こんにちは、寝袋!です。
今回は、北海道にある日本百名山の一つ、後方羊蹄山の登り方について解説していきます。
目次
後方羊蹄山とは
「羊蹄に登らぬバカと、2度登るバカ」
などと北海道の登山愛好家に言われるのですが、意味がよくわかりません。
何度も何度も登る価値がある、素晴らしい山だと思います。
北海道の山にしては珍しく、有人の避難小屋があり、1泊してご来光を見る人も少なくありません。
周囲の山地と隔たりがあるためか、後方羊蹄山にはヒグマがいないというのが定説です。
後方羊蹄山の登山コース
真狩コース
1番メジャーで登られているコースになります。
登山口には真狩温泉という人気の温泉がありますし、駐車場なども整っているためです。
比羅夫(倶知安)コース
こちらも人気です。
後方羊蹄山は、どこから登っても単調な登りが続くのですが、このコースはお花がとても楽しめるので飽きません。
京極コース
ややコースも荒れていて、不人気です。
登ってすぐに山頂があるので、
「お鉢めぐりをする動機がない」
からかもしれません。
喜茂別コース
上に同じ。
コース比較
登り | 下り | 標高差 | 特徴 | |
真狩コース | 4時間30分 | 3時間30分 | 1,488m | もっともメジャー |
比羅夫コース | 4時間30分 | 3時間30分 | 1,548m | お花畑を楽しむ |
京極コース | 4時間30分 | 3時間 | 1,478m | 山頂近い |
喜茂別コース | 4時間30分 | 3時間 | 1,538m | 山頂近い |
どのコースを登っても、登山自体の難易度は変わりません。
温泉、野営場、駐車場などの施設が整っている、真狩コースが一番人気です。
比羅夫コースは、お花畑が1番楽しめるコースです。
百名山を目指す人にとっては、上記2つのコースがいいと思います。
後方羊蹄山共通の注意点
独立峰のため、上部では猛烈な風に見舞われる場合があります。
私もお鉢に出た途端、体ごと吹っ飛んだ経験があります。
すぐに引き返しました。
悪天時のお鉢めぐりはリスクがあります。注意してください。
真狩コースの登り方
登山口情報
駐車場:多数
トイレ:あり
水道:あり
携帯電話:全社OK
登山情報
気持ちの良い真狩キャンプ場の奥に、登山口があります。
後方羊蹄山は、ただただ単調に高度を稼いでいく登り方です。
お鉢に出るまでは、ルートも間違えようがないです。
まめに◯合目看板があって、嬉しいやら嬉しくないやら。
1合目ずつ、じっと我慢して登っていきます。
少しずつ展望が開けてきて、避難小屋も見えます。
富士山型の独立峰らしく、麓の平地が高度感を際立たてます。
終始緑に包まれて歩くので、気持ちよく歩けるでしょう。
真狩コースから山頂までは、ゴツゴツの岩場です。
風の強い日は気をつけましょう。
下山後は真狩温泉がすぐ近くです。
露天風呂から後方羊蹄山を観れますよ。
付近の宿泊施設
真狩登山口周辺は、宿泊施設が少ないのがやや不便です。
真狩ユースホステル http://makkari.html.xdomain.jp/
比羅夫コースの登り方
登山口情報
駐車場:あり
トイレ:あり
携帯電話:全社OK(ソフトバンク弱し)
水道:あり
登山情報
半月湖野営場から登山開始です。
こちらのコースも単調に高度を稼いでいきます。
ところどころに休憩所があります。
真狩コースとは多少雰囲気が違います。
ニセコ周辺はジャガイモなどの大穀倉地帯ですので、畑がきれいです。
このコース、高度が低いうちは蚊が多くて困るのですが、3合目を過ぎるといなくなります。
この比羅夫コースは、お花畑の見事さは4つのコース随一でしょう。
この比羅夫コースだけが、外輪山に出た時に目にするのは父釜(最大)ではないのです。
下から見ていてはわからない、なかなか複雑な地形になっています。
外輪山に出れば、もう山頂までは近いです。
付近の宿泊施設
ニセコ周辺は近年の外国人ブームで、あきらかに外国人観光客向けの宿泊施設が増えています。
後方羊蹄山に行きたいとの旨を伝えて、相談したほうがいいかもしれません。
「駅の宿ひらふ」は、登山者も多く訪れる宿です。
登山口までの送迎もやっているので便利です。
ちなみに、先代のオーナーさんは、後方羊蹄山の小屋の管理人だったそうですよ。
登山のために北海道へ飛行機で来る注意点
飛行機を使って登山する場合、いくつか注意点があります。
登山道具の機内持ち込みや、よくある忘れ物などです。
トラブルを避けるためにも、一度読んでいただけると参考になるかと思います。
北海道登山での格安レンタカーの探し方
北海道は、レンタカーの激戦区です。
たくさんのレンタカー会社がひしめきあい、季節によって価格の変動も大きいのです。
大手レンタカー会社から、小規模格安レンタカー会社まで、比較して選べばいいのですが、それはなかなか面倒です。
そういうとき、スカイチケットレンタカーなどの、レンタカー比較サイトなどが便利です。
借りる期間と場所を選んで、一気に比較検討できますよ。