さよなら大きな三脚!登山におすすめの軽量三脚PIXI【自撮りもOK】




こんにちは、寝袋!です。

登山へ行って写真を撮るという人は多いですよね。

作品を作るような本格的な人もいれば、ブログで記録するために撮る人、中にはただ撮ること自体が楽しいという人もいます。

登山で写真撮影をするうえで、問題となるのが三脚です。

三脚がなければ撮れない写真はありますから、

「持っていきたいのは山々だけど、重いし大きいし」

登山には大きな負担になります。

  • 山で求められる三脚の機能
  • 軽くて持ち運びが楽
  • しかも、ザックを下ろさずに取り出して撮影できる。

私が行き着いた「登山に持って行くベストな三脚」を紹介します。

私と同じような使い方をする人ならば、

「あ、これでいいんだ!」

と納得していただけるのではないかと思います。

今まで通りの写真が撮れて、しかもザックは一気に軽くなる三脚です!

山で三脚を使うシーン

まず三脚を選ぶ前に考えてほしいことがあります。

それは、

「自分はどういう時に三脚が必要なのか?」

ということです。

星空撮影

私の場合は、

  • 一般的に風景は手持ちで撮っている
  • 花をマクロ撮影するときに三脚は出さない
  • 自分を入れた風景写真は時々撮る
  • 星空写真では三脚が欲しい

ので、三脚を使うのは、

  • 自分を入れた風景写真
  • 星空などの夜景撮影

の2つのシーンに限られます。

自撮り

ここで、

「いやいや、風景も全部三脚出さないと、まともな写真撮れないでしょ?」

という本格的な人は、ここで紹介する三脚は向きません。

これから紹介する「登山にベストな三脚」は、

「そういえば、自撮りと星空以外で三脚使わないなあ」

という人向けなのであしからず。

「そういう人は、以前私が使っていたような、2kgも3kgもあるような三脚は必要ないんじゃないですか?」

という提案なのです。

マンフロット PIXI

私が登山に最適だと思う三脚は、マンフロット社のPIXIです。

超小型三脚

PIXIは全長が18.5cmしかない、いわゆる「ミニ三脚」という分類になります。

ミニ三脚というと、

「コンパクトデジカメには大丈夫だけど、デジタル一眼には向かない」

おもちゃのようなものが大半です。

ところがこれは、耐荷重1kgなので、デジタル一眼でも楽勝で保持してくれるスグレモノなのです。

構造

実測192g

重さは192gしかありません。カタログ値では190gです。

脚はアルミ製でガッシリしています。

イタリアデザインなのでとにかくオシャレ

全体的に流線型でデザインされていて、とても格好いいです。

イタリア人というのは本当に美的センスが優れているんだなと感じます。

美しさを常に意識して物を作るんでしょうね。

赤いボタンが自由雲台のロック

PIXIは自由雲台(タテヨコじゃなく球状で自由に角度を決める)なのですが、この赤いロックボタンが秀逸です。

ぐっと押し込むと雲台が自由に動き、好みの場所でボタンを離せばその位置で固定されます。

弱そうに思えますが、これで雲台が動くことはないのだからすごいでしょう?

カメラの三脚穴にねじ込むところ

足の裏にはゴム製の接地部

使い方

使用例

私の機材の例です。

オリンパス「OM-D EM-1」に「12-100mmf4」という機材重量1.1kgで使用しています。

メーカー推奨の最大荷重が1.0kgなので、多少オーバーしていますが。

みなさん自分が使用しているカメラ機材の重さを測ってみて、参考にしてください。

いかにも弱そうな

三脚が小さくていかにも不安定に見えますが、この程度ならば問題ありません。

自撮り?

私はこういう撮り方はしませんが、脚をたたんで持てば、自撮りにも使えるとメーカーは言っています。

10秒タイマーで撮るんでしょうね。

「山頂看板の前でピース」

したければ便利かもしれませんね。

この三脚だと、チェストバッグに余裕で入りますから、

「わざわざ一度ザックを下ろし、三脚を取り出してまたザックを背負い」

という手間がかかりません。

いつでもどこでも自分が被写体に入れます。

登山へ一眼レフカメラを持っていく方法(パーゴ/パスファインダー)

2018年11月19日

自分が入ると

ちなみにこういう自撮り自体、私は滅多にしません。

私はナルシストではないですよ(笑)。

「人間が入ると風景が際立つ」と思って入る場合があるだけです。

何枚か写真を載せましたが、これくらいの用途しかないのならば、この三脚がベストです。

新型!マンフロット PIXI EVO

ちなみに、2015年には新型としてPIXI EVOというモデルが発売されました。

簡単に違いを説明します。

長所

足が伸びる

足がスライドで伸びるようになって、より高い位置で撮影できるようになりました。

しかも足を広くして低位置(といってもPIXIの高さ)でも撮影できます。

耐荷重アップ

PIXIが耐荷重1.0kgなのに対し、PIXI EVOは2.5kgまでアップしました。

縦構図も撮れる

雲台に一箇所切り込みが入り、完全な縦構図(カメラを90°横に倒して)で撮影が出来るようになりました。

短所

大きくて重い

PIXIが全長18.5cmだったのに、PIXI EVOは23cmになってしまいました。

重さも190gから250gへ増量。

ロックがネジ式

自由雲台のロックがワンタッチボタンではなくネジ式になったので、面倒になりました。

スピーディーな良さが失われた感があります。

私感

「できること」は圧倒的にPIXI EVOのほうに軍配があがります。

それを「大は小を兼ねる」と捉えるかどうかですね。

私には5cm大きくなってチェストバッグに入らないことが残念すぎて、

「それならいらない」

となりました。

夜景

どちらを選ぶ?

私は両方使ってみて、今では旧型のPIXIだけを使っています。

新型PIXI EVOは手放してしまいました。

新型で追加された機能が素晴らしいのは疑いがないのですが、私の登山には「なくてもいい」機能ばかりだったからです。

23cmのものをうまく収めて持ち運べるなら、PIXI EVOのほうが優れているかもしれませんね。

例えば街中での普段使いでは圧倒的にPIXI EVOでしょう。

自分の用途、登山でどのように持ち歩くかを天秤にかけて、合ったほうをチョイスしてください。

PIXI PIXI EVO
撮影最高高さ 13.5cm 20.0cm
撮影最低高さ 13.5cm 10.5cm
収納時長さ 18.5cm 23.0cm
重さ 190g 250g
耐荷重 1.0kg 2.5kg
縦構図 不可

ちなみに新型が発売されたにも関わらず、マンフロット社は旧型PIXIの並行販売を続けています。

両者がまったく別の守備範囲を持っていることの証なんです。

私個人のオススメとして、旧型のPIXIのほうをオススメしておきます。

余計なギミックがないぶん、頑丈なのもいいところ。

登山にベストな三脚の紹介でした。

みなさんも(高価で)大きくて重くて使うかどうかわからない三脚は家に留守番させて、PIXIで軽快に山を歩きましょう。


私が実際に使っているオススメ登山道具レビューのまとめ

2018年12月18日

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