こんにちは、寝袋!です。
パタゴニアには、Rシリーズという登山で使うテクニカルなフリースがあります。
『R』とはレギュレーターのことをあらわし、簡単に言えば、
「暖かいのに蒸れないフリース」
です。
登山愛好家の間では、命をあずけるのに相応しい最高のフリースとして人気です。
上半身を保護するジャケットなどとして普及しているのですが、じつはパンツも作られています。
その名もずばり『R1パンツ』。
誰もが知ってるRシリーズのなかでは、あまり知られていない異端の存在です。
でも、これが、超快適で使いやすい、知る人ぞ知る傑作なんですよ?
目次
パタゴニアのフリース豆知識
R1パンツの説明に入る前に、まずは簡単にパタゴニアのフリースについて書きましょう。
フリースとは、そもそもパタゴニアが世の中に生み出したものです。
もし特許を取っていれば、パタゴニア以外のフリースは存在しないところでした。
次々と新しいフリースを世の中に生み出しているパタゴニアですが、
- シンチラフリース
- レトロXシリーズ
- Rシリーズ
という超がつく定番シリーズがあります。
パタゴニアとフリースの歴史についてはこちらで詳しく書いています。
シンチラフリースシリーズについては、こちらをどうぞ。
防風フリースの超定番。最近はファッションとしても大人気。20年以上変わりません。
最強の登山用フリース。これを超えるモノは作れない。
Rシリーズについて
『R』シリーズは、パタゴニアファン以外の登山者でも、
「Rシリーズだけは使うしかないね」
という定評あるシリーズです。
一般の登山者はもちろん、限界ギリギリの戦いを繰り広げるトップクライマーの世界でも常にトップを走り続けています。
R1パンツの特徴
では、そのRシリーズのパンツも、そういう世界のウェアなのかというと、そうではないのです。
「こんなに快適なRの素材で、普段着作ってみたらどうかな?」
みたいなノリで作られたような、リラックス着です。
カタログでは、使用目的はスキーや釣りとなっていますが、
R1素材を使った高級ジャージ
みたいなものですから、室内着や寝間着、運動後のリラックスウェアにもマッチしています。
上着と違ってゆったり形状です
Rシリーズの中で一番薄いR1シリーズは、肌に密着させて使うものです。
ですから、体のラインが浮き出るような、ピチピチなフィット感で(上着は)作られています。
しかし、R1パンツはかなりゆとりのあるフィット感で、細めのスウェットパンツといったシルエットです。
R1素材の本来のポテンシャルを発揮しているとは言えないのですが、
「なんて気持ちの良い肌さわりなんだ!」
と感じます。
テクニカルな使い方を知っている人ほど、驚くのではないでしょうか?
バリエーションはなし
このR1パンツは、他にはいっさいのバリエーションがなく、1種類のみの販売です。
色は1色のみ
さらに、色もグレーの1色のみ(発売以来、2019現在まで)です。
ファッション性は無視されていて、
- スキーウェアなどの下に着てね
- 室内着など外には見せないところで着てね
という、パタゴニアの意思表示かと思われます。
毎年変わらず、毎年売り切れ
私は数年前に、興味をそそられて買いました。
R1素材の素晴らしさを登山で知っていたので、一度使ってみたかったのです。
とくに目的もありませんでした。
それからは、登山帰りで温泉に入った後や部屋でのリラックスウェアとして、かなり広い範囲で使いまくっています。
そして、驚くことに、
- 1シリーズ1色展開
- 話題にもならない
にも関わらず、毎年ひっそりと販売され続け、毎年売り切れています。
下山後の登山者で履いている人を何度か見かけたことはありますが、あまり見ないんだよなあ。
みんな、いったい何に使っているのかなあ?
とにかく快適なR1パンツ
肌さわりが抜群で、適度に暖かく、しかも蒸れない。
R1素材の良さ?を贅沢に使った高級ジャージ『R1パンツ』
私のように、とくに使用目的がない人でも、
「手に入れたら最後、いつのまにかコレばかり履いてる」
となってしまうことでしょう。
「合う合わない」「使う場所の向き不向き」が関係ないので、誰にでもオススメ出来るアイテムです。
書き忘れましたが、真夏はさすがに暑いです。
真夏以外の幅広いシーズンで使えます。
より詳細な情報は、下の写真をクリックして公式サイトでどうぞ。
あらゆるフィッシングに多用途に使える、レイヤリングしやすい伸縮性を備えたソフトな温かい中厚のパンツ。ポーラテック・パワー・グリッド・フリース製。フェアトレード・サーティファイドの縫製を採用