こんにちは、寝袋!です。
「山登り行くんだけど、応急セットは必要なの?」
「絆創膏ぐらいあれば、いいのかな?」
登山は、自然の中へ出かけていきますので、楽しい半面、危ないこともたくさんあります。
「山で危ない」というと、すぐに遭難などを思い浮かべる人が多いでしょう。
でも、実際にもっと多く登山者に訪れるのが、
切り傷・擦り傷・虫刺され・捻挫・足がつる
などの、小さなアクシデントです。
山へ行く際は、かならず簡単なファーストエイドセットを持っていきましょう。
ちょっとしたものですが、あるとないとじゃ大違いです。
小さな傷でも、その日の楽しい気分を、台無しにしてしまいます。
対応する準備があれば、楽しく登山を続けられますよ!
目次
山ではどんな危険が?
![](https://nebukurou.com/wp-content/uploads/2019/04/OVRB2550.jpg)
落石や滑落など、命を危険にさらすアクシデントだけではなく、
- 転倒して着いた手に擦り傷を負う
- ハイマツや枝で切り傷を負う
- アブに刺されてかゆい
などという、些細な危険がゴロゴロしています。
気をつけていても、山から帰ると、1つ2つ傷が増えているのは、よくあることです。
ファーストエイドセットには何が必要?
それでは、ファーストエイドキットの中には、何が必要なのでしょうか?
実際に何を持っていくかは、あとで判断することにして、必要となる可能性があるものを挙げてみます。
名前 | 対応 | 頻度 | 名前 | 対応 | 頻度 |
絆創膏 | 擦り傷・切り傷 | A | ガーゼ | いろいろ | C |
包帯 | いろいろ | C | かゆみ止め | 虫刺され | A |
胃腸薬 | 腹痛・下痢 | B | ポイズンリムーバー | 蜂刺され | C |
消毒薬 | いろいろ | A | 芍薬甘草湯 | 足つり | B |
上で挙げたもの以外にも、いろいろあるでしょう。
それらの中で、
- どのくらい必要か?
- どの程度の重さか?
を考えた上で、ファーストエイドセットを準備していく必要があります。
- めったに使わないけど、いざという時に、ないと困るもの。(芍薬甘草湯、胃腸薬)
- あると助かるけど、重くて持って行きたくないもの。(消毒薬)
- 我慢できるから、省略できるもの。(かゆみ止め)
- 他のもので代用できるもの。(包帯)
ファーストエイドセットは、あなた自身が考えて、作り上げる必要があります。
私は消毒薬は重いので持っていきませんが、必要な人もいるでしょう。
私はポインズンリムーバーは持ちませんが、ハチアレルギーのある人は必須でしょう。
次に、私が使っているものを紹介します。
参考にしていただき、足すもの、減らすものを考えてください。
私のファーストエイドセットを紹介します
私は、緊急時に使うものを、100円ショップのポーチにいつも入れています。
常にこうして準備しておくと、忘れないので安心です。
それでは、中身を見てください。
![](https://nebukurou.com/wp-content/uploads/2019/04/OVRD1290.jpg)
私のファーストエイドセットは、100均のポーチに
![](https://nebukurou.com/wp-content/uploads/2019/04/OVRD1291.jpg)
中身
左上から時計回りに、
包帯、ガーゼ、膝サポーター、包帯ネット、皮膚薬(かゆみ、かぶれ)、ミニポーチ
です。
ミニポーチの中には、次のものが入っています。
![](https://nebukurou.com/wp-content/uploads/2019/04/OVRD1298.jpg)
ミニポーチの中身
左上から時計回りに、
携帯用ダクトテープ、耳栓、絆創膏、芍薬甘草湯
です。
ガーゼ・包帯・ネット
ずっと入れているのですが、使った経験はありません。
包帯とネットは、バンド式の膝サポーターで代用できるので、いらないかなと考えています。
ガーゼは軽いし、かさばらないので、たぶん外しません。
個別包装に入ったものが、ずっと清潔で使いやすくて便利です。
皮膚薬
私は、かゆみ止め・痛み止めの効果を持つ、ステロイド系の皮膚薬を入れています。
ステロイド系は、広く使えるので便利です。
膝サポーター
最初から付けるタイプのサポーターではなくて、
痛くなってから付けるタイプ
の膝サポーターを持っていきます。
痛くなってしまってから、とりあえず下山するまでの応急処置ができるので便利です。
詳しく記事を書いていますので、参考にしてください。
絆創膏
絆創膏は、軽いしかさばらないし、持っていくべきです。
傷だけじゃなく、マメが出来た時にも使えます。
耳栓
緊急用は緊急用でも、違う意味かな?
山小屋のイビキ以外でも、たとえば風の強い日のテント泊では、けっこううるさいものです。
携帯用ダクトテープ
![](https://nebukurou.com/wp-content/uploads/2019/04/OVRD1299.jpg)
自分で作れればいいんですが・・・
これも違う意味での緊急用です。
強力な接着力と万能性で、使い勝手の良いダクトテープです。
山へコンパクトにして持って行くのは難しいので、私はSOLというメーカーのものを使っています。
割高ですが、これはオススメですよ。
ダクトテープは、テントの補修・靴底の修理・ザックの補修など、とても便利です。
芍薬甘草湯
![](https://nebukurou.com/wp-content/uploads/2019/04/OVRD1300.jpg)
通称「ツムラの68番」とはこれのこと
足がつった時、これを飲めば10分で治ります。
魔法の薬、芍薬甘草湯。
自分だけじゃなく、仲間のためにも常備しておきましょう。
詳しい使い方は、こちらをどうぞ。
ファーストエイドセットを持ちましょう
山へ行って、遭難を防ぐことは、何よりも大切です。
でも、大きな危険ばかりじゃなくて、小さな危険にも目を配りましょう。
実際、たくさんの登山者が経験するのは、そういう小さなアクシデントなのです。
痛いところがあったり、気になるところがあると、100%山に集中できなくなります。
せっかくの楽しい山に来ているのに・・・。
そこでサッと、ファーストエイドセットを取り出して、対処しましょう。
難しいものは必要なくて、ほんの基本的なものさえあれば、大丈夫です。
最初から最後まで、邪魔されずに山を楽しんでください。
自分が助かるだけではなく、同行者にもきっと喜ばれるでしょう。