こんなダメ登山ガイドは嫌だ!【悪質・低レベル・商売根性】




こんにちは、寝袋!です。

山を歩いていると、登山ガイドという人を見たことがあるでしょう。

「自分だけでは不安な山へチャレンジしたい」

「お花などの説明を聞きながら知識を得たい」

など、利用の仕方によっては便利な職業です。

ところが、私も山を案内する立場のはしくれとして、たいへん心苦しいのですが、

「こんなダメなガイドもいるんだな」

と思うことがあります。

悲しいけれど現実なんです。

あなたが利用するかどうかは別として、

「もしこういうガイドがいたら、その人はやめておきましょう」

「こんなダメガイドがいたら、遠慮なく注意してやって!」

という例を紹介します。

悪い先生は、悪い教え子を生み出します。

ダメな登山ガイドは、いなくなったほうが世界のためなんです。

「ガイド」といったって千差万別

登山ガイドの名誉のためにお断りしてきますが、

大半のガイドはまともで、ちゃんとした人たち

です。

一部(と信じたい)の人だけが、ちょっと首をかしげたくなるわけです。

マナー違反やルール違反、実力不足に準備不足。

そういうガイドは人を先導するべきではないのですが、「悲しいかな」これまたダメなツアー会社などと結託して、はびこっているのも現実なんです。

一般登山者の方々に言っておきますが、ガイドだから偉いわけじゃなりません。

一般登山者の厳しい目が、よりよい登山界を作り出せるのです。

こんな登山ガイドには気をつけろ!

それでは、私が見聞きしてきた、ダメな登山ガイドをご紹介しましょう。

いつも不安そう

「ガイドに頼りっきりの登山はいけない」といいますが、そもそも頼りにするために雇っているわけです。

「ちょっとステップアップしたいけど不安なので、勉強したい」

そういう人にはガイド登山というのはいいものだと思います。

ですから、ずっと不安そうにしているガイドがいたら、そういう人とはそれっきりにするべきです。

私は以前、あるガイドにこっそり(顧客のいないところで)、

「この天気ですけど、どこか危ないところありますか?」

「そちら(私)は行きます?」

と聞かれたことがありました。

おいおい、コースの様子も知らないのかよ~!

と呆れたのを覚えています。

登ったことのないコースでも、1度でも下見をすればわかるだろうに。

それで顧客を案内しようとすること自体が恐ろしい。

調子がいいだけで実力がない

上のように実力がないだけならともかく、調子がいいだけのガイドもいます。

楽しい事言って笑わせたり、おべんちゃら使って顧客の気分だけよくすることは得意なわけです。

こういうガイドはちょっと厄介。

とくに事故などがないかぎり、顧客もいい思い出だけ持って帰ることになりますから。

一歩間違えば・・・。

つまらなさそうに歩いている

ガイド業をしていると、当然そのルートは何度も歩いています。

山の経験も否応なしに豊富になります。

新鮮な発見や驚きというものは少ないものです。

だからといって、つまらなさそうに、ただ山を歩いているのではどうかと思います。

「早く小屋につかないかなあ」

そんな表情のガイドと一緒では、お客さんも山が楽しくないでしょう。

お客さんにとっては、初めてにして最後の「この山」なのかもしれないのですから。

ベストを追い求めすぎる

上と同じく、これも経験が邪魔をすることですが、

「ベストコンディションを知っている」

ことがマイナスになっているガイドもいます。

登山は天候も含めて自然相手の楽しみですから、いつもベストとは限りません。

花の時期、紅葉の時期、そしてその日の天気。

「うわあ、キレイですね~!」

と感動している登山者の前で、

「いやあ、こんあものではないよ。去年はもっとすごかったよ!」

などと平気で言う輩がいます。

例えばですが、

「100点満点だな! 120点の年もあるかもしれないけど、今年はこういう年なんでしょうね」

などと言ってあげて、その後「どうして今年はこうなのか」説明してあげればいいのです。

ウソを付くわけじゃなくて、満足させつつ知識を身に着けてもらうって感じでしょうか。

一般人よりマナーが悪い

私は、登山ガイドたるもの、一般人の模範となるべき存在と思っています。

時として、顧客だけではなく、他人であっても注意をしたりアドバイスをしたりするべき「先生」と意識しています。

それがあろうことか、一般人でもやらないようなマナー違反、ルール違反をするガイドもいるのです。

さらに、他のガイドや登山者に注意されても、理解不能な言い訳を繰り出してきて逃げます。

自分でも悪いと知っていてやっているので、大声でわめきたてたり、喧嘩腰になるしか逃げ道はないのです。

注意した方も嫌な気分になるでしょうから、「絶対に注意しろ」とは言いません。

そっとツアー会社やガイドの名前を聞いておいて、通告してあげてください。

ツアーを成功させるためなら何でもやる

登山ツアーには「目標・目的」があります。

たとえば、登頂だったり、珍しいお花だったり、動物だったり、鳥だったり。

ガイドは、なんとかしてその目標を達成しようと頑張るものですが、自然相手のことですから達成できなくても当たり前なのです。

それを、

「あのガイドさんはいつもかなえてくれるスゴイ人だ」

という評判が欲しくて、道を踏み外してしまう人もいます。

『登頂率100%の凄腕ガイド』なんて、恐ろしすぎます。

会社の顔色ばかり伺っている

さらに、会社に雇われている、まだ立場の弱いガイドは、もっと危険です。

あまりに目標達成率や顧客満足度が低いと、会社からの契約を切られて困るからです。

「あなたがイヤなら、他にもガイドはいるんですよ?」

などと言われるのも、たしかにかわいそうです。

ですが、それならもっと必要とされるガイドになるべきなので、同情の余地はありません。

顧客よりも会社の顔色をうかがうようでは、未来は見えています。

登山だけじゃなく写真の世界も

私は登山の世界しか知りませんが、知り合いの写真家に聞くと、そちらの世界でも同じ事情のようです。

写真撮影ツアーなどというものがあるらしく、同じように自然と天気が影響するので、似た問題があると。

撮影のじゃまになるからと枝を折ったり、立入禁止のところに入ったり、場所を独り占めしたり。

さらに、

「今日は悪天だけど、例えばこういう撮り方もありますよ」

と教えているところに、

「こんなときに撮ってもダメダメ!」

みたいに聞こえよがしに言って帰っていくガイドもいるそうです。

はあ、悲しくなっちゃうなあ。

登山ガイドたるもの

「なんだ、登山ガイドとかツアーってダメじゃん!」

と思うかもしれませんが、私は「そのもの」が悪いとは思いません。

団体が悪いなら山岳部や山岳会も悪いはず。

ツアーも弱き人の手段として許されてもいい。

リーダー(ガイド)がしっかりとしていれば、そうそう煙たがられることもないのです。

私が考える良いガイドとは?

目的達成だけじゃない

登頂などの目標達成にむけて頑張るけれど、それがすべてではないと思わせてくれる人。

「登れなかったのは残念だったけど、いい登山だった~」

と思うこと、みなさんもあるでしょう?

山登り自体が楽しいはずなんです。

自然との接し方を教えてくれる

楽しいことも辛いことも含めて、自然との向き合い方、接し方として教えてくれる人。

雨が土砂降りでも楽しそうにしているグループ、いますよね?

こちらも嬉しくなります。

気付かせてくれる

「教える」のではなく「気付かせてくれる」ことが上手い人。

上のように土砂降りになってきたとき、

「さっき、こういう雲があったでしょ? あれは○○雲といって・・・」

と説明してもいいのですけれど、

「さっき、変な雲出てたけど、あれってもしかして雨雲だったのかな?」

といえば、

「ああ、あの雲の形、覚えておこう」

となるかもしれません。

人間、自分で気付いたことって忘れにくいものです。

マナーの模範となるべき人

もちろんですが、登山者の模範となるマナーや態度をとれる人。

これは、連れている顧客だけじゃなく、すれ違った登山者や出会った登山者も含めて、すべての人の手本となるべき存在だと思います。

決断する勇気がある人

例えば悪天に見舞われたとき、登山を中止する決定ができる人。

これは個人の登山者なら簡単ですが、集団だからこそしにくいものです。

以前、北アルプスの山奥で出会ったガイドさん、小屋内が強行と停滞半々に分かれる空気のとき、

「無理して進む人もいるけど、私の判断で今日は停滞にします。家族への連絡は衛星電話でこちらがします。雨が弱まったら、近くを散策しましょう。1日分の追加料金は発生するけど、恨むなら私を恨みなさい。おカネは払わんけどね(笑)」

と、ビシッと言っていました。

私は個人山行でいたのですが、素晴らしいと思って見ていました。

登山ガイドまとめ

長々と書いてしまいました。

『北海道トムラウシ山の大量遭難事故』以来、ツアー登山やガイド登山自体が悪いように言われます。

あれは、

  • 避難小屋利用前提の甘い計画
  • 下見なしの初めてのガイド
  • 会社の都合を考えて中止できない
  • 自分の保身を考えて中止できない

という典型的な事故でした。

実際、ダメな登山ガイドっているのですが、ごく一部だけということは知って欲しいなと思います。

低レベルなガイドは、どんどん排除していくべきです。

それが長い目で見れば、登山ツアーの安全性、ガイドの健全性につながると信じます。

本来、ガイドというのは、

  • 一緒のほうが安全
  • 一緒のほうが楽しい
  • 一緒のほうが勉強になる

もののはず。

良いガイドさんが多く利用され、悪いガイドには登山者は厳しい視線を注いでほしい。

目標達成のために突き進む「予備校講師」(失礼)と、人生や社会との接し方を教えてくれる「学校の先生」。

その違いが、登山ガイドの良し悪しと似ているように思います。

最後にもう一度言わせてください。

登山ガイドは登山者の模範であるべき。

そうじゃないガイドは消えてなくなれ!

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