こんにちは、寝袋!です。
山という、街とは違う環境に出掛けていって、普段より激しく運動をするのが登山です。
気をつけていても、いつかは誰でも経験してしまうトラブルがあります。
「今までなったことないよ?」
という人もいるでしょう。でも、いつかは起きてしまう。
自分じゃなくても、同行者かもしれませんし、パーティーの誰かに起きてしまえば、それはみんなに関係するトラブルなのです。
「自分だけ先に登る、降りる」
というなら別ですが、そんな登山者にはなってほしくないですし、なるつもりもないでしょう。
登山でよくあるトラブルTOP3
は、
- 靴ずれ
- 足つり
- 下痢
です。
それぞれの対処法を準備しておいてください。
誰にでも起きますが、誰にでも対処できるトラブルですから。
靴ずれ
靴と足が擦れて、皮が破れたり、水ぶくれになってしまう「靴ずれ」。
マメのように、長時間歩かないとならないものではなく、なる場合はすぐになってしまいます。
靴と足が合っていない、歩き方の癖などが原因です。
本当は、事前に履き慣らしをするのがいいでしょうが、なかなか出来なかったり、
「登山靴を変えたけど、今まで靴ずれになったことなかったから・・・」
と、ちょっとした油断がまねく場合もあります。
ほんとうによくあるトラブルです。
今日もどこかの山で、きっと誰かが・・・
「景色に感動している」ならいいですが、「靴ずれに顔を歪めている」のは、ロマンチックではありませんね。
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対処法
靴ずれは踵になる場合が多いです。
手っ取り早く現地で対処する方法としては、テーピングを貼ってしまうことです。
注意点として、
- 必ず、手で裂けるタイプ
- 伸縮性があるもの
にしてください。
手で裂けないと現地で処置しづらくて困りますし、伸縮性があったほうが足の動きを邪魔しません。
固定するためのテーピングではないので、注意してください。
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靴ずれは横に広がるより、縦に広がるように、また出来る可能性があります。
そこで、踵の下から、アキレス腱に向けて、大きめの範囲をカバーして貼りましょう。
不安な人は
テーピングだけでは不安という人は、
「スペンコ セカンドスキン」
という、ジェル状のパッドを使われるのもいいかもしれません。
アスリートなどが皮膚を保護するのに使う、透明なジェル状のパッドです。
ちょっとお高めですので、テープではダメという人は試してみてもいいかも。
![](https://nebukurou.com/wp-content/uploads/2019/02/71drWdG5EnL._UL1500_.jpg)
スペンコ公式より
足つり
足つりは、登山以外でも、日常生活で経験したことがあるのではないでしょうか?
水分や塩分を十分に摂ればいいと、わかっていても、ちょっと油断するとなってしまいます。
たいていは、自分より体力のある人、ペースの早い人に、頑張ってついて行こうとしてなる場合が多いです。
「ペース大丈夫?」
と聞かれても、ついつい頑張って、
「ええ、大丈夫ですよ」
と答え、ギリギリまで我慢した結果、突然ギューーーッと太ももがつって、一歩も動けなくなってしまいます。
または、ちょっと自分にはキツめなコースを歩いた時や、暑くて予想以上にバテちゃった時などにも起きます。
しかし、足つりには、特効薬がありますので、安心してください。
これを、いつも2袋、ザックに忍ばせて置いてください。
足がつったら、まず1袋口に入れて水で飲み干します。
10分ほどでウソのように足つりが消えます。ほんとうにすごい効き目です。
もし1袋で治らなければ、2袋目を続けて飲んでみてください。2袋で治らなかったケースは私は知りません。
私は今は足はつりませんが、今でもザックに入れてますよ。
下痢
下痢は、それこそ日常生活でも襲ってくるものです。
急いでコンビニなどに駆け込んだ経験、誰でもありますよね。
もうおわかりでしょう。山で下痢に襲われると困るのが、
「用を足せない」
場合があるということです。
トイレがあるコースだとしても、そこまで歩いて1時間かかったり、そもそもトイレが無いコースだって多いです。
登山では「雉撃ち、お花摘み」などと言って、登山道を離れて用を足すこともあります。
しかしじつは、それに適した場所を、なかなか見つけられない場合も多いのです。
登山道からは見えないのに、違う場所からは丸見えだった・・・とか。
そうなると、方針転換です!
「用を足す」
ことはあきらめ、
「下痢を止める」
ことを考えざるを得ないのです。
出そうとしているものを止めるのは、体に良くないことはわかりますが、背に腹は変えられません。
下痢止め薬はたくさんありますが、私はこれです。
口に入れて、さっと溶けるので楽に飲めます。
かなり効きますよ。
まあ、薬はみなさんそれぞれに相性もあると思いますので、普段から使っているものがあればそれがいいと思います。
使ったことがない人は、一度試してみてください。
最後に
今回紹介したトラブルTOP3は、誰にでも起きるもので、いつかは起きるものです。
そしてじつは、どれも、
かなりシリアス(深刻)ではありますが、クリティカル(致命的)なものはない
のです。
だからこそ、「いざとなればなんとかなる」と、対策しない人も多いのですが。
せっかく楽しむために山を登るのですから、痛みに気を取られて、
「足やおなかに神経を集中して登る」
ようなことは避けたいですよね。
自分だけじゃなく、同行者もつまらなくさせないように、備えは大切。