こんにちは、寝袋!です。
あなたはテントポールをどうやって収納してますか?
「テントポール?ただ折って短くしていけばいいんじゃないの?」
と、ほとんどの人が思うはずです。
ところが、言葉にすれば同じでも、実は人によってやっていることが違ってるんですよね。
基本の「き」すぎて、誰も教えてくれないまま、ずっと間違っているかもしれません。
あなたは正しく出来ていますか?
以外なところで、あなたの実力見破られてますよ!
テントポールの収納「間違い」編
まずは、間違った方法でテントポールを収納してみます。
テントポールの端を持って、少し引っ張るとスポッと抜けますよね。
そしたらそれを折ります。
次はまた少し引っ張ると、また次の接合部が抜けますので、そこで折ります。
これを繰り返していくだけです。
最後までこれを繰り返して、全部の接合部を抜いたら終わり。
「かんたん、かんたん! なんだよ、自分の方法で合ってたわ!」
そう思った人は、残念ながら間違ってます。
これは間違ってる方法ですよ。
私がテント場で見た体感ですが、1/2の人は間違っているかも。
「もしかしたら、正しい方法を知らないんじゃなくて、正しい方法を知ってるけど、面倒だからやってないだけ?」
と思ってしまうほど、意外と多いことに気づいちゃったんですよね。
テントポールの収納「正しい」編
それでは、正しい収納方法をやってみます。
まず、テントポールのだいたい半分のところで、少し引っ張って折ります。
テントによって接合部の数が違うので、ぴったり真ん中じゃなくてもいいですよ。
そしたら、半分にしたそれぞれの部分を、また約半分のところで引っ張って折ります。
これで、だいたい4等分になったわけですね。
次は、またそれぞれの部分を半分に折ります。
どんどん半分にしていくことで、最終的には全部の接合部を抜きます。
これが、正しい収納方法です。
完成形をパッと見ただけでは、正しい方法も間違った方法も、区別が付きません。
あとで詳しく書きますが、これだけでテントの寿命が違うんですよ?
図で解説
私の下手な写真と説明ではわかりにくいかもしれないので、図で書いてみました。
間違い
端から順番に、引き抜いて折り曲げていく。
スムーズに出来るし、自然な流れに思います。
でも、間違ってます。
正しい
簡略化して、4等分(接合部3つ)のテントポールとして描いてみました。
真ん中で折って、次にそれぞれをまた真ん中で折ります。
これが正しい方法です。
どうですか? わかりますかね?
間違った方法の何がダメなの?
では、正しい方法と間違った方法とでは、いったい何が違うのか?
それは、テントポールの中に通してあるゴムを傷めてしまうからです。
正しい方法で収納されたテントポールは、
中のゴムの引っ張られ具合が全体的にほぼ同じ
になっています。
間違った方法で収納されたテントポールは、
中のゴムが部分ごとで引っ張られ具合が違う
のが問題です。
強く引っ張られたところは、ゴムに負担がかかってそこだけ傷んでしまいます。
すると結果的に、
早くビヨビヨに伸びてしまったり、切れやすくなる
のです。
テントポールのゴムが切れても、現地でリカバリー出来る準備があればいいですが、なかなか難しい場合が多いのでは?
大切に使いましょう
正しい方法も間違った方法も、難しさも面倒臭さも変わりません。
ほんの少し意識して、あなたのやり方を変えるだけです。
それであなたのテントが長持ちするなら、やったほうがいいともいませんか?
いやらしい言い方をすれば・・・誰かがたまたまその場面を見たら、あなたはその程度の登山者だと疑われることになりますよ?
「あっちゃー、この人、間違ってるよ(笑)」
あなたのためにも、テントのためにも、正しい方法でテントポールを収納しましょう。