こんにちは、寝袋!です。
今回は、右岸(うがん)と左岸(さがん)について説明します。
登山用語ではないのですが、山を登っている時によく聞く言葉です。
「まだ聞いたことない」
「聞いたことあるけど、どっちが右が左かなんてわからない」
という人向けに、お答えします。
簡単ですから、右岸マスター、左岸マスターになってください。
目次
登山でよく使う「右岸」と「左岸」
右岸と左岸というからには、右側の岸と左側の岸というのはおわかりでしょう。
そして、海ではないな?とも想像が付きますよね。
では、登山ではどういう使い方をされるかというと、
「今回の山は、あの沢の右岸をずっと登っていくんだけど・・・」
「あそこの左岸から、斜面に登山道が続いてるはずだよ」
と、こんな感じでしょうか。
右岸と左岸とはこういうことです
ずばり言うと、
右岸左岸とは、川(沢)のどっち側なのか
ということです。
でも、東西南北ではなくて、左右なんですよね。
東岸とか南岸とかだったらわかるんですが・・・(いやむしろわからないか)
「どっちから見て左右なの?」
「見る人によって違うと困るよね?」
知らない人は迷ってしまいますし、知らないと正解確率は50%です。
正解は、
「上流から下流を見て、川の右か左か」
です。
上の写真を見て下さい。
頭に3本毛が生えているのではなく、あなたは「川」です。
忘れそうな人、間違えそうな人は、自分が川になって進んでいると考えましょう。
- 自分が川になって進んでいるなら
- 進行方向右手は右岸
- 進行方向左手は左岸
ということです。
おわかりでしょうか?
右岸と左岸の写真
いくつか、右岸と左岸の例を写真でみてみましょう。
登山は登るので反対に見えることが多い
写真を見ていただければわかりますが、登山のときって川の流れと反対に登っていきますよね。
だから、右岸と左岸は、あなたの右左と逆になることが多いです。
私、自分の写真の中から、沢を上から撮っている写真を探しましたが、ほとんどありませんでした。
あなたが登っていても、下っていても、右岸は右岸、左岸は左岸です。
私の言う右岸は、あなたにとっても右岸です。
もう大丈夫ですね。
黒部渓谷下ノ廊下は左岸を歩く
黒部渓谷の下ノ廊下(しものろうか)は、人気のトレッキングコースです。
下ノ廊下は、黒部川のずっと左岸を歩くということになりますね。
下ノ廊下に続いて、水平歩道もずっと左岸です。
右岸と左岸まとめ
右岸と左岸、おわかりいただけたでしょうか?
間違って使うと恥ずかしいので、しっかりと使えるようにしてくださいね。
あと、これはアドバイスですが、自分が沢のどちらを歩いているのか、尾根のどちらを歩いているのか、意識しながら歩くことは大切です。
いざ方向感覚を失いそうになったとき、とんでもない方向へ迷って行きにくくなりますよ。
コラボ小説にも「右岸と左岸」
本題とは関係ありませんが、以前、2人の作家さんが、コラボレーションで小説を書かれました。
その名がまさに、「右岸」と「左岸」。
私は読んでいませんが、こういう小説の仕組みもあるんですね。
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