登山地図に書いてあるコースタイムとは?




こんにちは、寝袋!です。

登山地図やガイド本に書いてある時間、たとえば、

『○○山は登り3時間、下り2時間』

というものを、コースタイムといいます。

山全体の所要時間を書く場合もあれば、コースを区切って、

『ここからここまで30分』

という感じで書いてある場合もあります。

今回は、

「登山地図のコースタイムって、なに?」

「速い人と遅い人っているけど、私はどっち?」

という基本的な疑問にお答えしていきます。

コースタイムの利用方法と、初心者が情報を読み取るコツを説明します。

次にあなたが行く山、どんな山なのでしょう?

山登りのコースタイムとは?

地図に書いてある数字、これがコースタイムです

上の写真の中央部に、赤字で『←1.20 2.00→』と書いてあります。

この数字がコースタイムというものです。

雷鳥平と剣御前小舎の間

この場合、

  • 雷鳥平から剣御前小舎へ歩いていくと、2時間かかります
  • 剣御前小舎から雷鳥平へ歩いていくと、1時間20分かかります

ということを意味しています。

こういう部分部分のコースタイムを足し算していったものが、登山全体のコースタイムということになります。

例えば、剣御前小舎から東へ別山南峰へ行くと、さらに30分かかるみたいですから、

雷鳥平から別山南峰まで行って帰ってくる場合、

行きは『2時間+30分=2時間30分』で、帰りは『20分+1時間20分=1時間40分』

ということになります。

ここまで大丈夫ですか? 簡単でしょ?

コースタイムは誰がどうやって決めてる?

「でもさあ、人によって歩くスピード違うでしょ?」

と思われるかもしれません。

よく見ると、地図やガイド本にはちゃんと説明してあります。

人数、年齢、荷物の重さ、天候、いろいろと条件は書かれていますが、つまり、

平均的な人の、平均的な所要時間

と考えて良いと思います。

コースタイムの使い方

「『平均的』って言われても・・・自分がどうなのかがわからないんだよ」

そう不思議に思うのは当然です。

問題は、その「平均的」と「自分」との差なんですよね。

「私はコースタイムと同じくらいで歩ける」

「私はコースタイムよりちょっと遅めみたい」

もっと経験すると、

「私は登りは速いけど、下りはコースタイムが精一杯」

などというように、コースタイムと自分とのレベル差がわかってくるものなんです。

そうなればしめたもので、コースタイムを見れば、

「あなたが、だいたいどのくらいの時間で歩けるのか」

すぐにわかるようになるというわけです。

それをつかめるまでがちょっと怖いので、

「初心者は時間に余裕を持って計画しましょう」

ということになります。

コースタイムでわかる裏情報

さて、コースタイムが教えてくれることは、ただの時間だけではありません。

次のような情報も教えてくれます。

往復でタイム差が激しい場合

「おや、ここはかなり登る(下る)んだな?」

当然ですが、コースタイムは、登りのほうが下りよりも時間がかかります。

そして、その時間差が激しいほど、その登山道は急ということがわかるのです。

上の写真の場合、登りは2時間30分、下りは1時間20分です。

2倍近い時間がかかるということになりますね。

こういうコースタイムのところは、それだけ、

「登りがきつい」

ということですから、かなり体力を消耗しそうですね?

よく見ると、横に親切にも『急坂』とちゃんと書いてありますね。

往復でタイム差がない場合

「往復で同じ時間かあ」

反対に、どちらの方向でもコースタイムが変わらない場合もあります。

この場合はどういうことかわかりますか?

「たいした登りがなくて平らなところ?」

と思った人は、80点。

いちおう、

「登りも下りも同じくらい存在するところ」

という可能性も考えておくべきでしょう。

これ以上はコースタイムより「地図読み」が必要になってきます。

距離とタイムの関係

同じ1時間のコースタイムだとしても、その距離の違いも意識してください。

「長い距離なのに1時間」と、「短い距離なのに1時間」。

どっちがきついかは、考えなくてもわかりますよね。

ちょっとアドバイス

さて、あなたが次の山を計画する場合、コースタイムを調べると思います。

基本的なことは説明してきましたが、あともう少し、アドバイスと注意点を聞いてください。

そして、最後に私がおすすめするコースタイムの計算方法、登山計画の立て方をご紹介します。

休憩時間は含まれていません

コースタイムについて忘れては行けないのが、

「コースタイムに休憩時間は含まれていない」

ということです。

休憩もせず、頂上で景色も観ずに、10時間歩き続ける「登山マシーン」のような人以外は、それではダメです。

「1時間歩いて10分休憩する」などと言われますが、大小はともかく、休憩時間の余裕を持ちましょう。

コースタイムは嘘の場合もあります

地図によっても違います

上の写真のように、地図によってコースタイムが違う場合があります。

それはとくに問題ではないのですが、じつは「コースタイムが全然間違ってる」ときがあります。

コースタイム4時間って書いてあるのに、ほとんどの人が3時間で歩けてしまうというような、明らかな間違いがあるから困りものです。

その地図だけが間違っているのならばいいのですけど、どの地図でも間違っている場合が多くて、

「これって、つまりはパクリそういうことだよね(苦笑)」

と、ため息が出ちゃいます。

早く着くのはまだマシで、

「ここを40分? どう考えても1時間はかかるだろ!」

という「時間通りたどり着けない」間違いは、とくに危険ですよねえ。

疲れてくると遅くなります

あと注意してほしいのは、人間は疲れるということです。

その日の最初の1時間と、最後の1時間では、足の進み方も全然違うでしょう。

極端な話、同じ山を1日に2回登ると仮定したら、1回目は3時間で登れたとして、2回目は3時間では登れません。

そういうことです。

私が計画を立てるとき

以上を踏まえて、実際に私が計画を立てるとしたら、どういうふうにやっているか、参考までにお教えします。

地図を見て、

「登山口→(50分)→A地点→(1時間10分)→頂上→(50分)→A地点→(40分)→登山口」

という山があったとしたら、

「登山口→(1時間)→A地点→(1時間30分)→頂上→(1時間)→A地点→(1時間)→登山口」

というふうに、それぞれ「30分単位で切り上げて」雑に計画します。

表にすると次のようになります。

コースタイム 計画
登り 2時間 2時間30分
下り 1時間30分 2時間
山頂休憩 1時間 1時間
合計 4時間30分 5時間30分

細かく計画を立てる人ならば、「ここで休憩時間を10分」とかやるんでしょうけど、私は大雑把にやっています。

上の例ですと、コースタイムより1時間ほど長い登山計画になりますが、これくらい余裕があったほうがいいものです。

実際に歩くと、休憩含めても5時間30分はかからないどころか、コースタイムより速いことが多いです。

でも、それくらいのほうが余裕があって気分良く歩けるので、ずっとこうしています。

もちろん、もっと長い計画の場合は、余裕の時間をもっと多く設定します。

コースタイム補足
正確に言えば、じつは、コースタイムは平均的な人の所要時間ではありません。それに10%ほどの余裕をもたせて書いてあるのが普通です。

ですから「コースタイムより少し速く歩けて当たり前」なんですが、余裕をもって計画しない人のための安全マージンというわけです。

そこにさらに私のように余裕をもたせると、かなりの余裕が生まれるというわけです。

コースタイムとうまくつきあいましょう

以上、登山地図のコースタイムの説明と、ちょっとしたコツを書いてきました。

上で書きましたが、平均的な人の所要時間であるコースタイムと、自分との違いを把握することは大切です。

これから長く山を楽しんでいくのですから、自分も体力の増加や減退など変化があるでしょう。

「以前はコースタイムなんて楽勝だったけどな・・・今はキツイな・・・」

そういう変化に気づくことも、コースタイムの良さでしょうね。

あなたとコースタイムの距離感をつかんで、うまくつきあっていってください。。

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2019年11月18日

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