こんにちは、寝袋!です。
登山経験を積んできて、今では登山のガイドをしている私ですが、
「初心者の頃の自分に、これを教えてあげたい」
と思うことがたくさんあります。
それらを、当時の私の気持ちを振り返りながら、まとめていきます。
まずは金言その1、
「どうせバレるし、初心者は初心者らしくてOKですよ」
というお話です。
私が初心者の頃
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へんなプライド?
成人になって、初めて山に登ったときのことを思い出します。
子供の頃に、簡単な北アルプスの山をいくつか登った経験がありました。
それが余計なプライドになってしまったのか、どこか、周囲の目を気にして登っていました。
「子供の頃に高い山に登ったことあるんだし、下手なところは見せられない」
「でも、正直言って山のことはよくわからないけどね」
スポーツ店で買い揃えた運動ウェアで身を固めて、
一応はそれっぽい装備
を不器用に背負っていました。
覚えたての知識
入門書で知った知識を思い出しつつ、
「ゆっくりと歩くんだよな?」
「えっと、小股でジグザグに?」
というような感じでした。
きっと頼りなく、フラフラと歩いていたと思います。
それなのに、誰かと出会うと、息も絶え絶えの呼吸を抑えつつ、
「こんにちは!」
と、さも平気そうに挨拶していました。
さらに、例えば、初めて来る山のくせに、
「今日はきれいに見えてますね」
「今日は、◯◯(登山口の名)から入りました。」
などと、
「ここには、何度か来ているんですよ?」
という雰囲気を、装っていました。
恥ずかしい話ですが、ハリボテ野郎です。
誰もお前のことなんか知らんがな!
私があとで気付いたこと
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でもですね、当時の私のような初心者が、どれだけ背伸びしても、
周囲から見ればバレバレ
なんですよ。
だって、今の私は、初心者が、
- どんな格好をしていたって
- どんなこと言ってたって
「この人は初心者だな」ってすぐにわかりますもの。
ザックの背負い方、歩き方、雰囲気、などなど。
なんとなーくわかるんです。
登山ガイドからのアドバイス
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そんなことなら、どうして私は、
「私、山登り初めてなんです」
って言えなかったんだろう?
「素直に初心者らしく、楽しめばよかった・・・」
そう思います。
わからないことは聞いて、教えてもらえばよかったのに。
これは、私の性格にもよりますので、すべての初心者に当てはまることではないと思います。
私と同じことしてる人、いませんか?
あなたがどれだけベテランを装おうとしても、絶対にバレてます!
「初心者が、なんか知らないけど格好つけてる」
「おまえ、絶対知ったかぶりだろ!」
と思われていた自分、なんて恥ずかしいんでしょう。
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これはその後、登山用品店で装備を買うときも同じでした。
例えば、
「日帰り用登山には、このザックはどうですか?」
って店員さんに聞けず、一人で、
「ああでもない、こうでもない」
と考えていたようなものです。
バカの考え、休むに似たりです。
初心者は、初心者らしく素直に行動すること。
余計なプライドは持たずに、わからないことは何でも聞くこと。
登山に限りませんが、これが結局、お金と時間を無駄にしない、上達への近道なんです。
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かなりの登山経験を積んだ今になって、初心者の頃を振り返って思います。
「あの頃、これを知っていたら・・・」
登山について、お金も時間も無駄にしてきた私ですが、
「これから誰かの役に立てば、無駄じゃなかった」
と思えます。
初心者・初級者が同じ思いをしないために、恥を捨てて書きまくります。
最初から読んでみてください。
お役に立てれば幸いです。