移住して田舎でうまくやっていくコツを教えよう




こんにちは、寝袋!です。

私たちがペンション「シュプール」を開業するために移住した先は、北海道のど田舎だった。

田舎には独特の社会があった。

人見知りの私にはかなり難しい問題でもあった。

私は田舎という環境に暮らしたかっただけで、田舎の人たちと交わりたいわけではなかったから。

私が知った田舎独自の社会を説明して、私なりの「うまくやっていくコツ」をお教えしよう。

田舎社会の特徴

自治体の結びつき

私の住んでいる地域は30世帯ほどが住んでいる。

移住当初は当然1番の新参者で、若者だった。

自分よりはるかに年寄りばかりの世界。

「老人会」と「青年部」があったが、青年部でさえ50~60歳代の人が多かった。

私はどこにも属していない。「少年団」だろうか?

葬式

これは田舎で1番戸惑ったことだが、自治体内で葬式が出ると、自治体のメンバーで葬式を執り行うのだ。

自治会長が葬儀委員長となる。

私は万年「駐車場係」だ。赤棒振って車を誘導する。

葬儀の内容には直接触れないので、気楽でいい。

ちなみに葬儀は必ず手伝わなければならないらしい。仕事よりも何よりも優先だというのだ。

昔は一度も顔も見たことがない人たち(移住当初から病院暮らし)の葬儀ばかり手伝っていて、アホらしくてしかたがなかった。

最近は一応知っている顔が死ぬだけマシだ(語弊ありすぎ)。

草刈り

1年に1回、自治体の全員が集まって自治会館などの草刈りをする。

辛い肉体労働なので、誰かが居ないとすぐに文句が出る。

「あいつなんで居ないんだ?」

とね。

会議

年に1、2回、会議のようなものがある。

議題があるが、私の知る限り10年以上同じことばかり繰り返している。あほらし。

私は一度も発言したことがない。

特に笑えるのは、自治会費の収支の計算が間違っていたときなどだ。

ほんの数百円の行方に大騒ぎだ。

「合わないぶん俺が出すからもう終わろう!」

と言いたいくらい、長く続く。

みんな同業者

牛や馬や農業など、細かい業種は違うけれど、ほとんどの人間が同じような生活をしている。

違う仕事をしているのは、ペンションをやっている私だけだ。

同業者同士、話題には事欠かない様子だ。

普段から顔を付き合わせているぶん、喧嘩も多いけど仲もいい。

みんな幼馴染

私をのぞくほとんどが、幼馴染で長年の付き合いだ。

60歳を越えるオッサンたちが、未だに

「○○ちゃん、○○くん」

と呼び合っている。

つまり私は

ということで、私は幼馴染ばかりが住む社会に入ってきたよそ者で、同業者でもないのでお互いに話すネタがなく、いつまでたってもお互いに距離が埋まらない。

私よりあとに入ってきた人で私より馴染んでいる人もいるが、私は人見知りでなかなか馴染めない。

最初の頃はそれでも埋めようと努力もしたが、今ではもう

「どうでもいいや」

と思っている。おそらく周囲の人間も同じように思っていることだろう。

距離が埋まらないということは、ずっと同じ距離なのかというと違う。

距離はどんどん離れていくのだ。

どんどん話す機会がなくなり、どんどん付き合いも少なくなる。

私が見つけた答え

そんな私だが、いくつかの出来事をヒントにして、

「よし、これでやっていけるな」

と考えたことがある。

土砂の話

私の私道を整地する必要があって、私道の真ん中にダンプで土砂を運んで山にして置いておいたことがあった。

そのうち暇を見て土砂を使って整地したのだが、それからしばらくたって言われたことがある。

「○○さん、大変だったな。あんな嫌がらせされてよー」

え?

「道塞がれて上に上がれなくされたんだべ?」

え? ああ、そういうことか。私道を塞ぐように土砂を置いておいたものだから、そう勘違いしたんだな。

ちなみにもし嫌がらせだったら、私は即警察を呼ぶだろう。

お祭りの話

「秋の神社のお祭り」をするために、寄付金を集めに来た。

ちょうど時期がペンションの繁忙期と重なるので、毎年寄付はしていたものの参加はしていなかった。

そこで、ある年、思い切って断ってみた。田舎では参加するしないに関わらず寄付金というのは断るものではない。

「すみません、いろいろ事情があって、今度からお断りしたい」

と伝えた。すると、案外すんなり了承され、

「まあ、宗教っていろいろあるからな。○○さんも宗教違うから神社のお祭りは駄目だしな」

と帰っていった。

おそらく、ペンションで忙しいという理由だったら、激怒されたに違いない。

「祭りは自治会の大切な行事だ!」

とかなんとか。

人類補完計画

ははあ、なるほど。

今までは自治体の怒りをかわないように、

「付かず離れず」

最低限の付き合いをするようにバランスをとってきた。参加したくない時は、帰省や旅行や体調などを理由にして微妙に断ってきた。

きっと、その裏では、

「あいつウソついて断った」

だとか言われていたに違いない。私が参加している時に、他の不参加者はたいていそんなことを言われていたからよくわかる。

自分だけが言われていないと考えるほうがおかしいのだ。

どうやらそれではダメだったのだ。

「理由をはっきりとは言わない」

ことが重要なのかもしれない。

噂好き、想像好きの田舎では、理由を勝手に考えさせてやればよかったのだ。

「いや、ちょっと、いろいろあって・・・」

などと言って、ややうつむき加減にでもしていれば、あとは理由は相手が考えてくれる。

相手が「そうにちがいない」と考える、好み通りの理由を作り出してくれるのだ。

相手に勝手に補完させろ!

どうせお互いに積極的に関わりたい人間じゃないんだから、なんと思われようといいじゃないか。

好きでもない人間を無理矢理誘う、奇特なやつはいないだろう。

私のためだけじゃない、あんたたちのためでもあるんだ。感謝してほしいくらいだ。

私はこのことに気付いてから、一気に田舎付き合いが気楽になった。

田舎の社会で同じように苦しんでいる人がいたら、何かの参考になれば幸いだ。ならないか。

唯一残念なこと

今、私は自治体の中ではどういう人物像に仕上がっているんだろう?

それを知ることが出来ないのがちょっと残念だ。






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