こんにちは、寝袋!です。
登山用ヘッドライトは、
ペツルVSブラックダイヤモンド
の2大勢力が、切磋琢磨しています。
しかし、最強のヘッドライトを聞かれたら、
ブラックダイヤモンド ストーム
と答える人が、多いと思います。
私もその一人です。
なぜ、ストームが最強なのか?
ペツルとの決定的な違いは?
知りたい方はどうぞ読んでください。
目次
ストームとは?
まずは、ブラックダイヤモンドのヘッドライトについて、ラインナップを整理してみます。
ハイエンド | リボルト |
最強 | ストーム |
売れ筋 | スポット |
入門・サブ用 | コズモ,イオタ,イオン,アストロ、ウィズ、ストライド |
後述しますが、
ハイエンド≠最強
です。
登山用品店でブラックダイヤモンドを買う時、
「一番高いの、ちょうだい」
と言うと、リボルトが出てきますが、
「一番いいヤツ、ちょうだい」
と言うと、ストームが出てきます。
リボルトとの違いは?
リボルトとストームのスペックを、表で比較してみます。
明るさ(ルーメン) | 防水 | 充電 | 電池 | 価格 | |
リボルト | 350 | IPX8 | ◯ | 単4型3本 | 7,020円 |
ストーム | 400 | IP67 | × | 単4型4本 | 5,940円 |
(2020年新モデルに合わせて数値変更しました)
リボルトが優れている点は、
USB充電が可能という点のみ
です。
その他は、すべてストームが勝っています。
たしかに、スマホが普及してモバイルバッテリーを持っている人が多いですから、充電出来るのは便利かもしれません。
私ならば、ヘッドライトとしての機能を重視しますが。
ストームの特徴
ストームは、すべてにおいて優れたスペックを誇っています。
スペックの優秀さ&タフネスこそが、最強のゆえんです。
・調整しやすいダブルアジャスターのヘッドバンド
・パワータップテクノロジー
・遠距離モード/近距離モードとも照度50%で点灯
・調光~消灯後、調光した明るさで点灯
・ディミング(増/減光)、ストロボ
・状況に応じ、赤、緑、青の3色のナイトビジョンを使用可能。
・ナイトビジョンは調光~消灯後、調光した明るさで点灯
・低温時にバッテリーを温め、性能低下を防ぐヒートシンク
・誤点灯を防ぐロックアウト機能
・3段階のバッテリー残量メーター
・IP67 (粉塵が中に入らない / 深さ1mの水中に30分水没しても影響を受けない)
ヘッドライトは、明るさや使いやすさも大切ですが、
いつでも確実に使えることが重要
です。
壊れやすかったり、雨が強い日はダメなどというのでは、緊急時に困りますから。
緊急時とは、条件が悪いときにこそ訪れるものです。
使い方
まずは公式HPの写真で、おおまかな使い方をご覧ください。
それでは、具体的に使い方をみていきましょう。
点灯と消灯の仕方
スイッチを押すたびに、点灯と消灯を繰り返します。
OFF→近距離モード→OFF→遠距離モード→OFF
明るさ変更の方法
スイッチを押し続けると、徐々に明るくなります。
最大になると、一度フラッシュし、その後は徐々に暗くなります。
最小になると、一度フラッシュし、次は明るくなります。
これを繰り返します。
適度な明るさを細かく調整できるのが、特徴です。
パワータップ
側面をトントンと叩くと、一瞬で最大光量に上げることが出来ます。
これは、一時的に遠くを見たい時などに便利です。
意識せず最大光量になって、電池消耗・・・ということはありません。
ストームの最大光量はとても強いので、間違って最大光量になっても、すぐに気づきます。
ロックモード
スイッチを長押しすると、ロックモードに移行します。
ロックモードになると、長押ししないと点灯しなくなります。
ザックの中で間違って点灯しないために、とても大切な機能です。
ペツルは、なぜかこれがないのです。
モンベルはダブルクリックしないと点灯しないようになっているし、誤点灯防止策は重要だと思うのですが。
電池残量確認
点灯させた時、電池残量インジケーターがしばらく光ります。
その色で、電池の残量をおおまかに知ることができます。
グリーン | 75%以上 |
オレンジ | 25-75% |
レッド | 25%以下 |
その他
赤、緑、青の、ナイトビジョンモードがあります。
人の目に優しいモードなのですが、ここでは詳細な使い方は省きます。
使ってみての実感いろいろ
私が使ってきての実感を、レビューします。
光量について
遠距離モードの射程距離は素晴らしいです。
また、近距離モードと合わせて使用すると、視界が広いうえに遠距離も見えます。
自然な感じに光が広がるので、暗闇の中でも安心して歩けます。
電池の保ちについて
ストームは高出力なため、最大光量で歩いていると、1~2時間ほどでグッと暗くなります。
とても電池に負担をかけるのでしょうか。
光量を落としても、充分他のヘッドライトの最大光量より強いですから、光量50~80%ぐらいがオススメです。
電池の保ちが一気に長くなります。
最大光量は、本当にいざというときのためのモードと考えましょう。
真夜中スタートの登山で、連続使用していても、
真冬の登山で10時間(2回の登山)
夏の縦走登山では電池交換なし
ということはわかりました。
一応常に単4型電池4本は持っていますが、山行中に変えたことはありません。
バンドについて
安物だと、バンドが劣化して伸縮性がなくなるのが早いのですが、ブラックダイヤモンドのバンドは長持ちします。
他のブランドと比べてどうかは別として、先代のストームを3年ほどで無くすまで、バンドが緩むことはありませんでした。
やや重いのが欠点?
単4電池4本使用ですから、一般的なヘッドライトより、当然、乾電池1本分重いです。
約12gです。
使用時はあまり気になりませんが、欠点といえば欠点でしょうか。
(追記)ストーム2020年新モデル
2020年モデルがパワーアップして発売されました。(2021年現在も継続中)
- 明るさが375ルーメンから400ルーメンに
- セカンダリースイッチで操作しやすく
となりました。
時々、田舎の店頭には古いモデルが素知らぬ顔で並んでいますので、購入の際には要注意ですよ。
ストームをお考えの人は、どうせなら新しいものを買いましょう。
(2019年モデルまでは、375ルーメンなのが目印!)
私は最近、レッドレンザーMH5に浮気していますので、新しく買う予定はありません。
よかったら私の浮気の理由、見てください。