こんにちは、寝袋!です。
山で人に会ったときに、見知らぬ人と言葉を交わすことって結構あります。
「こんにちは~」
で終わるときもあれば、
「今日はいい天気ですね~」
「景色いいですね~」
と続いて、気が合えば多少会話が弾むときもあります。
だいたい定番で続く会話の代表格が、
「どちらからですか?」
という言葉なんですが、聞いたこと・聞かれたこと、ありませんか?
何気ない言葉ですが、これが登山者の間ではちょっとした問題なんです。
どちらからって、登山口のこと聞いてるの?それとも住所のこと?
目次
よくある流れ「どちらからですか?」
私も何度も聞かれましたし、何度も聞いてきました。
「どちらからですか?」
って聞かれて、
「北海道からです」
って答えると、
「えっ? あ、じゃあ今日はどこから登られたんですか?」
と聞かれ直して、(ああ、登山口のことか・・・)とわかって、
「ああ、今日は○○登山口からです。同じところにピストンします」
逆に登山口を答えたら、現住所のことを聞かれていた場合もありました。
そして、これは自分が聞かれるだけじゃなくて、他人に聞いたときもあるんですよね。
せっかくの会話なのに、なんか微妙に噛み合わない雰囲気になってしまい、
「そうですか、じゃあ」
とサヨナラバイバイになってしまうこと、けっこうあります。
答えるのは住んでるところ?それとも登山口?
これは多くの登山者が経験する「登山あるある」だと思うんですが、どうですかね?
誰が悪いわけじゃないですし、どっちが正しいとかもないのですが、それだけに、みんなが戸惑い困っちゃうわけですよ。
シチュエーションによって、ある程度推測することは出来る場合はあります。
たとえば登山口が一つしかない山だったら、
「○○登山口からです!」
なんて答えるはずはないでしょう。
地元の人しか来ないようなマイナーな山なら、
「北海道からです!」
って答えてもピント外れでしょうし。
旅行なら・・・
これが旅行ならば、みなさん間違いなく住所を答えますよね?
「どちらからですか?」
って聞かれて、
「○○という駅で降りて来ました」
と答える人は少数派だと思いますし。
山ってやっぱりちょっと特殊なんですね。
私は登山口を答えます
私ももちろん正解なんて知りませんし、これからも戸惑っていくと思います。
でも、自分なりに決めている答え方がありますので、あくまでも私の場合ということで書かせてもらいます。
「どちらから?」と聞かれたら、私は登山口を答えることにしています。
いきなり住所を知りたいだろうか?
1番の理由は、相手が自分によほど興味がないかぎり、住所なんて知りたくないと思うからです。
会話で方言が出ていて「おやっ」と思ったとか、そんな場合だけですかね、相手の住所を知りたくなるのは。
そういう会話になるのは、もう少し話しこんで、たとえば一緒に休憩したりとか、そういう場合だと思うんですよね。
そして、その頃にはだいたい相手がどこの登山口から入ったかわかってるので、
「どちらからですか?」
と聞かれたら、そのときは住所なわけですよ。
そうじゃないときは、たいてい登山口で正解だと思ってます。
相手が興味あるのはルート情報
次の理由は、
「相手が興味あるのは、ルート情報なんじゃないか?」
ということです。
縦走時に多いのですが、相手のザックの大きさとか、装備とか、汚れ具合(笑)とか、そういうのを観て、
「おっ、この人は自分が行く縦走ルートの情報知ってるかも?」
と期待して、「どちらからですか?」と聞く場合が多いと感じます。
これは、自分自身がそうなので、とくにそう思い込んでいます。
残雪情報、水場情報、知りたい情報がそこにあるかもしれないので、反対側から縦走してきた人は神様!
私ならこう聞きます
ちなみに、私が答える立場の場合は上に書いたとおり「登山口」を答えますが、他人に尋ねる場合はどうしているか?
これは私なりに解決策をもってまして、私は、
「どちらからですか?」
と聞かずに、
「どちら(どこ)から入られました?」
と聞くようにしています。
これで、尋ねられた相手は迷うことなく、登山口を答えてくれるんです。
尋ねる側としては、やっぱりいき違いなく、答えやすい質問にしてあげるべきでしょう。
どっちでもいいので楽しもう
まあ、こうして書いてきましたけども、大した問題ではないと思います。
住所を答えて、その後に登山口を答えて、そうやって会話を愉しめばいいわけですので。
山は、言葉のやりとり一つ、間違っても問題になるような世界ではないでしょう。
「登山あるあるだよね~」
と笑い話でいいのです。
おおらかな気持ちで、お互い楽しめればいいんです。
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