【山野井泰史ギャチュンカン】凍【沢木耕太郎】




こんにちは、寝袋!です。

かつて世界最強と言われたクライマー、山野井泰史。

妻の妙子夫人とともに挑んだ山、ギャチュンカンで、登頂後に雪崩に巻き込まれ、

奇跡の生還

と呼ばれる脱出劇をくりひろげました。

凍傷により多くの指を失ったものの、2人の底力により生還を果たしたのです。

さて、このギャチュンカン登頂ならびに脱出劇について、沢木耕太郎がドキュメントを書いています。

『凍』

と名付けられたこの本は、ギャチュンカンの出来事を第三者の目で、詳細に知ることができます。

山野井泰史とは?

かつて世界最強のクライマーと呼ばれた、山野井泰史。

指を失い、年齢を経た今でも、現役でクライミングを続けています。

その姿勢、価値観は変わることがなく、決して過去の人ではなくて、

今でも登山者の間で人気ナンバー1

を誇る人物です。

山野井夫妻について

山野井夫妻については、こちらで詳しく紹介しています。

【最強クライマー】山野井泰史・妙子夫妻の凄さ【となりのトトロが苦手】

2019年3月18日

ギャチュンカンとは?

ギャチュンカン

wikiより
ギャチュンカン(ネパール語: ग्याचुङ्काङ, 英語: Gyachung Kang)は、ネパールとチベットにまたがり、ヒマラヤ山脈のエベレストとチョ・オユーとの間にある山。

標高は7,952m。8000m以下の山の中では最も高い。中国名は格仲康峰、百谷雪嶺。

ギャチュンカンは、8,000mに少し足りないので、あまり登山家たちの目が向けられない山です。

山野井夫妻が挑んだギャチュンカン北壁は、上の写真で影になったところです。

登山をする人はご存知でしょうが、どの山においても、北側というのは日当たりが悪いです。

そのため、雪や氷、低温のため、難易度が高い場合が多いです。

「凍」について

『凍』は、ドキュメント作家として有名な沢木耕太郎が、山野井夫妻を取材し、ギャチュンカンの生還劇を書いた本です。

山の知識がある人はもちろんですが、そうじゃない人でも理解できるように書かれています。

基礎的な知識に始まり、山野井夫妻の人柄、それまでの経緯を書きつつ、少しずつギャチュンカンに向かっていきます。

ですから、

山野井夫妻を知らない人

山登りはよくわからない人

でも、自然に物語に入り込んでいけるでしょう。

ギャチュンカン登頂後、下山する2人を雪崩が襲いました。

2人とも雪崩の衝撃で、視力を失ってしまいます。

下山は難しく、2晩に及ぶ壮絶なビバーク(緊急的露営)のすえ、なんとか無事に生還することになります。

並のクライマーならば、そのまま遭難死していたであろう状況でした。

2人でさえ死ぬかもしれないと考えた状況から、どうやって生還したのか?

この本を読めば、すべてわかります。

さらに、生還後の話が、とても興味深い内容が多いです。

この本は、単なる脱出サスペンスではなくて、山野井夫妻の人柄を、脱出劇を通じて伝えてくれる本なのです。

きっと、今まで山野井泰史を知らない人でも、一気にファンになると思います。

ちなみに、

「山野井泰史のことを知りたくて読んだのに、妙子夫人のファンになってしまった」

「主人公は妙子夫人」

と評価する人が続出する本なのですが、それは読んでからのお楽しみということで。

自著「垂直の記憶」との比較

ギャチュンカンの生還劇(だけではないけれど)について、山野井泰史本人が書いています。

『垂直の記憶』という本です。

これも山野井泰史の魅力ではあるのですが、

飾ることなく淡々と書いている

のです。

それでも、充分に生還劇の様子は伝わってくるのですが、第三者の目で見るともっとすごいのです。

『垂直の記憶』を読んだ後に『凍』を読むと、

すごすぎて笑ってしまう

ほど、温度差を感じるのです。

本人たちが「たいしたことない」と書いていて、第三者が「いやいや、そんなものじゃない!」という図式。

現代によくある図式と正反対で、ほんとうに山野井夫妻の人柄が伝わってきます。

ぜひ読み比べていただきたいところです。

また、本人たちは明かさないであろう、手術、入院中の出来事なども語られています。

どちらか一冊だけ読むなら『凍』を読んでほしいです。

過小評価していない、本当の山野井夫妻の姿

を知ることが出来るでしょう。

【定番&マイナー】私が愛読しているおすすめの登山本

2018年12月25日






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