こんにちは、寝袋!です。
登山用のアンダーウェア、
例えばモンベルならジオライン、パタゴニアならキャプリーンなどは、丁寧な作りのものが多いので、本当に長く着れます。
アンダーウェアなので上から一枚着るので、多少ボロボロになってもまだまだ使えるのです。
「もうお願いだから捨てて!」
と相方に言われながら、今日はチクチクお裁縫で補修作業をしました。
今日の患者さん
まずは今日の患者の診察を。
これは、かなり初期の頃に買ったモンベルのアンダーウェアで「ジオラインEXP」です。
「冬山だとこれくらいぶ厚いほうがいいよな」
と、シリーズ最厚のものを購入しました。
ところが、「冬山だからぶ厚いアンダーウェア」というのは、典型的初心者の考えでした。
暑くて暑くてどうしようもないのです。
汗をかきすぎるので、すぐに普段用&旅行用へと転職させました。
このジオラインEXPは厚手なので、表側と裏側の2枚の生地で層が出来るような作りになっています。
それで、外側が破れても内側の生地が生きていれば穴は開きません。
裾と袖はそのパターンです。
脇は表も裏も破れてしまって、完全に穴が開いてしまっています。
まあ、やはり常時擦れる場所というのは、傷みやすいですね。
私とお裁縫
私は小学生のときは家庭科が好きだった。
とくに、お裁縫でチクチクとやるのが好きだった。決してうまくはなかったけど、夢中に作業できた。
今はまったく裁縫をすることはないので、裁縫道具ももちろん持ってはいない。
相方の道具を貸してもらって作業する。
裁縫道具箱って、私には使い道のわからない不思議な道具が詰まっていて、宝箱みたいだ。
自分の大工道具箱よりもワクワクする。
同色? バカヤロウ!
「さて、色は何にしようかな?」
と迷っていると、
「え? 黒じゃないの?」
と相方が言いました。
いやいや、私の頭の中のイメージでは、アウトドアのウェアはカラフルなほうが格好いいのです。
私はすっと赤い糸に手を伸ばしました。
チクチクと
針に糸を通して、縫い始めます。
生地が粗めなので、玉止めはせず、端っこの糸を出しておいて最後に端っこ同士を縛ることにしました。
試しに脇の小さな穴を縫ってみました。
お、思ったよりいい感じです。
あと、やはり裁縫は夢中になれるので面白いですね。
チクチクやっていくと、あっという間に縫い終わってしまいました。
うーん、もう少し抜い足りない気分です。
縫い方はメチャクチャですが、穴はとりあえず塞がったし、良しとしておきましょう。
黒い生地に赤い糸、アウトドアファッションっぽくて、なかなか格好いいと思いませんか?(私だけか)
ようやくスタート
道具ってやつは自分でメンテナンスしたり、補修したりすると、一気に愛着が湧いてきます。
「縫って直すから、もう少し保ってくれよ」
という期待しかありませんでしたが、まるで新しいものを買った気分です。
ようやくこのウェアとの付き合いが始まったという気持ちすらしてくるから不思議なものです。
物を大切にするのは、物のためじゃなくて、自分のためになりますね。
ああ、今日もいい日でした。