こんにちは、寝袋!です。
登山中に膝が痛くなったことありますか?
私はあります。
「右の膝が激痛に襲われ、歩くのが辛い」
登りはまだ行けるけど、下りの痛さったらもう・・・。
コースタイムより大幅に遅れて、なんとか下山しました。
その時、知り合った山岳ガイドから貸してもらったサポーターが、とても役立ちました。
「もしあの時サポーターがなかったら・・・」
と、考えただけで恐ろしくなります。
それが、D&M「スピードラップ」です。
膝痛を予防するためのサポーターでもありますが、これのオススメなところは、
「膝が痛くなってから使える」
ところなのです。
膝が痛くなっても、そのままなんとか下山することが出来ます。
自分も仲間も安心の最後の砦がこのサポーターです。
通常の膝サポーター
膝サポーターというと、多くの人は下の写真のようなものを思い浮かべると思います。
同じ膝でも痛くなる箇所によって作りが違いますし、サポート力の強弱も違います。
「膝痛を予防するため」
に、各メーカー工夫をしているのです。
よいところ
「膝痛の症状を発生させない」あるいは「発生を遅らせる」ために、威力を発揮します。
例えば膝だけをみても、
- 膝全体
- 膝の皿の下
- 膝の内側
- 膝の外側
のどこが痛くなるかによって専用のものが準備されています。
その人の痛みの原因や箇所がはっきりしている場合、効果は絶大です。
私がマイナスだと考えるところ
- 選ぶのが難しい
「あなたはどういう原因で、膝のどこが痛くなるの?」
もし私が聞かれたら、答えられません。
「え? いや、とにかく膝」
「たくさん歩いた時」
と答えるのが関の山でしょうか。
でも、ほとんどの人がそうじゃないですか?
その時によって、痛む場所も違うような気もしますし・・・。
そういう人の場合、こういう専門的なサポーターは使いにくいのです。
たとえば腸脛靭帯炎を起こす人が、膝下用のサポーターを付けても、
「このサポーター全然効かないねえ」
となるわけです。
- 自分が成長しない
膝痛予防のために常時サポーターを付けていると、自分が成長しません。
関節周りの筋肉も衰えていきますし、正しい歩き方も身につかないのです。
手放せなくなります。
サポーターありきの登山者になってしまうのです。
そしていずれは、さらに強いサポートが必要になるでしょう。
普段ストックを使う人が、ストックなしでは歩きにくくなるのと同じなのです。
D&Mスピードラップ
そこで、私がオススメしたいのは、バンド式のサポーターです。
特徴
適度な伸縮性を持った、長いバンド型サポーターです。
軽量コンパクトで、私は常に応急手当てセットの中に忍ばせています。
使い方
一応メーカーの説明によると、テーピングの代わりに使用することになっています。
「何度でも使えるテーピング」
というわけですね。
私はテーピング技術は専門ではないですし、これで効果を発揮するかはわかりません。
腿などが肉離れした際に、応急手当としても利用できるらしいです。
私の使い方(前述のガイドさんの受け売りですが)は、こうです。
グラグラして痛い膝を、全体的にガッチリ固定してしまうのです。
膝のどこが痛いかなんて気にしないで、とにかく固定してしまうのです。
驚くほど痛みが和らぎます。
しかも、伸縮性があるので、膝が曲がらないわけではなく、ちょうどよい固定感です。
あとは、歯を食いしばって、下山しましょう。
あ、間違ってもそれから上へ向かって登らないように。
最初の一巻きぐらいのところに、小さなマジックテープが付いています。
そこで一度固定して、その後でキツく巻いていきます。
不器用な人でも、とても使いやすいでしょう。
緊急対応
「お客さんが膝を痛めて、下山できないじゃ済まないんですよ」
「膝のどこが痛くなるかもわからないでしょ?」
そのガイドさんは言っていました。
たしかに自分のことでもわからないのに、他人となるとたいへんです。
「結局、これが1番だった」
なんだかわかるような気がしました。
膝だけじゃない
それにこのサポーター、いろいろなことに応用できることに気付きます。
- 骨折の時、当て木して巻く
- ハンカチ当てて巻いて包帯代わり
- 足首の固定
他にもいろいろありそうですね。
まとめ
登山者を悩ませる膝痛。
みなさんなんとか膝痛にならないように、良いサポーターを探します。
ところが、自分にピッタリで、効果抜群なサポーターを探すことはとても難しいのです。
レビューサイトを見ても、「効果最高!」という人と「全然効かない」という人に、大きく別れているのがわかるでしょう。
「同じものなのに、どうして?」
身近でありながら、かなり専門的知識が必要なもの、それがサポーターです。
それならば、いっそ、
とりあえず下山するまで歩けるようにすればいい
という考えでオススメしたいのが、
D&Mスピードラップ(バンド式サポーター)
なのです。
自分自身、そして同行者が、膝痛に見舞われた時に無事に下山することができるよう、ザックの中に常備しておくといいですよ。
「どんな原因でも・誰にでも・幅広く対応出来る」きっと役に立つ時が来ます。