【寝心地最高マット】新型ニーモ・テンサーインシュレーテッド




こんにちは、寝袋!です。

私が現在持っている登山用スリーピングマットは、4種類でした。

  • サーマレストZライト
  • モンベル コンフォートシステムパッド90
  • エバニュー EXPマット99
  • ニーモ テンサー20R

です。

こちらで詳しく

それぞれの特長や、私なりの使い分けを書いています。

まずはこちらをお読みください。

【エアマット】ニーモ テンサーが最高な理由【かなりリード】

2018年12月31日

そのなかで、最後に買って以来、主役に躍り出たのが、

ニーモ テンサー20R

でした。

圧倒的な寝心地と、エアマットの欠点をなくした素晴らしいマットです。

そのテンサーがモデルチェンジしました。

ちょうど、

「寒い季節用に、テンサーのもっと温かいタイプを欲しい」

と思っていましたので、ゲットしました。

新型モデル ニーモ テンサー インシュレーテッド

新型と旧型の違いも含めて、詳しくレビューします。

冷たくないというか、反射熱で暖かさまで感じるマットです。

あらためて大きさ比較を

コンパクト!

まずは、あらためて、各マットの大きさを比較してみます。

左から、

  1. ニーモ テンサーインシュレーテッド レギュラー(2019型)
  2. モンベル アルパインコンフォートシステムパッド90
  3. エバニュー EXPマット99
  4. サーマレスト Zライト

となります。

テンサーは全長180cmで、モンベルは90cmなのに、この大きさです。

エアマットがコンパクトさに秀でているのは当たり前なのですが、比較するとやはり違いますね。

テンサー付属品の説明

付属品のすべて

まずは、テンサーインシュレーテッドの付属品を紹介しましょう。

スタッフバッグ、本体、ポンプバッグ、バンド、になります。

ポンプバッグは新型から付属したもので、簡単にふくらませるための道具です。

使い方はあとで詳しく書きますね。

一応、それぞれの重さを計測しておきます。

本体 410g
バンド 8g
ポンプバッグ 61g
スタッフバッグ 17g
合計 496g

公式サイトに書いてある410gは、本体だけの重さでした。

重さの比較

各マットの重さを比較してみました。

名称 ニーモ モンベル エバニュー サーマレスト
重さ 496g 384g 81g 410g

マット自体の大きさ、種類が違いますので、厳密な比較にはなりません。

モンベルのはとくに長さが90cmですから、やはりセルフインフレータブルのマットは重いですね。

あと、サーマレストZライト、意外と重いと思いませんか?

2019年新型の変更点

それでは、2019年モデルになって、どこが変わったのか見ていきたいと思います。

形状は同じ?

形状は変わっていないと思います。

テンサーシリーズの特徴でもあります、丸いボールを連結したような形状は、変わっていません。

やっぱりこれこそがテンサーが最高たるゆえんだと思っていますので、変えてはいけませんね。

逆に言えば「変える必要がない」ということです。

この形状が優れているので、体がずり落ちないし、一箇所だけ潰れるようなこともないのです。

一番の違いはバルブ

一番大きく変わったところは、バルブの形状です。

新型のバルブ

旧型のバルブ

旧型のピョンと飛び出たバルブは、邪魔だし、グイッとひねって根本に負担がかかる場合もありそうで、なんとなく怖い感じがしてました。

エアマットは「漏れたら終わり」ですから。

新型は、ペタンとフラットな形状になりました。

ポンプバッグが使えるように

バルブの形状が変わったことによって、新しくポンプバッグが付属するようになりました。

これはなにかといいますと、空気を入れてふくらませるのを簡単にする道具です。

右の黒いところが開いて、空気を取り込みます

本体のバルブにポンプバッグの口を差し込みます

ポンプバッグに空気をためます

黒いところを開いて空気を送り込むと、あっというまにポンプバッグが膨らみます。

そして、端から丸めるようにして、空気を本体に送り込んでいくのです。

巻くように空気を本体に押し込んでいきます

繰り返していきますが、4回目の途中でパンパンになります

本体がパンパンに膨らんだら、バルブから外します。

バルブは逆流しないので、しぼむことがありません。

かなり楽ちんに、マットをふくらませることが出来ますよ。

インシュレーテッドの違い

ノーマルにはないものです

バルブの中をのぞくと、銀色のシートが上下にぶら下がっています。

これが、テンサーのノーマルとインシュレーテッドの違いです。(さらにシートを増やしたものがアルパインです)

このシートが内部での空気の循環を抑え、熱を反射させ、暖かさを生み出しているのです。

タイプ 快適耐用温度
テンサー 2~7℃
テンサーインシュレーテッド -12~-7℃

カタログによると、こういう数値が載っています。

私の体感的な違いをお話しますと、もともとのテンサーで感じなかったことといえば、

「背中がポカポカしてくる」

感覚です。

「断熱していて冷たくない」

のを期待しているのに、

「背中が自分の体温で暖まってくる」

感じなのです。

反射熱ってすごいですね。

ポンプバッグは必要か?

さて、新しく付属するようになったポンップバッグは、必要でしょうか?

楽ちん

空気をいれるのは、とても簡単になりました。

厚みのあるエアマットを、全部口でふくらませていると、ちょっとクラクラしてきます。

休み休みやっていました。

ポンプバッグは、黒い大きな口から空気が自然に入って、それを押し込むだけなので、とても楽ちんです。

目一杯入れられる

エアマットは、なるべく目いっぱい空気を入れて、パンパンにしたいものです。

旧型ですと、最後は全力でフーフー吹き込んで、仕上げとしていました。

それが、ポンプバッグですと、手で押すだけなので簡単にパンパンにできます。

重さ

この59gをどう考えるか

ポンプバッグの重さは59gあります。

この重さをどうとらえるか、ですね。

軽くするならポンプとスタッフバッグはなしでこの状態

口でもいけます

ちなみにポンプバッグなしでふくらませることは、もちろん可能です。

前述の通りクラクラしますので、時間をかけてゆっくりとやります。

それでも5分もかからないので、さて、そのためにポンプバッグを持っていくか?

悩むところです。

私の登山用マットの使い分け

私の現在の、登山用マットの使い分けをご紹介します。

ずばり・・・

ウルトラライト山行にはエバニューEXPマット

ウルトラライト、ファストパッキングの山行を行うときは、圧倒的軽さのエバニューEXPマットを使います。

北アルプスで1週間程度のテント泊縦走で、食料込みで8kgほど(ザックは25リットル)に収めます。

こういう場合、ある程度快適性は我慢するので、マットは軽さ重視です。

外付けするのでコンパクトさも求めません。

軽さ至上主義です。

ウルトラライトな25l縦走ザック「ウルトラスパイアエピック」レビュー

2019年1月11日

【ウルトラライトにおすすめ】超軽量テントで山を軽快に【ルナーソロ】

2018年11月9日

その他全部1年中ニーモテンサーインシュレーテッド

そして、それ以外は全部、ニーモテンサーインシュレーテッドになりました。

冬期登山を含めて、4シーズンすべてでOKです。(テンサーノーマルだと、冬はちょっと寒いです)

よくあるノウハウで「ザックを置いたりするからマットは短め」などとあります。

私は、

  • 軽さを求めるときは、徹底的に軽さ重視
  • 快適性を求めるときは、徹底的に快適性重視

で考えていますので、このニーモテンサーインシュレーテッドも、すっぽり全身が収まる180cmをチョイスしました。

それでも他のマットに比べて、じゅうぶん軽いので問題ありません。

最高の寝心地と暖かさが欲しければコレだ

細いのにずりおちない

最後に、ニーモ・テンサー・インシュレーテッドの特長をまとめてみます。

もしあなたが、

とにかく暖かく、寝心地の良いマットを探している

ならば、

すべてのマットのなかで、これをオススメします。

エアマット、セルフインフレータブル、クローズドセル、形式を問わず、です。

なぜなら、

  1. もともと厚みがあって、寝心地の良いエアマット
  2. ずりおちなどの、エアマットの欠点を解消したテンサーシリーズ
  3. そのテンサーに、暖かさを付け加えたインシュレーテッド
  4. 耐久性と使いやすさをプラスした2019年新型

だからです。

断熱性を追加したことによる重量の増加は、もともと軽さには定評あるニーモですから、プラスマイナスゼロです。

欠点は、値段が高いこと(笑)ですが、

1年中、どんな山でも、とにかく暖かく快適に眠れるって、すごいアドバンテージですよ!

山と渓谷にて
「山と渓谷2019年5月号」でマットの比較をやっていました。

ライターは、各メーカーに気を使ってなのか、はっきりとは断言せず、「寝心地は一歩上かも」と微妙な表現をしていました。

「はっきり言えよ!」と一人でニンマリしてました。

 

 

私が実際に使っているオススメ登山道具レビューのまとめ

2018年12月18日

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