こんにちは、寝袋!です。
あなたは山登りの時、ザック以外にどんな入れ物を使っていますか?
ザックに物を入れるのは基本ですが、
「ザックの中に入れると、こまめに取り出すのが面倒」
ですよね。
そういう時に便利なのが、ウエストポーチ(腰に巻く)やチェストバッグ(胸前に付ける)やサコッシュ(肩に掛ける)です。
私は動きやすさを重視して、チェストバッグばかり3種類愛用しています。
そのなかで一番小さくて、
「小さなカメラやスマホやお菓子だけ入れられればそれでいい」
という時に使っているのが、パーゴ(paago)のスイングというモデルです。
「あまり大きなものだと、スペースが余るうえに、邪魔になる」
と思ってる人、きっと探してるものはこれです。
目次
パーゴスイングを買った理由
私はチェストバッグを使い始めた時、
「おおっこれはいい!これがあればバッチリ」
と感動しました。
でも、やっぱり「いつでもどこでも完璧」などという道具はないもので、買い足していくことになりました。
念の為に書きますが、買い替えではありません。
その時に持っていくもの、入れるものに応じて、使い分けることが大切だと思い知ったのでした。
一眼を持っていくなら違うもの
デジタル一眼カメラを持っていく場合は、私は違うものを使っています。
それについては以前、
で詳しくご紹介しました。
デジタル一眼カメラのように、大きくてかさばるものを入れるのには、パーゴスイングは向いていません。
コンデジとスマホ程度が入ればいい
「花を見つけたけど、デジカメをザックから出すのは面倒だからいいや」
「行動食は、ザック下ろさずに歩きながらでも食べたいよね」
「地図は何度も見るから、出しやすいところに・・・」
そう思っている人には、パーゴスイングはちょうどよい大きさでしょう。
「ザックを下ろすのは、雨が降ってレインウェアを着るときか、頂上でご飯食べる時」
にすることが出来ます。
パーゴチェストバッグの比較
さて、ここでパーゴ(paago)というメーカーについて簡単に説明します。
パーゴは、アウトドアにおける入れ物(ザック、ポーチ、バッグなど)を専門メーカーです。
現場で実践的に役立つアイデアが特徴で、
「ああ、こういうところ、わかってるなあ」
と感心します。
パーゴが作っているチェストバッグだけを、まとめて表にしてみます。
名称 | 重さ | ひとこと |
パスファインダー | 290g | 細かいものがたくさん入るオールマイティ |
フォーカス | 350g | デジタル一眼を入れたいならこれ |
スイングL | 175g | シンプル・イズ・ベスト(中型カメラにも対応) |
スイングM | 140g | シンプル・イズ・ベスト |
スイングは、
- パスファインダーのような、たくさんのポケットや仕切りを省き
- フォーカスのような、カメラ保護のためのクッションを省き
という、まさにシンプル・イズ・ベストなモデルです。
「そうそう、複雑なものもいいけど、簡単なものでいいんだよ!」
という人向けです。
パーゴスイングの使い方
では、ここからは実際に、パーゴスイングの詳細を写真で見ていきましょう。
写真は小さい方(スイングM)です。
ベルクロをバリバリっと剥がしてフタを上に開けると、メイン気室です。
私はおもに、コンデジとGPSとスマホとお菓子を入れて歩いています。
ザックを下ろして周辺を散策する時には、小さな水筒を入れる時もあります。
メイン気室の前のジッパーを開けると、薄いポケットがあります。
ポケットの中には、キーチェーンが付いています。
車のキーなど、絶対に落としたくないものを付けますが、これがあるとないとでは、安心感が違います。
パーゴは全てのモデルに付いていますよ。
私はスマホや地図を入れてます。
メイン気室の上部にはジッパーがありまして、そこを開けると・・・
背面側の薄いポケットです。
つまり、メイン気室の両側(内と外)に薄めのポケットがあるということですね。
そしてさらに、一番背面には、ジッパーなしの収納スペースがあります。
ここは、ビニールゴミなどを入れるのにベストです。
キャンディの包み紙、おにぎりの包装とかですね。
フタはないので落とし物には注意して下さい。
スイングのジッパーは、すべて止水ファスナーです。
止水ファスナーとは、閉めた時にピッタリと隙間がおおわれて、水を通しにくいファスナーのことです。
バッグの素材もかなり防水性がありますので、小雨程度ならば安心です。
スイングとフォーカスの特徴として、ある程度の防水性があげられます。パスファインダーはレインカバーで対応します。
パーゴの製品は、すべてバックルでザックにワンタッチで付け外しが可能です。
右のパーツをザックのショルダーベルトにつけておきます。
オスメスになっているのがわかりますか?
これはとても便利で、
- 同梱されているベルトを使えば、ショルダーバッグやウエストバッグになる
- ザックに付けるパーツを複数買えば、どのザックにも付け外し可能になる
という素晴らしいアイデアです。
下山後にはショルダーバッグに変えて、財布とカメラを入れて散策にも使ってます。
パーゴスイングの注意点
初めに、チェストバッグは使い分けが大切と書きました。
スイングの弱点はどこでしょうか?
大きなカメラはダメ
デジタル一眼は、ミラーレスでもダメです。
一応スイングの大きい方(L)は、別売りのカメラ用クッションを入れて使うこともできますが、
「それなら最初からフォーカスのほうがいいよね」
となります。
完全防水ではありません
スイングは防水性に考慮されていまして、小雨程度では中まで濡れることはありません。
私の感想としては「充分、充分。なかなかやるじゃない」と思っていますが、濡れて困るようなものは気をつける必要があります。
防水性の高い素材ということは、
中に水が入ると溜まってしまう
という弱点にもなりますからね。
チェストバッグは使い分けが大切です
パーゴのスイング、どうでしたか?
- デジタル一眼は持っていかない
- 細かいものと言ったって、そんなに多くはない
- 大きすぎると歩くのに邪魔
という人なら、
「あ、これこれ。こういうの探してたんだよ」
と感じたのではないでしょうか?
チェストバッグは使い分けが「キモ」です。
どれがベストというものはありません。
私は持っていくカメラ、日帰りか縦走かで3種類使い分けています。
どれも、そのときの山登りにはベストだと思ってチョイスしています。
あなたが探しているものが、小さなチェストバッグだったら、スイングは答えかもしれませんね。
ザックの上げ下ろしは登山者には面倒なものです。
ザックを下ろすのは、山頂だけ。
つらいことをしに行くのに、楽をしたい登山者に幸あれ。