【冬山~春山】パタゴニアのソフトシェルパンツがおすすめです




こんにちは、寝袋!です。

冬山や残雪期の春山に行く時、下半身は何を履いていますか?

私は、何枚か着込む上半身と違って、下半身はタイツを入れても2枚ほどで登ります。

3枚だと、ゴワゴワして動きにくい! 2枚で登りたい!

それを可能にするのが、ソフトシェルパンツです。

私は、パタゴニアのソフトシェルパンツを愛用しています。

真冬の寒い時期はタイツと合わせて、残雪期や春山では1枚で、とても快適に登っています。

「ソフトシェル」という名称で呼ばれるカテゴリーですが、ブランドによってまったく考えが違います。

パタゴニアのソフトシェルパンツの便利さ、使い方を紹介していきます。

パタゴニアのソフトシェル

ソフトシェルとは?

ハードシェルに対してソフトシェルと呼ばれるものは、各ブランドによってかなりバラツキがあります。

「伸縮性がある素材で出来たハードシェル」

というブランドもあれば、

「完全な防水性は持たないが、ある程度の防水性・耐風性をもったウェア」

というブランドもあります。

ウインドブレーカーやトレーナーのようなものまで、含んで呼ぶブランドもあります。

パタゴニアの場合は、

  • 伸縮性があって柔らかい素材
  • 完全な防水性はない
  • 耐風性も高いが、完全ではない
  • 優れた透湿性

のものをソフトシェルと呼んで、たくさんの種類を製造しています。

よほどの強い雨でなければ大丈夫な防水性、防風性、動いてもムレない透湿性・・・

となると、冬山から春の残雪期には、とても使いやすいウェアだということです。

フリースやナノエアなどとの使い分け?

しかし、パタゴニアには優れたフリース群、ナノエアなどの優れた行動着が、たくさんあります。

それらとの使い分けは、どのようになるのでしょう?

どれも、行動中と停滞中のバランスを取ろうとしている製品です。

「けっきょくどれがいいのよ?」

と、頭が混乱してきます。

私が使用してきた経験と感想では、

  1. 完全な冬山では、雨が降らないので、ナノエア系
  2. 雨が降る可能性のあるような(やや暖かい)気候では、ソフトシェル
  3. 両者の微調整に使うフリース群

という感じです。

登山者の好みによっても違うでしょう。

パンツの場合

迷いが生じるくらい豊富なラインナップの上半身にたいして、下半身はそれほど悩む必要はありません。

厳冬期の冬山でも、例えばナノエアパンツなどは使いません。

ソフトシェルパンツが、最高に使いやすいです。

保温性はタイツで調整して、ソフトシェルパンツだけで登ります。

雪程度であれば問題のない防水性、十分な耐風性、冬の登山用具(アイゼン、ピッケルなど)に負けない耐久性。

さらに、豊富な運動量でも濡れない透湿性。

とても使いやすくて便利なアイテムです。

私の愛用モデルの紹介

私は『アルパイン・ガイド・ジャケット』と『アルパイン・ガイド・パンツ』というのを長年使用しています。

両方とも、現行のラインナップにはありません。

現行モデルでは『デュアルポイント・アルパインパンツ』や『サイマル・アルパインパンツ』あたりでしょうか?

似ている部分は多いと思いますので、ソフトシェルパンツというものを知っていただけるように、紹介していきます。

パタゴニアのパンツはどれもスッキリとしたシルエット

パタゴニアはウェアもパンツも、すっきりと細身のシルエットが多いので、

「脚長パンツ」

と呼ばれることもあります。本物よりもちょっと脚長さんになれます。

立体的な裁断と各部の補強

この『アルパインガイド』シリーズは、

山岳ガイドのような、ハードな使用環境にも十分な耐久性

というコンセプトでもあるので、補強するべきところはガッチリ補強がされています。

軽量化≪耐久性、です。

アイゼンが当たってしまう部分はさらに補強

アイゼンなどの使用の際に、ひっかけて痛めないように、ここにも厚めの補強布です。

冬靴、スキーブーツが履きやすいように裾が広がる

ザラッとした質感の表面。雪がつかない

シャラシャラ感の強いハードシェルと違うのは、ザラッとした質感の表面でしょう。

このモデルの場合は『ポーラテック パワーシールド』という優れた素材が使われています。

現行モデルではさらに改良されて『ポーラテック パワーシールドプロ』が使われています。

ちなみに、ポーラテックス社はパタゴニアとは強い協力体制にあるので、新しい素材はたいていパタゴニアに最初に提供されることが多いです。

ポーラテックパワーシールド(現行はパワーシールドプロ)

パタゴニアのソフトシェルを使うと感じるのは、その透湿性のすごさです。

レインウェアとは比べ物になりません。

真夏はもちろんダメですが、行動中もあまり熱がこもらないんです。

私は、夏以外(秋から初夏にかけて)はすべてこのパンツで登っています。

【現行モデル】おすすめソフトシェルパンツ

私の愛用モデル『アルパインガイド』シリーズは、冬山に特化した質実剛健モデルです。

その精神的後継が『デュアル・ポイント・アルパイン・パンツ』です。

対して、『サイマル・アルパイン・パンツ』はやや薄めの作りで、秋から春までの高山で、長い間頼りになるパンツです。

メンズ・デュアル・ポイント・アルパイン・パンツ

写真をクリックすると、公式サイトでより詳しい解説やレビューが見れますので参考にどうぞ。

(2020夏現在、ラインナップに確認できず)

伸縮性と透湿性を備え、氷と雪、クランポンとスノーボード、登攀と滑降のいずれにも対応するパンツ。取り外し可能なサスペンダー、ジッパー式ポケット、折り返し幅を最小限に抑えた二重の裾を備え、高山で多用途に使えるデザイン

サイマル・アルパイン・パンツ

写真をクリックすると、公式サイトでより詳しい解説やレビューが見れますので参考にどうぞ。

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軽量ながらプロテクションを提供し、岩や雪の上をすばやくスムーズに動けるソフトシェル・パンツ

アークテリクスのこのパンツ、パタゴニア以外ですがオススメしておきます。

機能はもちろん、デザインも「さすがアークテリクス」といった感じで、洗練されてて格好良いです。

最後に

「良く言えば万能、悪く言えば中途半端」

なのがソフトシェルです。

使う人にとっては便利ですし、まったく使わない人もいます。

私は、ソフトシェルに関しては、「寒い時期のパンツとしては最高」と思っています。

ウェアは、3枚以上のレイヤリングで、なんとでもなる面があります。

しかしパンツは、メインで動かす場所ですから、あまりレイヤリングの枚数を増やすわけにもいきません。

そんなとき、

防水性・耐風性・透湿性

をバランスよく、高いレベルで備えたソフトシェルパンツは、理想のパンツと言えるのです。

下半身は、シンプルなレイヤリングで、動きやすく。

冷涼な時期の高山帯、残雪が残る山はソフトシェルパンツで。

私が実際に使っているオススメ登山道具レビューのまとめ

2018年12月18日

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