こんにちは、寝袋!です。
いまや会社や芸能人だけではなく、一般人もみなYOUTUBEに動画をアップしている時代です。
そのなかで、全国各地の警察もYOUTUBEチャンネルを持っているのに驚きます。
- 交通安全の呼びかけ
- オレオレ詐欺の防止呼びかけ
- 警察の求人募集
などいろいろあって面白いのですが、
なんといっても目を引くのは山岳遭難事故の救助活動の動画
です。
「よく公開してくれてるなあ。許可がもらえたなあ」
と思いますが、そのおかげで、とてもリアルな遭難救助の現場を知ることが出来ます。
代表的なものをいくつかリンクで紹介します。
「救助隊はすごい、かっこいい」
とも思いますが、なにより、
「うわっ、救助される方にはなりたくないな」
と強く思いますねえ。
登山者はみんな観て欲しいです。
あなたはどう感じますか?
目次
山岳救助の動画が公開されています
警察のチャンネルを観ますと、交通事故のカメラ映像とかもアップされています。
遭難救助の動画がアップされているのも、同じ理由でしょう。
「こんなに怖くて、悲惨なものなんですよ? あなたは気をつけて!」
これは、効果抜群だと思います。
道路の脇に立ってる、光を反射する警察官人人形とは違います。
動画を見ると思うこと
実際、私も思いましたもん。
「ぜったいに遭難してはいけないな」
「痛そうだし、怖そうだし、恥ずかしくてもう山に行けない」
ってね。
では、私が見つけたものから代表的なものを、県警ごとに紹介しますね。
長野県警山岳救助隊
天気はとても良さそうなのに、どうしてこういう道迷いを起こしてしまったのやら。
救助された安心感からか、遭難者が他人事のようなことを言ってるのが「現場のリアル」ってものなのでしょうか。
単独行で滑落してしまった遭難者の例です。
滑落してしまったことはともかく、テントを張って動かず、じっと救助を待ったのは正解だと思います。
それにしても、暴風の中で男を背負って雪面を登る救助隊員の強さには感銘を受けます。
狭い谷でのヘリ救助活動。
救助する方も家族のある人間です。
自分たちの命を賭けて救助してくださっていることを忘れてはいけません。
山梨県警山岳救助隊
1度目は遭難者から離れたところですが、2度目は遭難者のすぐ近くに降下しています。
ヘリも救助者もすごい。
遭難者は動揺しているのでしょうが、やはり「すみません。ありがとう」の一言は人として発したいものです。
こちらはヘリで降下後に、人力で移動させます。
鍛えられた救助隊員でも、こんなにきつい仕事をしてくれてるんだと感じさせられます。
1つ前の動画とは、救助要請した人の態度が対照的です。
そうそう、こうあるべきですよね?
こちらの遭難者は、おそらく経験もあり装備もしっかりとされていたと思います。
でも、事故って起きちゃうんですよね。
救助隊員が来る前に、左足に応急処置を施してあるのが印象的でした。
また、山梨県警では、遭難防止のための注意点を動画で説明しています。
いくつか動画がアップされていますが、本で読むのと動画で見るのとはやはり違いますね。
とても勉強になりますので、ぜひどうぞ。
静岡県警山岳救助隊
令和元年に起きた、富士山遭難事故の救助動画です。
ヘリと地上部隊の共同作業だったようですが、高いところでの救助は大変です。
山岳救助の動画を観て思うこと
救助活動の動画は、ちょっとしたアクション映画を観るような、そんな誤解をしがちです。
たしかに救助隊のみなさんの姿は、とても格好良く目に写りますしね。
しかし・・・。
救助される立場になったら
もしいつか、自分が救助される立場になってしまったら、そのときは、ちゃんと救助隊員に感謝を示したいと思いました。
「人として」大切に考えてもらって、助けてもらったのですから、こちらも「人として」恥ずかしくない態度をとりたいです。
最低限、それくらいはしたいものです。
安全対策の行動は勉強になります
救助隊員の動きは、自分たちの山登りでも役立つことがあります。
今回紹介した動画は、ほとんどがヘリを使った救助でした。
ですから、降下するときの隊員たちの安全チェックが、
所属組織が違っても共通していた
ことがわかったと思います。
カラビナ、ロープ、ホイスト、一つ一つ確認することを、愚直に繰り返していましたよね。
私たちが「つい」「うっかり」「面倒だから」省略してしまうことを、絶対に抜かしません。
プロフェッショナルってそういうものなんですね。
最後に
遭難救助以外にも、登山教室の動画があったり、現在の山の状況を伝えてくれたりします。
各地の警察のYOUTUBEチャンネルは、あまり宣伝などはしないでしょうが、とても役立つものだと思います。
本で写真を見ているだけではわからない、動画だから伝わってくるものってありますよね。
「警察は、もっとこういう動画を使った安全提言を増やしてくれればいいのにな」
と思います。
みなさんも動画を観て、心を引き締めて山登り楽しんでください。
お互いに、救助隊員さんには迷惑をかけないようにしましょう!
ちなみに私、困ってる登山者を助けたはずなのに、お礼どころか怒られたという経験があります。
今では笑い話ですけどね。