こんにちは、寝袋!です。
私が登山用ザックで現在持っているものは、
- グレゴリー/トリコニ60・・・縦走用。
- ウルトラスパイア/エピック25・・・日帰り用。ウルトラライト縦走用。
- ドイター/フリーライダープロ30・・・冬山日帰り用。
- ドイター/FUTURA26AC・・・日帰り用から自転車用・日常用に変更。
の4つです。(後日カリマーのクーガーを追加)
さて、以前、グレゴリーのトリコニ60を使っていて、登山中にバックルが壊れてしまいました。
運良く重要な箇所ではなかったので、シリアスな状況にはなりませんでした。
帰ってからグレゴリーの純正部品が手に入らないかと探してみましたが、どうやら販売されていないようでした。
修理は受け付けているのですが、バックル1つのために修理に出す、時間も費用ももったいないです。
とても気に入っているザックですが、部品販売してくれればいいのにと不満に思いました。
さて、なんとか使えるようにしなければいけません。
今回、紹介するのは、
「どんなザックでも壊れたバックルを直せますよ」
という便利なアイテムです。
オスのほうがパキンと
壊れたのはオスのほうのツメです。
2本のうちの1本が、パキンと音を立てて飛んでいきました。
何か無理をかけたのではなくて、いきなりパキンと壊れました。
2本の爪の間に薄いブリッジがあるから、壊れにくいはずなのに・・・。
バックルごと変えようとすると
ちょうど予備のバックルが手元にあったので、それに付け替えようと考えました。
ところが、メスの方は写真のように、ストラップがループ状に縫ってあります。
交換するためには、
一度糸をほどいて交換後、またストラップを縫わなければならない
ことになります。
同じような強度で縫い直せるでしょうか? 私には無理です。
ちなみにオスの方は、ただストラップを通しているだけなので、問題ありません。
SEA TO SUMMITにいいバックルがあった!
「ループをほどかずに取り付けられるバックル」
は、ないのでしょうか?
探してみたら、たった1つ「SEA TO SUMMIT」というブランドが販売していました。
その名も「FIELD REPAIR BUCKLE」といいます。
これの素晴らしいところは、ループに通すところがビスになっていて、取り外し自由なことです。
なぜ、こんな簡単なアイデアを他のメーカーも真似しないのでしょうか?
登山用ザックはこういう応急処置が出来るものを標準装備にしてほしいなあ。
バックルを交換してみる
まずは、今付いているメスのバックルを、ニッパーで壊して外しました。
ループ状のストラップだけが残ります。
そこに新しいバックルを位置決めし、ネジをループに通してねじ込むだけです。
私はレザーマンのスケルツールCXというのを山に持っていくので、これでビスを回せます。
「登山中にオスが1つ壊れた」程度だと、他のバックルを移動して、なるべく影響のない配置にすればいいでしょう。
オスが壊れることがほとんどだと思いますが、もしメスが壊れたらアウトです。
通常はバックルの配置換えは出来ないと思っていいでしょう。
その点、このSEA TO SUMMIT「FIELD REPAIR BUCKLE」は、融通が効くので優れています。
私の対策
私はこのバックルが気に入ったので、もう1つ買いました。
そして、雨蓋の裏のチャックの引き手に予備として取り付けています。
キーホルダー代わりと思えばいいのです。
最初に書きましたが、このザックを持っていくときは間違いなく長期縦走です。
縦走の装備は、壊れない信頼感、壊れてもなんとかなる安心感が欲しい
ので、こういう対策をしました。
ネジを回す、プラスドライバーの類を忘れないように注意しましょう。
便利ですし、このモデルはとても格好良いと思います。
グレゴリーに限らず、部品単体でバックルを売っていないメーカーのザックを使っている人は、破損に要注意です。
とくに縦走に行く時、山の中で起きてしまってからでは遅いのです。
- いつでも
- どこでも
- どんなザックでも
壊れたバックルを直せると、便利だと思いませんか?
ご自分や仲間を助けるシーン、きっとありますよ。
サイズは幅が15mm、20mm、25mmなど、よく使うサイズが揃っています。
あと、間違えやすいのが、ピンが1本のもの、2本のものがあることです。
通常、1本でいいでしょう。取付がループなのが片方だけだからです。
取り付けにはドライバーが必要です。