こんにちは、寝袋!です。
みなさんは山登りに「塩」を持っていきますか?
私は日帰り登山はともかく、縦走登山では必ず持っていきます。
便利なエネルギードリンクや補給食、食べ物がある現代に、どうして古臭い「塩」を持っていくのでしょうか?
それは、基本的にして万能だからです。
食事にも、飲み水にも、お茶の時間にも、塩は山でとっても活躍してくれます。
べつに、
「塩があれば他のものはいらない!」
というわけではなくて、
「ほんの少し塩を携帯していくと、こんなに便利に使えるものですよ」
という感じです。
ほんの数グラムで邪魔にもなりませんし、みんなにオススメしたいんです。
「塩ってこんなに美味しくてスゴイものなんだぜ?」
あなたも塩党になって、山友達に自慢気に教えてあげてください。
目次
山に「塩」持ってくと超便利
現代は、エネルギードリンクやエネルギー補給食、栄養素たっぷりでしかも軽い食べ物など、便利なものがあります。
私もそういうものを利用していますし、
「昔は塩だけで頑張ったものだ」
なんていう時代の人の昔話をするつもりはありません。
でも、そんな便利なものがあってでさえ、塩はやっぱり「超使える」んです。
山で足りなくなるミネラルを補給
使い方の前に、塩が山でどういう効果があるかを簡単に説明します。
山登りは汗をかきながら頑張って歩いて行きますから、体から失われていくものがあります。
水分・エネルギー、そして、塩分(ミネラル)です。
あと、ガッツもかな(笑)
その失われていくものを補給する必要があるのですが、塩は聞いてそのまんま、塩分(ミネラル)をダイレクトに補給してくれます。
そういう効果を頭に置きながら、塩がいかに便利か説明していきますね。
塩の使い方in山
1、ご飯にかける
山で疲れると、どうしても食欲が落ちてしまいます。
「カレー」や「丼のもと」とか、ご飯にかけると喉を通りやすくなり、食べやすくはなります。
でもそういうとき、ご飯に少し塩をかけると、途端に食べやすくなるんです。
塩が強めに効いたオニギリを思い出してください。
体が塩分を求めているから、これがとっても美味しいんですよ。
ご飯、塩、そしてお味噌汁でもあれば立派な食事になりますよ。
塩があれば、おかずがいりません。
2、水に入れる
山登りのとき、水を水筒に入れて飲みますが、じつは水ばかり飲んでいると、塩分が不足して疲れてしまいます。
塩分不足は、足がつる原因にもなります。
日帰り登山であれば、スポーツドリンクを持っていけばいいんですが、何日も縦走していると、水を飲まざるを得ない場合が多いんです。
そこで、水筒に水を入れたら、少し塩を入れてみてください。
極端な話、スポーツドリンクというのは塩水ですから、とても美味しく、自然に塩分が補給できますよ。
3、紅茶に入れる
最後に紹介するのは、紅茶(とくにミルクティー)に塩を入れる方法です。
これは、ネパールのシェルパが、ミルクティーに岩塩を溶かして飲んでいるのを見て思いついたのですが、とっても美味しいです。
甘~いミルクティーがさらに甘く感じて(スイカに塩をかけて甘くする原理)、勝手に塩分も補給できます。
疲れた体に染み込みますよ。
嘘だと思ったら家で1回試してみて!
塩がいい理由
すべての使い方に共通するのは、
- 登山で不足しがちな塩分を
- おいしく感じつつ
- 自然に補充できる
ことです。
「塩分を補充しなくては」
と登山者はみんなわかっているんですが、よほど意識しないと不足してしまうのが当たり前。
それを防ぐための、基本的にして万能なものが「塩そのもの」ということなんです。
私が山に持っていく携帯用の塩
塩ならばなんでもよくて、家庭の台所にある塩を持っていけば大丈夫です。
しかし、私はたまたま見つけた携帯用の「会津の山塩」というものを使っています。
一般的な塩よりもミネラルが豊富で、小分けパックになっているので持ち運びが便利なんです。
温泉を煮詰めて作るもので、味も一般的な塩よりもマイルドで、とっても使いやすいです。
ただ、大量に使うものではないとはいえ、ややお高めなのがキズですかね。
ヒマラヤの岩塩も同じように使えます。
上で説明した使い方で、紅茶に塩を入れるのは、じつはネパールトレッキングでシェルパさんたちが定番でやっているのを見たのです。
疲れたときに甘いミルクティーが美味しいのですが、そこに塩を溶かし込むとさらに甘く感じて、塩っぽさが体に染み渡るんです。
こちらもおすすめですよ。