【金言その13】厚着か薄着か迷ったら薄着がおすすめ!ただし・・・




こんにちは、寝袋!です。

登山口に到着して「いざ出発!」となったけど、思っていたより寒い感じがする・・・。

登山口は平地よりも高い場所にあることがほとんどで、気温も低めなので、そう感じた経験も多いと思います。

「このウェアじゃ寒いかな? 厚めのものに変更しようかな?」

厚着するべきか薄着で行くべきか?

迷ったら絶対に薄着がいいですよ。

寒くても我慢して薄着。他の人が厚着してても薄着。それで大丈夫です。

理由を解説していきますが、1つだけ最後に「ただし・・・」と条件を付け加えさせてください。

厚着にするか薄着にするか?

これがただの旅行なら、厚着か薄着か迷ったら厚着のほうがいいと思います。

旅行先の天候がわからなくて、お住まいの場所との気温差が体感的にわからない。

「寒かったら大変だから、念のため、あったかい格好していきな!」

その言葉に従って失敗ってないと思うんですよね。

観光地で寒くてブルブル震えてるんでは、楽しめません。

でも、登山では話が違うんです。

山の上のほうってたいてい今いる場所よりも寒くて、それが予想できるだけに、迷っちゃいますよね。

厚着にしがちな思考パターン

山では「寒さ対策をしっかりしろ」と教えられます。

低体温症とか、疲労凍死とか、遭難につながる「避けるべきもの」としてみなさんの頭にも刻まれているでしょう。

「安全第一!よし、厚めのウェアにしよう」

これは実に論理的でクレバーな行動に思えます。

でも、間違い・・・とまでは言えませんが、じつは初心者にありがちな思考パターンなんです。

迷ったら薄着! 寒いくらいがベスト!

そう心がけてほしいなと思いますが、その理由を下で説明します。

薄着がいい理由

寒いのは最初のうちだけだから

気温だけを見れば、その日の登山のなかで登山口が一番高くて、頂上に近づけば低くなるかもしれません。

でも、旅行と違って登山は猛烈に運動しますから、すぐに体が温まります。

体感温度で考えれば、登山口が一番寒いくらいです。

ほんの5分も歩けば、もう体はポカポカとしてきます。

顔とか指とかはまだ寒いかもしれませんが、それももう少しの我慢です。

汗をかくから

もしもその時に厚着をしてスタートしていたら、ほんの5分で着替える羽目になるでしょう。

「暑~い」

そこでこまめにザックを下ろして着替えるならいいのですが、出発5分でそんなことできます?

私のような面倒くさがりは、きっとそのまま歩き続けるんじゃないですか?

「次に休憩したときに着替えよう」

その結果、休憩で着替えるころには、もう汗だくになってしまうわけです。

汗は出るわ、スタミナなくなるわ、喉は渇くわ。

そんなことだから、最初は我慢してでも薄着がいいわけです。

寒かったら重ね着が出来るから

歩いても歩いても体が温まらず、ずっと寒いようならば、そのときはあたたかい格好をしなければいけません。

そのときは、上に1枚重ねればいいのです。

登山ウェアの基本、レイヤリングですね。

フリースを着るか、ウインドブレーカーを着るかは適当なものを選んだいただくとして、寒いぶんには重ね着でどれだけでも調整できるんです。

寒ければ重ね着できますが、暑くても脱ぐわけにいかないのです。

ただし!

というわけで、登山口で厚着か薄着か迷ったら薄着で行くべし!ということなんです。

「よーし、じゃあオレは真冬でもTシャツ1枚で出発じゃー!」

なんていうのはやめてくださいね(笑)

夏でも冬でも、その時の気温とか山に応じて、あなたが悩んでいるなかでの薄着と厚着の比較ですから。

「ただし・・・」

上に重ね着するためのものは、ちゃんとザックに入れておきましょう。

薄着で出発するだけで、薄着で全行程を終わらせるわけではありません。

「寒かったら重ね着で対応できる準備をしたうえで」なるべく薄着でスタートしましょう

ということですから。

こちらもどうぞ

かなりの登山経験を積んだ今になって、初心者の頃を振り返って思います。

「あの頃、これを知っていたら・・・」

登山について、お金も時間も無駄にしてきた私ですが、

「これから誰かの役に立てば、無駄じゃなかった」

と思えます。

初心者・初級者が同じ思いをしないために、恥を捨てて書きまくります。

全記事の目次はこちらです。

最初から読んでみてください。

お役に立てれば幸いです。

【登山ガイドから初心者へ】あなたの登山運命を分けるアドバイス一覧

2019年10月15日

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