こんにちは、寝袋!です。
登山に行く際に、日帰りだろうが泊まりだろうが、ヘッドライトは必ず持っていかないといけません。
日帰りで明るいうちに帰ってくる予定でも、ちょっとしたアクシデントが起きれば暗くなることもあります。
私は運良く、一度もそこまで遅くなったことはないですが、それでも絶対に持って行きます。
入れる場所も「ザックの雨蓋」と決めています。
忘れ物しないように、そして、いざという時に入れた場所を迷わないようにです。
私が使っていた
モンベル・パワーヘッドランプ
は、安価で便利なすぐれものです。
初心者の方には、最適なヘッドライトだと思います。
詳しく紹介しますので、初心者の方がヘッドライトを選ぶ参考になればと思います。
目次
パワーヘッドランプの機能紹介
それでは、パワーヘッドランプの機能を詳細にみていきます。
本体の上面に付いているのがメインスイッチです。
「メイン」とはいうものの、スイッチはこれしかありません。
単純明快なのが一番使いやすいのです。
大きいスイッチは、グローブをしていても押しやすいです。
メインスイッチの近くのツメを外す(ワンタッチ)と、電池ボックスになっています。
単4形乾電池を3本使用します。
防水性能
蓋の裏の外周に赤くパッキンが囲んでいます。防水性はIPX6で必要十分。
2:鉛直から15度程度で落ちてくる水滴による有害な影響はない(防滴Ⅱ形)
3:鉛直から60度程度で落ちてくる水滴による有害な影響はない(防雨形)
4:あらゆる方向からの飛沫による有害な影響はない(防まつ形)
5:あらゆる方向からの噴流水による有害な影響はない(防噴流形)
6:あらゆる方向からの強い噴流水による有害な影響はない(耐水形)
7:一時的に一定水圧の条件に水没しても内部に浸水することがない(防侵形)
8:継続的に水没しても内部に浸水することがない(水中系)
重量
実測で86gです。
カタログ値では91gなのに実物のほうが軽いです。(もしかするとバージョンの違いでしょうか?)
特筆すべきはスイッチの利便性
モンベルのヘッドランプシリーズ全般に言えることですが、メインスイッチ1つですべての操作が出来ます。
そして、とても使いやすいし、よく考えられていると感心します。
- 点灯すると最初は必ず電球色の暗めのもの・・・いきなり眩しいことがないです。明るい光が必要なのは歩く場合だけなので、順次明るくすればいいですね。
- スイッチをポチポチッと2回続けて押さないと点灯しない・・・荷物内で勝手に点くのを防いでくれます。(以前のモデルは違ったので改良されました)
- どのライトが点いていても、次に押すと消える・・・ダメなものは「暗い→明るい→消える」というサイクルが決まっています。
パワーヘッドランプの明るさを見てみる
明るさ | 照射距離 | 照射時間 | |
電球色 | 20ルーメン | 5m | 120時間 |
LOW | 25ルーメン | 40m | 90時間 |
HIGH | 160ルーメン | 110m | 40時間 |
私はナイトハイクはしませんが、真っ暗な中を早朝出発するときはあります。
160ルーメンという数字はよくわからないですが、十分に歩けました。
コンパクトヘッドランプの明るさを見てみるコンパクトヘッドランプの機能紹介
「パワーヘッドランプ」の小型版である「コンパクトヘッドランプ」も簡単に紹介します。
メインスイッチは本体横に付いています。パワーヘッドランプより押しにくいです。
単3形乾電池を1本使います。
テント内などでは十分なんですが、さすがに歩くのには力不足でした。
比較すると
おそらく使うシーンの想定が違うので、単純に比較は出来ません。
ヘッドライトはテント内で使う場合以外にも、暗闇を歩く場合にも当然使えなければいけません。
そうすると、コンパクトヘッドランプは役不足です。
緊急時、「暗いヘッドライトしかないので歩けません」では困るのです。
登山用として購入される場合には「パワーヘッドランプ」をオススメします。
カタログにも「パワーヘッドランプ」のほうには
「歩行を目的とした」
と明記してありますが、「コンパクトヘッドランプ」のほうにはその表記がありません。
「これは夜間の歩行には向きません」
と書いてあげたほうが、親切だと私は思います。
あと、パワーヘッドランプにはUSB充電可能な「リチャージャブルパワーヘッドランプ」というのがあります。
電池式とどちらがいいかは好みですね。
モンベル以外のメーカーにもいろいろありますが、この性能でこれほど安価なのはないと思います。
最後に
初心者の方が、まず最初にヘッドライトを買われるならば、
モンベル パワーヘッドランプ
がベストチョイスです。
- 価格が安く
- 必要最低限の使いやすい明るさがあり
- スイッチ類の操作が使いやすい
からです。
必要以上には明るくないので、明るさと電池の保ちのバランスがいいのです。
初心者の方は、上級モデルのスペックにこだわらず、シンプルで使いやすいヘッドライトがいいですよ。
最強モデルが欲しいなら
ヘッドライトは、酷使しても、なかなか壊れるものではありません。
そして、ハイグレードなものでも、数千円で買えるので、馬鹿みたいに価格差があるわけではありません。
「それなら、最初からイイもの買っておきたいな」
と考えるのは、正しい選択だと思います。
そういう人には、
ブラックダイヤモンド ストーム
がおすすめです。
ヘッドライト界は、ペツルとブラックダイヤモンドという2大勢力がしのぎを削っています。
どちらも優れているのですが、私としては、ブラックダイヤモンドのほうに軍配を上げます。
ペツルは、ロック機構(ザックの中で間違って点灯しないように)がないからです。
(2019追記:ペツルもあとでロック機構が追加されました)
ロック機構は、ヘッドライトでは必須の機能だと思うのですが・・・。
このストームは、代々モデルチェンジを繰り返している定番の最強ヘッドライトです。
暗闇を歩くだけでなく、クライミングやトレランなど、
遠く広く視界を確保する必要がある場合
でも、視界を確保してくれます。
水に沈めても大丈夫な防水性もあり、まさに最強です。