【日本百名山in北海道】十勝岳の登り方ガイド【全ルート解説】




こんにちは、寝袋!です。

今回は、北海道にある日本百名山の一つ、十勝岳の登り方について解説していきます。

十勝岳は、火山です。

現在も頻繁に地震を繰り返していまして、時々入山規制も行われます。

登り始めこそ緑がありますが、すぐに世界は茶色くなります。

一見殺風景ですが、よくみると植物が身を寄せ合って生息していて、ほっとします。

旭岳と同じく、簡単に登れる時と天候が悪いときの差が激しい山です。

十勝岳とは

wikiより
十勝岳(とかちだけ)は、北海道の中央部の上川管内の美瑛町・上富良野町、十勝管内の新得町にまたがる標高2,077 mの活火山。大雪山国立公園内の十勝岳連峰(十勝火山群)の主峰である。日本百名山及び花の百名山に選定されている。

車を走らせて富良野盆地に入ると、屏風のように見える十勝連峰。

その主峰が十勝岳です。

今も活発に活動している火山で、北海道内に住んでいると、頻繁にニュースで耳にする山です。

十勝岳の登山コース

グラウンドコース(望岳台)

1番メジャーなコースで、望岳台登山口から山頂をピストンします。

「グラウンド火口」に沿って登るのでこう呼ばれますが、

「望岳台から登る」

と言うほうがわかりやすいです。

新得コース

一応、稜線の反対側、新得町から登るコースもあります。

百名山を目指す人で、こちらを選択する理由はあまりないでしょう。

道外から来られる人にとっては、アクセスが悪いです。

登り 4時間30分
下り 3時間30分
標高差 1,162m

美瑛岳周回コース

十勝岳ピストンだけでは物足りないという人は、美瑛岳を周回するコースを検討してみてください。

同じ望岳台に降りてくるので便利です。

望岳台~十勝岳 4時間
十勝岳~美瑛岳 2時間30分
美瑛岳~望岳台 3時間

お花で有名な富良野岳のほうへ周回するコースもありますが、下山口が変わってくるのでバス移動などの準備が必要になります。

美瑛岳から十勝岳方面をみる

コース比較

道外から十勝岳を登りに来られる人にとっては、望岳台を登山口にするのがいいでしょう。

美瑛富士周回コースは、やや経験者向けのため、ここでは詳しい解説は省きます。

グラウンドコース(望岳台)の登り方

標準的登山日程

登り 4時間
下り 2時間30分
標高差 1,147m

旭岳と同じく、ルートもシンプルでわかりやすいコースです。

ただし、裸山でルート幅も広いので、ガスなどで視界が奪われると迷いやすいです。

注意点

時々噴火の予兆が観測され、警戒レベルが頻繁に変化します。

入山前の情報チェックは忘れないでください。

登山口情報

望岳台
標高:930m

駐車場:多数(ただし人気のため満車の場合もあり)

トイレ:あり

携帯電話:ドコモOK、auまあまあOK、ソフトバンク不可

自動販売機:レストハウスにあり

望岳台

登山情報

望岳台から、なだらかな斜面を登っていきます。

ちょうどよい足慣らしといったところでしょう。

十勝岳避難小屋

ペンキマークやロープによる案内がしっかりしていて、迷う心配のない区間です。

火山礫や火山灰の殺風景ななかに、ところどころに緑が根付いていて、意外な感じがするかもしれません。

十勝岳避難小屋を過ぎると、噴煙を観ながら高度を上げていきます。

このあたりはまだ歩きやすい

かなり山頂が近づいてきました

一時平坦になって快適ですが、そこから最後の急斜面が厄介です。

火山灰や火山礫で登山靴は埋まるし、1歩進んで半歩下がるような、体力を奪われる斜面です。

いったいどれだけの火山灰が積もっているのやら・・・。

もう少し

山頂

山頂は岩で覆われていて、案外狭いです。

カミホロカメットク山から富良野岳方面、美瑛岳方面への稜線がキレイで、意欲をかきたてられるでしょう。

とくに、十勝岳とはまったく違って、緑に覆われている富良野岳。

「緑っていいな」

と感じるかもしれません。

十勝連峰の山頂看板マメ知識
同じ山系なのに、看板の雰囲気が結構違います。

それは、このあたりの看板が雷にやられやすく、そのたびに個別に修理しているからです。

付近の宿泊施設

一大観光地である、富良野近辺が宿泊地となります。

宿泊施設は多いですが、訪れる観光客の数もすごいので、予約の取りにくい日程もあるでしょう。

登山口である望岳台から近いところには、十勝岳温泉という温泉地があります。

富良野のリゾートっぽい雰囲気よりも、こちらのほうが登山者には馴染める雰囲気です。

白銀荘
温泉&自炊宿泊施設。北海道内の登山者には、富良野の登山拠点として愛されています。

十勝岳温泉などが満員の場合などには、ぜひご利用ください。

http://kamifurano-hokkaido.com/

登山のために北海道へ飛行機で来る注意点

飛行機を使って登山する場合、いくつか注意点があります。

登山道具の機内持ち込みや、よくある忘れ物などです。

トラブルを避けるためにも、一度読んでいただけると参考になるかと思います。

【北海道登山】飛行機に乗せられない登山道具・注意点・ノウハウ

2019年3月1日

北海道登山での格安レンタカーの探し方

北海道は、レンタカーの激戦区です。

たくさんのレンタカー会社がひしめきあい、季節によって価格の変動も大きいのです。

大手レンタカー会社から、小規模格安レンタカー会社まで、比較して選べばいいのですが、それはなかなか面倒です。

そういうとき、スカイチケットレンタカーなどの、レンタカー比較サイトなどが便利です。

借りる期間と場所を選んで、一気に比較検討できますよ。

レンタカーについて詳しく書いてます
あわせて読んでください。

北海道登山は車が便利「安くレンタカーを借りる方法と注意点」

2019年3月1日

【日本百名山in北海道】全9座登山コース解説&登り方まとめ

2019年1月16日

スポンサーリンク






一歩前へ踏み出したい登山者には『パタゴニア』がおすすめ



パタゴニア

patagoniaの通販がオススメな理由!

①製品永久修理保証

②サイズ交換・返品が親切

③絶対に使うべき定番製品が超優秀(キャプリーン、R1、ナノパフ、フーディニ)

④アウトレットで安く買える

⑤新しいアウトドアウェアはパタゴニアから生まれる

くわしくはこちらをどうぞ。