかないテント場では、苦労するかもしれません。

私は、3mの長さを一瞬で計測できるようにしています。

3mの長さの細引きをスタッフバッグに入れておいて、設営出来るか事前に測ればいいのです。

ストックを使って長さを測ってもいいですね。

私は今まで張れなくて困ったテント場はないけど、そういう場所もありそうです。

ルナーソロを使い始めてからの今

軽量テント「ルナーソロ」を使い始めてから、私の装備はどんどん軽量化しました。

テントだけ軽量化しても仕方がないので、

  • 余計なものを持たない。
  • 簡素な食事
  • ガスをやめて固形燃料を使用

ということをしました。

今では25リットルザックで、たいていの縦走(私は最長5泊かな)は大丈夫です。

重さは、食料入れて8kgほどにおさまります。

私は別にトレラン的な歩き方もしませんし、山はゆっくりと楽しみたいほうです。

それでも、背中から重い荷物が消えることのメリットは、すごく感じています。

軽量化のメリット
・歩いていてフラつきにくい。安全。

・いつでもペースを上げられるという、気持ちの余裕。

・辛くて山を楽しむ余裕がないということを避ける。

軽量化に取り組むきっかけとして、ルナーソロは私の山登りを変えたと言えるでしょう。

私が迷った他の軽量テント候補

最初に、他にもいろいろ候補があったと書きました。

参考までに、私が迷った候補を上げておきましょう。

ルナーソロ(シックスムーンデザイン)

私はこれに決めました。

ちなみに少し重くなる代わりに、床の生地が厚くなった「LE」というバージョンがありました。

私は、床は虫よけ程度の意味しかないと思っているので、穴が開いてもいいと通常のバージョンにしました。

ちなみに穴はまだ開いていません。

あと、グラウンドシートはいりません。理由は上に同じです。

 ブレイズ 1P(ニーモ・イクイップメント)

 タニLS 1P(ニーモ・イクイップメント)

フライクリークUL1 EX(ビッグアグネス)

クフ(ローカスギア)

ストックシェルター(ヘリテイジ)

 TJAR(トランス・ジャパン・アルプス・レース)に出場するような人が使うようなものです。

あのレースの出場者はほとんど「信州トレイルマウンテン」から出ているものを使っているらしい。

「思い切ってここまで軽量化するか?」

と一度は考えたが、やめておきました。

知り合いのトレイルランナーの話を聞きましたが、

結露が激しくて、よほど生活技術がないと、装備濡らして一巻の終わり

だそうです。

私には無理な代物です。

十分調べてから選ぶことをオススメします

私はルナーソロのことしか詳しくはわからないので、

「どの軽量テントが一番いい」

などと無責任に言うことは出来ません。

わかるのは、こういう軽量化テントを選ぶ際には、よく特徴を調べて、十分に納得してから買うべきだということです。

軽くなるのにはきっと理由があります。

万能テントに比べると、必ずどこかにリスクを秘めていると考えて、探し出すくらいの心構えでいたほうがいいでしょう。

でも逆に、これだけは声を大にして言いたいです。

「決して無茶で危険な道具ではない!」

今までの「ダブルウォールテントじゃなきゃだめ」という偏見は間違っています。

正しく使い、慎重さがあれば、私のような半端な登山者でも、十分使いこなせるものなのです。

軽量テントの世界へ、一歩踏み出して来てほしいと思います。

【登山テント】非自立型を選ぶ前に知っておくべき「危険と覚悟」

2019年7月7日

追記:使う前にシーリングすること

大事なことを書き忘れていました。

このテントはシーリングしていないので、買ってから自分でやる必要があります。

できればやり方を説明したいのですが、あいにく今はやるべき物がありません。

やり方はネットで調べるとたくさん出てくるので見てください。

シーリングしていくと、テントが自分のものになる感じがして、愛着が湧くので丁寧にやってください。

楽しい作業です。

私が実際に使っているオススメ登山道具レビューのまとめ

2018年12月18日

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