こんにちは、寝袋!です。
あなたは大雪高原温泉はご存知ですか?
日本有数の紅葉の名所として、大雪山系の登山口として、そして1年の1/3だけ入れる温泉として、ご存知の方も多いのではないでしょうか?
私はおもに登山で利用していますが、ここのすごいところは、
どの目的で行っても「超」のつく魅力的なところ
です。
国道からの林道アプローチもよく、さまざまな目的でここに集まる人たち。
大雪高原温泉の魅力、行き方などをお伝えします。
目次
大雪高原温泉の3つの「顔」
大雪高原温泉には、大きく3つの顔があります。
大雪山系の登山口として
大雪山系緑岳への登山口として、そして季節限定の三笠新道(6月下旬だけ開放される)への登山口が大雪高原温泉です。
緑岳からは白雲岳方面、銀泉台方面へと縦走路が伸びています。
三笠新道は高根ヶ原(たかねがはら)へと直接登ることができる登山道で、季節限定の楽しみです。
沼巡り・紅葉の名所として
大雪高原周辺には沼が点在していて、見事な紅葉と沼の作り出す絶景は、紅葉の名所として有名です。
沼の周辺を散策することは、それほど時間も体力も必要ないので、手軽に絶景を観ることができるのは魅力ですね。
静かな温泉として
林道の終点にひっそりと建つ温泉一軒宿ですので、静かな環境でゆっくりと過ごしたい人にも人気です。
周りは森と山と沼に囲まれていますから、
「ただ温泉に入り、泊まりに行く」
というファンも多いです。
大雪高原温泉へのアプローチ
大雪高原山荘へは、国道273号線(層雲峡から南下、ぬかびら温泉から北上)途中に、林道への分岐点があります。
大きな看板がありますので、見落とすことはないでしょう。
ここからフラットなダートを約10km(40分ほど)走ります。
固くて走りやすい林道で、ふつうの乗用車でも余裕です。
林道途中で大きな分岐点は1つだけです。
ここを右折します。
ちなみに正面は、沼の原へ登るクチャンベツ登山口ですが、ゲートは閉じています。(鍵は開いています)
案内標識がありますので、間違わないようにしましょう。
林道の終点が大きくひらけていて、そこが終点、大雪高原温泉です。
大雪高原温泉の施設案内
- 日帰り温泉&宿泊(後述します)
- トイレあり
- 自販機あり(やや高い)
- 森林パトロール高原事務所(登山届・登山靴洗い場あり)
- 高原温泉鳥獣保護管理棟(沼巡りコース案内)
- 駐車場あり(とても広い)
最寄りのコンビニは、層雲峡温泉街のセブンイレブンとセイコーマートです。
食べ物などの買い出しは忘れないようにしましょう。
大雪高原温泉のトイレは、利用開始が遅れる場合があります。その場合、林道入口から国道273号を北へ約4kmのところ、大雪プラザ273という施設のトイレを利用しましょう。
大雪高原温泉から歩くコース
大雪高原温泉から歩くコースは3つあります。
緑岳
緑岳へ登る登山道です。
お花畑を抜けていきますので、高山植物が楽しめます。
山頂直下ではナキウサギにも出会うこともあります。
三笠新道
残雪期のうち6月下旬だけ開放される登山道です。
急な雪渓を登ることが必要ですが、高根ヶ原に直接登ることができます。
ヒグマの多い場所で、事前にレクチャーを受けてから出発するのがルールです。
下りに使うことはまれで、三笠新道から登って緑岳などから下山する周回コースが人気です。
沼めぐり
山へは登らず、周辺のいくつかの沼をめぐってハイキングできます。
ヒグマの出没状況を毎朝チェックしていて、多い時は通行できません。
紅葉の時期は、それはそれは見事です。
ヒグマの出没が非常に多い地域のため、レクチャーを受けることが必須です。
毎朝7時が最初のレクチャーですので、それ以前にスタートすることはできません。
日帰り入浴&宿泊「大雪高原山荘」
山や沼巡りを楽しんだ後は、日帰り温泉施設「大雪高原山荘」があります。
また、こちらは「1年に123日」という季節限定の温泉宿でもありまして、登山の前泊や紅葉狩りにオススメです。
料理、温泉、設備など、山荘の詳細はこちらでどうぞ。
ここへ来て、この温泉に入らずに帰るのは「ハッキリ言って」もったいない!
大雪高原温泉まとめ
大雪高原温泉は、
- 山奥にありながらアプローチがよい
- 登山・沼巡り・紅葉など楽しみ方が多い
- 日帰り温泉・宿泊施設があって便利
- レンジャーさんなどが常駐していてコース案内・整備も充実
していて、
「足りないものがあまりない」
というすばらしい拠点です。
私は大好きで、ついつい訪れたり、登山口に選んだりしてしまいます。
登山の人も、紅葉目当ての人も、ぜひ訪れてみて下さい。
気にいると思いますよ~。