こんにちは、寝袋!です。
モンベルのTシャツは、濡れてもすぐに乾くという、吸湿速乾性に優れています。
素材は、ウィックロンという、モンベル独自の素材を使っています。
私も何枚も持っていて、日常や旅行に使っていますが、とても便利ですね。
ただ、ちょっと気になるのが、
「モンベルのウィックロンのシャツをベースレイヤーにしたら、ダメですか?」
という質問をよく受けることです。
うーん、それは勘違いです。
これは、モンベルというブランドだからこそ、生まれてしまう勘違いかもしれません。
まずは、ウィックロンについて、詳しく解説していきます。
そして、
ベースレイヤーとして使えるのかどうか?
どんな使い方がいいのか?
について考えていきましょう。
目次
モンベルのウィックロンとは?
モンベルが開発してつかっているウィックロンとは、どんな素材なのでしょうか?
通気性、速乾性ともに、すごく自己評価の高い素材ですね。
洗濯してもすぐに乾くし、生地がヨレヨレにならないし、とてもいいTシャツです。
また、ウィックロンは、『ZEO』『クール』『ZEOサーマル』などのバリエーションもあります。
それぞれ、涼しさに特化したものから、保温性にも配慮したものなど、特長を持っています。
私はウィックロンクールを愛用
私は、ノーマルのウィックロンも持っていますが、ウィックロンクールのほうを愛用しています。
しかし、知り合いは逆にクールはダメで、ノーマルが好きといいます。
肌触りは好みで分かれるのですね。
ウィックロンがコットン風味なのに対して、ウィックロンクールは、そのまんま化繊の風味です。
ウィックロン以上に通気性があって、夏の暑い時期や、ジョギングなどの運動時に向いている素材です。
私の場合は、ウィックロンクールのジップネックシャツの半袖を、時々買い足して使っています。
普段着としては毎日着てます
暑い時期の普段着・運動時のウェアとしてとても快適なので、夏場はほぼ毎日着ています。
汗をかいてもすぐに乾きますし、風が吹き抜けるので、まったくベタベタしません。
そして、何年着ても、ほとんどヨレを感じません。
私の現在使っている4枚のうち、青いものが一番古いのですが、じつは初めて買ったものです。
まだ、ウィックロンクールを捨てたことがありません。
ほんとうに長持ちするなあと感心します。
ベースレイヤーとして使えるか?
さて、本題に入りましょう。
ウィックロンをベースレイヤーとして使えるかどうか?
ずばり、
ノーマルのウィックロンはまず問題外。絶対に使ってはいけません。
「ええ? だって通気性も速乾性も優れてるんでしょ?」
と思った人、それが勘違いです。
なぜダメなのか?
カタログだけみると、通気性、速乾性ともに☆評価が満点に近いですが、
それはあくまでもTシャツとしてです。
モンベルというブランドが、登山や自転車だけじゃなく、旅行や日常使い向けの製品を展開しているから生じる、勘違いなのです。
『普通のTシャツとしての、通気性・速乾性の評価』
を主張しているだけなんです。
モンベルは、ベースレイヤーとして、別にジオラインというものをラインナップしています。
ウィックロンはベースレイヤーとは別物なのです。
モンベルはいい加減、登山用と日常用で、カタログを分けたほうがいいと思うんですけどね。
幅広くやっている総合ブランド、しかも日本一メジャーなブランドだからこそ、こういう勘違いを生むのでしょう。
もしウィックロンのTシャツを登山でベースレイヤーとして使ったら、汗で濡れてしまいます。
ウィックロンクールなら
しかし、ウィックロンクールならば、登山で使えないことはありません。
しかしもちろん、ベースレイヤーとしてではありません。
暑い時期ですと、できれば薄着で歩きたいのに、ベースレイヤーだけではちょっと格好つかない時ってありませんか?
ベースレイヤーって、肌にピチピチで着るものだし、飾り気がないものが多いですからね。
そんなとき、ウィックロンクールのようなシャツは、便利ですよ。
通気性と速乾性はすごいですから、着ていてもじゃまになりません。
私の場合ですが、パタゴニアのキャプリーンの上に、防風性ベストまたはウィックロンクールというのは、夏場の定番です。
オススメですよ。
モンベルのウィックロンまとめ
ウィックロンは、とても優秀なTシャツです、
水分を吸ってもすぐに乾きますし、長く使えます。
速乾Tシャツとしては充分
あなたが日常や旅行に使うのであれば、モンベルのウィックロンはベストチョイスの1つでしょう。
ユニクロなどより、品質も確かですし長持ちします。
お値段以上の価値は、間違いなくあります。
いつでもサラリと爽やかな使い心地に、さすがモンベル!と感動するでしょう。
ベースレイヤーとしては要注意
ウィックロン(クール含む)はベースレイヤーとしては、使わないでください。
仮に、ジオラインが合わないという人でも、代わりにウィックロンというのは間違いです。
代わりに探すべきは、他のブランドのベースレイヤーでしょう。
使う前に、ぜひ知っておいて欲しいことがあります。
ウィックロンの吸湿速乾性は、素晴らしいものです。
しかし、あくまでも日常使いのアイテムとしての性能であることを忘れないでください。
ベースレイヤーは、ベースレイヤー。
Tシャツは、Tシャツです。
(追記)さらに言えば・・・
モンベルのベースレイヤーであるジオラインは、長所も短所もあります。
手始めに試すならば、安価で良いものですが、あとで買い換える人が多いです。
参考にどうぞ。